M-1グランプリ [被リンク数: 241]

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M-1グランプリ(エムワングランプリ)とは島田紳助が企画して、吉本興業が主催する漫才の選手権大会である。通称「M1」。オートバックスセブンが特別協賛(冠スポンサー)していることから、正式名称は「オートバックス〜M-1グランプリ」となる。在阪準キー局のABCテレビ朝日放送)制作で、ANN(All-nippon News Network)系列で放送される。

概要

大会実行委員長は島田紳助。紳助は自身の現在のタレント生活が成立しているのはデビュー当時から8年間続けた漫才(紳助・竜介)があってこそと考えており、またその漫才を途中で辞めた罪悪感から「何か恩返ししなければ」と常々考えていた。また、「松本紳助」(日本テレビ系)放送内で松本人志と「単純におもろい奴を決めるコンテストがしたい」と話をする中でその構想は具体化していった。また紳助は、自身の進行する番組「行列のできる法律相談所」でM-1を始めた理由をこの様に語っている。
このような経緯を経て、2001年吉本興業の主催で創設される。全国規模としては「NHK新人演芸大賞」と並ぶ新人漫才コンクールである。名称は「漫才」の「M」の頭文字を取ったもので「K-1グランプリ」等に倣ったもの。しかし、漫才に限らずコント・トーク・(ただし、ピンマイクは使用不可能。使えるのはセンターマイク1本のみ)等の芸が許されている。
上方の各新人漫才コンクールなどと比べると歴史的には浅い大会ではあるものの、「漫才の頂点を決める」という大会理念から若手漫才コンビ(またはグループ)にとって最高の栄誉として広く認識され、審査員がお笑い界で大きな影響力を持つ芸人などで構成されていることもあって、既存の新人漫才コンクールよりも重要視する芸人や関係者も多い。また、M-1グランプリの決勝に進出がきっかけでブレイクするコンビも数多く存在し、優勝者は「スターへの階段が用意される」というほど脚光を浴びる。また、お笑い業界としては決勝に行けなくても準決勝進出も一種のステータスとして評価され、イベントなどの出演が増えることも多いという。
当大会で優勝したことによりCM、番組出演が急激に増えることを「M-1バブル」「M-1効果」という。
また決勝戦開催日がクリスマスに重なった場合、大会の正式名称はオートバックス・クリスマス・M-1グランプリとなる(実現したのは2001年の第1回大会と2005年の第5回大会の2度)。
チャンピオンが決定すると、キャノン砲から大量の銀の紙吹雪がステージいっぱいに降る。
準決勝で決勝進出できなかったコンビは、敗者復活戦に参加することができ、準決勝敗退組の中から1組だけ決勝の舞台に上がることができる。

参加資格

参加資格はオープンであり、結成から10年以内(2002年までは10年未満)のコンビであればプロ、アマチュア、国籍などの一切は問わず出場できる。即興で結成されたコンビにも門戸を開いている。ただし、結成年は自己申告であるためカンニングなど10年をゆうに越えた出場者も存在する。
過去に解散経験があり再結成した場合は解散から再結成の間の年月は含まれない。これによりジャリズム1991年結成であるが1998年に7年目で一度解散した為、再結成した2004年は8年目と言う扱いになり2006年まで出場が許された。
さらに2008年ではエルシャラカーニが結成より11年以上経過したコンビではあるが、「現在のコンビ名での活動が10年以下」であったため出場が認められた(2005年、2006年の丁半コロコロも同様の処置、前述のカンニングも「とんこつなんこつ」という名前で参加したため、出場が認められた)。
2人組のコンビだけでなく3人以上でも出場できる。
また、2006年には現役OL変ホ長調がアマチュアとして初めて決勝進出を果たし、2007年からアマチュアの参加者が増加したと言われる。

チャンピオン決定までの道のり

予選(1回戦・2回戦・3回戦・準決勝

毎年9月から12月にかけて予選が行われる。1回戦は三大都市圏および札仙広福東京17・大阪12・名古屋1・札幌1・仙台1・広島1・福岡1)で開催され、その後は東京と大阪のみで2回戦(東京5・大阪3)、3回戦(東京3・大阪2)、準決勝(東京1・大阪1)が開催される(数字は2008年の各会場の開催日数)。
1回戦は前年度準決勝以上に進出したコンビには(2006年から歴代のM-1優勝者も)シード権があり免除される(第2回大会のみ、第1回大会の準決勝以上に進出したコンビは1回戦と2回戦が免除されていた)。予選1回戦のみ複数回受ける(一度1回戦で敗退した芸人が再び1回戦にエントリーする場合など)事が可能で、マンスリーよしもとのM-1特集にも「(1回戦で落ちた)リベンジ組にも期待」などと記載されることがあるため、主催者側も認めていると思われる。
3回戦では2005年からネタの順番などにより敗退した芸人の中から数組が審議によって追加枠として準決勝に進出できる(進出者が出ない可能性もある)追加合格制度も行われている。2008年は2回戦からも、追加合格制度が導入された。
準決勝は12月中旬に東京会場(例年はルミネtheよしもとだが2008年はメルパルクホール)、大阪会場(なんばグランド花月)で2日続けて行われる(順序は年により異なる)。2日目の終了後、決勝進出8組(2001年の第1回のみ10組)に絞られる。準決勝で敗れた組は敗者復活戦に挑む事になる。
予選のネタの制限時間は1回戦は2分(第5回までは3分)、2・3回戦は3分、準決勝は4分。これらの経過すると終了時間の目安となるサイレンが鳴り出し、さらに一定時間が経つと強制終了となる。
参加費(エントリー料)として自腹で1組2000円を支払う。予選1回戦で複数回受ける場合は、その度に2,000円を支払う。

敗者復活戦

決勝戦当日の正午から準決勝で敗退した出場者が漫才を披露、そこでの審査において「敗者復活戦枠」で1組だけが敗者復活戦勝者として決勝に進むことができる。例年、敗者復活戦勝者は決勝戦のテレビ生放送中の2番目のコンビのネタが終了後に発表されている。また、敗者復活戦の模様は2004年よりスカイ・A sports+で生放送されている。これに加え2008年はABC、テレビ朝日、メ~テレ北海道テレビ九州朝日放送のワンセグ独立編成、Yahoo!プレミアム会員向けのインターネット中継でも放送された。
敗者復活戦の審査方法は抽選で選出された100名の一般審査員とプロの審査員5名が審査を行い、得点を総合して1組が選出される。ネタ順は抽選で、持ち時間は4分間である。4分を経過すると終了時間の目安となるサイレンが鳴り出し、さらに一定時間が経つと強制終了となる。敗者復活戦が導入されたばかりの2002年大会にて、トップバッターの麒麟がこのルールによりネタの途中で強制終了となった。しかし、2006年大会ではわざと失格をねらって5分前後までネタを披露しつづけたコンビもあったが、退場するまで強制終了とはならなかった。
敗者復活戦勝者は、発表後即座に敗者復活戦が行われた会場から決勝のスタジオに車で向かう。2005年まではワゴンカー、2006年は特製の装飾が施されたオープンカー、2007年はトラックで決勝スタジオまで向かう予定だった。だが2006年は開催日がクリスマスイヴだったため渋滞により途中から自転車に乗り換える事態になった。しかし、当のライセンスのライブやトーク番組での証言によると、まず地下鉄で移動し最寄り駅から六本木ヒルズまで急遽用意された自転車が使われた模様である。
また、2007年までは敗者復活戦の出場を辞退するコンビが毎年必ず出ていたが、2008年では辞退者は出なかった。

決勝戦

12月下旬に決勝大会と最終決戦が開催、テレビ生放送(ABC制作、テレビ朝日系全国列ネット)が行われる。ABCが日曜日ゴールデンタイムに制作枠を持っている関係で、決勝戦の放送枠は同月の第4又は第5日曜日の夜に設定されることが多い。第1回はこの年の最終火曜日で放送された。(ABCが火曜日にゴールデンタイムに制作枠を持っていたためでもある。)

決勝ファーストラウンド

準決勝で選ばれた決勝進出者8組+敗者復活戦勝者1組の計9組全員の漫才が披露され、決勝戦審査員の採点を総合しての得点で上位3組が最終決戦に進出する。

最終決戦

決勝ファーストラウンドで勝ち残った上位3組が順位に関係なく決勝ファーストラウンドとは別のネタを披露し、決勝戦審査員が3組で一番おもしろいと思ったコンビに投票する「指名投票制」で行われ、もっとも票を集めたコンビが優勝となる。なお、同じ得票数になった場合には決勝ファーストラウンドの順位が高かった方が上位に認定されるのだが、今のところ2位と3位を決めたことしかない。

歴代の優勝者

  • 大会期間の最終日が決勝戦開催日および放送日。結成年が太字のコンビはラストイヤー。

決勝戦の会場と放送内容

2004年の第4回から放送時間も2時間半に増大、またステレオ放送となった。翌2005年の第5回から、第4回まで使用されたセットから電飾が多い派手なものに大幅にチェンジされた。審査員の点数は審査員席上の大型スクリーンに映されるようになり、第1回大会で設けられた「チャンピオンズシート」同様の「暫定ボックス」なる、暫定上位3組が着席して後続のコンビの審査を待つスペースが設けられた。さらに、CM前のジングル・提供表示時のBGMが変更され、ハイビジョン制作として放送された。また2006年の第6回では前年のセットの大まかな形態はそのままで、さらに派手な装飾が施された。出場者がネタを披露する際にはその芸人の経歴や特徴、意気込みなどをまとめた紹介VTRが流れ(一部大会の敗者復活組を除く)、「Zurg's Planet」(下記参照)が流れ、舞台に上がる出囃子として「Because We Can」(下記参照)が流れる。
第5回より会場がキー局・テレビ朝日本社に変更になったのは、ほぼ同時期に有明地区で行われているコミックマーケットや終了後帰路に就く参加者との混乱を未然に防ぐためにとられた措置だといわれているが、それはあくまでも俗説である。実際はパナソニックセンター有明スタジオ松下グループと吉本興業の共同運営の契約が継続されず、吉本興業が同スタジオの運営から離れたことが直接的な理由である。また、この変更以後、テレビ朝日が企画協力という形で制作に関与している。

優勝者に贈られる賞品

  • 優勝トロフィー(優勝者の名が刻まれる)
  • 優勝賞金1000万円
  • 特別協賛のオートバックスセブンからカー用品(100万円相当)
  • 第1回のみ、オートバックスセブンのCM出演権

審査方法の変遷

第2回以降では現行の審査方法となったが、第1回では第2回以降と審査方法が異なる点がいくつかある。

第1回

東京会場の審査員(7人)には1人100点の持ち点が与えられる。このほか、札幌・大阪・福岡の吉本興業の劇場に集まった各100人の一般客が1人1点で審査する(合計300点)。東京会場の審査員と合計すると満点は1000点。ただ、唯一関東出身のコンビであったおぎやはぎ、松竹芸能所属のますだおかだ、アメリカザリガニやすでに大阪から東京に進出し東京吉本に所属のDonDokoDon等に対して大阪会場の得票が異常に低い(下記参照)など、公平性に欠けるとの批判が噴出。また、この方式になることが大会直前になって出場者に伝えられるなど、混乱を招いた。しかし、ラサール石井はますだおかだが他会場での得票が低く、決勝進出できなかった際に、同じ松竹芸能所属のアメリカザリガニは2位だったため公平性には関係ないと発言した。
10組のうち、得点上位2組が決勝と異なるネタを披露し、東京会場の審査員がステージ上で1人ずつ順番にどちらが面白かったかボタンを押して投票して優勝コンビを決めた。この際、審査員がどちらのボタンを押したかが順番に分かる仕組みだったため、全員が投票し終える前に結果が分かってしまう欠点があった。
ちなみに優勝者決定後の表彰でも賞金贈呈後はトロフィーや花束など贈呈者の名前が呼ばれてからステージに立ったり、司会の赤坂泰彦が中川家を石川家、ハリガネロックをアメリカンロックなど、コンビ名を言い間違えたりと円滑に進まなかった為、松本人志が「グダグダじゃないですか」と発言した。

もし第2回以降と同様の方式が採られていたら

もし一般客の得点が排除された場合、以下の順位。
  1. 中川家 596点
  2. ますだおかだ 575点
  3. アメリカザリガニ 568点
  4. ハリガネロック 567点
  5. 麒麟 542点
  6. フットボールアワー 535点
  7. キングコング 528点
  8. DonDokoDon 520点
  9. おぎやはぎ 497点
  10. チュートリアル 483点

第2回以降

第1回の審査の欠陥から根本的に見直し現在のルールに至った。一般客の審査が排除され、7人の審査員(メンバーについては決勝戦審査員欄を参照)が1人100点の持ち点(満点:700点)で審査する。得点上位3組が最終決戦に進出し、決勝と異なるネタを披露、審査員が一斉に最も面白かったコンビをボタンで判定して優勝コンビを決める。ただし最終決戦の票が同じ場合、決勝1回戦の得点が高いほうが優勝コンビとなる。
第4回ではタカアンドトシ笑い飯が同点になった。このときは審査員7人のうち3人が点数が割れており、2人が笑い飯よりタカアンドトシに高い点数をつけていたため、タカアンドトシを上位に認定した。この2組は最後に敗者復活枠で披露した麒麟がその点数を上回り、最終決戦に残らなかったため特に混乱はなかったものの、実は4組以上が1位、3組以上が2位、2組以上が同点で3位になるというような場合を想定していなかった(第5回大会以降はこのような事態は起きていない)。
さらに第1回大会からあくまで目安程度で「ネタは4分以内」と定められていたが、第3回大会では麒麟が約5分半、第4回大会で笑い飯が約6分半と持ち時間を大幅に超えてネタをやってしまったため、第5回以降は持ち時間が厳守されることとなった。持ち時間の4分を超えると減点の対象となり、4分30秒以上超えてしまうと1秒につき1点の減点となるため、出場者はまず持ち時間以内に終わることが目標となる。第6回大会では笑い飯のネタが4分30秒前後かかったが、審査結果発表時に減点等の説明は無かったのでこの制度が適用されたかどうかは不明である。

歴代の決勝結果

順位は最終決戦の順位による順序、最終決戦が同票数の場合もしくは最終決戦に残らなかったコンビは決勝1回戦の順位による順序。最終決戦に残ったコンビの得点・ネタ順は「(決勝1回戦)/(最終決戦)」で表記。所属事務所は出場当時。敗者復活戦勝者はキャッチフレーズが無いので(ワイルドカード)とした。

第1回(2001年)

得点詳細

第2回(2002年)

得点詳細
  • 吉本興業所属コンビの決勝進出が過半数割れ(吉本4、吉本以外5)だったのは現時点でこの回のみ。

第3回(2003年)

得点詳細

第4回(2004年)

得点詳細

第5回(2005年)

得点詳細
  • 今大会から会場が変わった為か、演出面でのトラブルがいくつか見られた。
    • 笑い飯のジャッジを開票する際に島田洋七の点数のみが開票されず、表示された合計点に洋七が口頭でジャッジした点数を加えて正式な合計点を発表した。
    • タイムマシーン3号のジャッジを開票する際に、1組前にネタを披露した品川庄司のジャッジがもう1回出てきてしまった。
  • また、放送中のある時間にテロップが出ないトラブルが起きた。また、番組冒頭で「南海キャンディーズ・最終決戦」と表示するハプニングもあった。

第6回(2006年)

得点詳細
  • 今大会は初のアマチュアや5人組が決勝進出と初の過去優勝者の再挑戦、吉本以外の事務所の芸人がいないなどが大会開催前から報じられてきたが、本戦ではチュートリアルが初の満票優勝と吉本勢初連覇と初物尽くしの大会となった。

第7回(2007年)

得点詳細
  • サンドウィッチマンが史上初の敗者復活からの優勝を達成した。
  • 最終決戦に3組が進出するようになった第2回以降初めて3組全てが票を獲得した。
  • 大阪吉本のコンビが初めて最終決戦に1組も残らなかった。

第8回(2008年)

得点詳細
  • 第1回を除き初めて、最終決戦進出の3組全てが決勝初出場となった(それに伴い前回に引き続き2年連続で最終決戦進出組はいずれも最終決戦初進出である)。
  • 決勝初出場が6組と第2回以降では最多。
  • 初めて最終決戦で吉本興業に所属しないコンビが2組進出。
  • 一回戦で得点500点台のグループが1組であったのは、700点満点となった第2回以降で最少。ザ・パンチの591点は、決勝最下位となったグループで過去の最高得点。また、全体を通して80点未満の評点が出なかった(最低点は松本人志がザ・パンチに評点した80点)。
  • NON STYLEは第5回大会のブラックマヨネーズ以来となる、決勝初選出初優勝(第7回のサンドウィッチマンは敗者復活)。また、最終決戦で2番目にネタをやったコンビが優勝したのは今回が初。
  • 第2回以来2度目の、決勝得点2位のコンビが優勝を果たした。
  • 東京吉本のコンビが優勝したのは、今回が初(優勝後、東京吉本所属となったコンビはいる)。

決勝でのネタ披露順番の決定方法

決勝1回戦のネタ披露順は進出者8組の代表者がエントリーナンバーの順に抽選を行い決定する(第4回のみゲストの吉田沙保里を迎えての代理人抽選で決定した)。敗者復活戦の勝者は自動的に最後の9番目に登場することになっている。
ちなみに第1回・第4回は決勝のテレビ放送で、第3回はABC・テレビ朝日などの一部の系列局で直前特番の放送で、第5~8回は決勝進出者による記者会見の場で決定した。
最終決戦のネタ順は第1~2回・第4回は決勝1回戦での得点順に抽選になっていたが、第5回から決勝の得点順に自由に選ぶことになった。
  • 第3回は笑い飯(2位)、フットボールアワー(1位)、アンタッチャブル(3位)の順で抽選になっていた。
また、ABCが製作したM-1関連特集番組(ナンバ壱番館、速報!M-1への道など)ではネタ披露順について以下のように分析している。
  • 1番目は以降の出演コンビの基準点を作る上に会場の空気が暖まっていないため当たり外れが大きく、通常芸人が最も嫌がる順番とされている。特に個性派のコンビは不利である。
    • 第1回の中川家がこの順番で高得点を記録し1位で最終決戦に進出して優勝したが、第3回・第4回の千鳥、第6回のPOISON GIRL BANDらは最下位に沈んでいる。実際に1番目の順番で最終決戦にまで進出したのは、第1回の中川家と第5回の笑い飯(3位、最終決戦2位)のみであり、最終決戦への進出率は低い。
  • 会場の空気が暖まってきた中頃の3番目、4番目、5番目が最も有利。殆どの出場コンビがこの順番を希望する傾向にある。
    • しかし、この順番に入って優勝したのは第5回のブラックマヨネーズ(5番目)だけである。
    • また、3番目は最高位が第3回(スピードワゴン)と第7回(ザブングル)の6位。
  • 8番目、9番目(第2回以降敗者復活組)は観客が中弛みして食傷気味になるため正統派のコンビには不利だが個性派のコンビに有利。ただし手前に個性派のコンビが続くと逆転する。
    • 第1回のハリガネロック(10番目)や第3回・第4回のアンタッチャブル(第3回は敗者復活、第4回は8番目)、第4回・第5回の麒麟(第4回は敗者復活、第5回は8番目)、第7回のサンドウィッチマン、第8回のオードリー(いずれも敗者復活)らがこの順番で高得点を記録し最終決戦に進出している。反面、第1回のDonDokoDon(9番目)は9位、第2回のアメリカザリガニは最下位、第8回のキングコング(いずれも8番目)は8位に沈んでいる。

決勝戦司会・審査員

司会

審査員

順番は舞台袖から観客席側への順。
  • *島田紳助は大会委員長を兼務。
    • 第4回大会、紳助は自身の起こした事件の責任をとって謹慎中であったので審査には参加せず。松本も相方(浜田雅功)が裏番組(ジャンクSPORTS)に出演していたため、番組スタッフが気を遣って出演がなかったと後に「放送室」にて語った。そのため、松本は自宅にて有田哲平田村淳宮川大輔とともにテレビ観戦したとも語っている。

ゲスト

第5回からゲスト席が設けられている。

歴代の敗者復活戦出場コンビ

第1回準決勝進出者
第2回
[出場辞退] キャン×キャンシャンプーハットランディーズロザン(五十音順)
ワイルドカードでスピードワゴンが決勝進出。
第3回
[出場辞退] インパルス、シャンプーハット、ランディーズ、(五十音順)
ワイルドカードでアンタッチャブルが決勝進出。
第4回
[出場辞退] キングコング スピードワゴン ライセンス ランディーズ レギュラー(五十音順)
ワイルドカードで麒麟が決勝進出。
第5回
[出場辞退] オリエンタルラジオ、レイザーラモン(五十音順)
ワイルドカードで千鳥が決勝進出。
第6回
[出場辞退] カルパチーノ
ワイルドカードでライセンスが決勝進出。
第7回
[出場辞退] 座長座長(本業の吉本新喜劇の舞台があるため)、ザ・プラン9(浅越ゴエが体調不良で辞退した。)
ワイルドカードでサンドウィッチマンが決勝進出、初の敗者復活からの優勝を決めた。
第8回
今回初めて出場辞退者が出なかった。
ワイルドカードでオードリーが決勝ラウンド進出、2年連続で敗者復活組がファーストラウンド1位。

各種記録等

各記録

「決勝進出」は「敗者復活枠」による敗者復活組も含む。また、第1回の決勝1回戦は上記の問題点があったことを考慮し、東京会場の審査員による得点に限ることとする。

事務所別決勝進出者

※スピードワゴンは2002年当時は「M2カンパニー」、2003年からは「ホリプロコム」所属だが、どちらもホリプロの子会社である為、同一事務所とした。
※タイムマシーン3号は正確にはアップフロントエージェンシー傘下の「K-UP事業部」所属だが、こちらも同一事務所とした。
※東京ダイナマイトは2008年からオフィス北野→オスカープロモーションへと所属先の移籍をした。

女性決勝進出者

視聴率

ビデオリサーチ調べ  歴代最高の平均視聴率
  • 関西地区 35.0%(第8回)
  • 関東地区 23.7%(第8回)
  • 名古屋地区 22.8%(第6回)
歴代最高の瞬間最高視聴率
  • 関西地区 43.1%(第8回)
  • 関東地区 30.3%(第8回)
平均視聴率
第8回で初めて関東で視聴率20%以上、関西地区は第6回大会から3年連続で30%以上を記録。

M-1用語

麒麟枠

ときには優勝候補をも脅かす、ノーマークで決勝まで勝ち上がってきた無名のコンビのこと。名称の由来は第1回に出場した当時決勝進出者で一番無名と言われていた麒麟からきている。彼らの存在は今やM-1グランプリの風物詩となっている。「ダークホース」「無印(ノーマーク)」と呼ばれることもある。
主催者側から「麒麟枠」と明確に表現されたのは第5回のタイムマシーン3号が最初。
具体的には以下のコンビを指す。
  • 第1回(2001):麒麟
  • 第2回(2002):笑い飯
  • 第3回(2003):千鳥
  • 第4回(2004):南海キャンディーズ
  • 第5回(2005):タイムマシーン3号
  • 第6回(2006):変ホ長調
  • 第7回(2007):ダイアン
  • 第8回(2008):モンスターエンジン
ただ、第5回ネタ披露前のVTRではタイムマシーン3号だけが「麒麟枠」と紹介されたが、知名度が関西では高かったが全国区では低かったブラックマヨネーズとアジアンも、当時の全国的な知名度の低さでは彼らと同程度かさらに低いと考えられたため、同様に「麒麟枠」に含められるという指摘もある。また、第4回では南海キャンディーズのほかにもあまり名を知られていなかったトータルテンボス、POISON GIRL BAND、東京ダイナマイトも同様に「麒麟枠」に含められるという指摘もある。
なお、「麒麟枠」の定義はなく、芸歴が長い、関西やお笑い業界ではよく知られているにも関わらず「麒麟枠」に含まれてしまうこともあり非常に曖昧なものであるため、事実上その大会で最も知名度がないコンビが「麒麟枠」に含められているということになる。
こうしたことから第6回の2006年以降M-1ファンの一部では未だに用いられているが直前の特別番組と主催者側では死語と化している。

その他の用語

ラストイヤー
  • 結成10年目でM-1優勝がラストチャンスであること。今まで全大会で決勝進出者の中にラストイヤーのコンビがいる。
    • 2001:中川家
    • 2002:ますだおかだ
    • 2003:2丁拳銃
    • 2004:アンタッチャブル、タカアンドトシ
    • 2005:品川庄司
    • 2006:ライセンス
    • 2007:トータルテンボス
    • 2008:ザ・パンチ
返り咲き
  • 決勝戦への返り咲きのことを指す。決勝進出を経験したがその後の大会では予選落ちし、さらに後の大会で再度決勝戦に勝ち上がること。第3回、第5~7回では各回1組以上いたが、第4回・第8回では返り咲きコンビは出なかった。
正面突破
  • 敗者復活に対し、準決勝を合格して決勝進出すること。

問題点

  • 予選審査の不透明性が指摘されており、松本人志が自身のラジオ番組で予選審査に対する疑問点について発言している。2006年にアマチュア漫才コンビ、変ホ長調が決勝進出したことについて松本は、「彼女たちに罪はないけれど」と前置きしたうえで「(彼女たちのネタについて)過去にああいう手合いの漫才を数多く見てきたし、ココに出たからといって高得点をつけるとなると、それも違うと思った」と語っている。多くの本気のプロをあえてはずし、ちょっと毛色の違うものを入れたいという予選審査員のいやらしい面があると指摘。「本当なら75点(松本が本番でつけた点数)でも高すぎる」「M-1グランプリの舞台の決勝では正直見たくなかった」と辛口の意見を述べた。
  • 2007年大会ではサンドウィッチマンが敗者復活から優勝となったが、そのとき審査員だったオール巨人から「なぜ彼ら(サンドウィッチマン)が敗者復活なしに勝ちあがれなかったのか(理由が)わからない」という意見が出たり、番組終了後の記者会見では、島田紳助が「松本人志となぜ彼らが準決勝で落ちたのか?と話しあっていた」と発言している。
  • 「吉本興業主催による大会なので基本的に吉本の芸人以外は優勝しにくい。吉本枠があり、他事務所の芸人はその残された枠を争うしかないであろう」と北野誠は自身のラジオ番組『誠のサイキック青年団』の中で述べている。

その他

  • 決勝放送で1組目が採点されたあと、司会の女性が「ただいまの順位は第1位です!」というと失笑が起こり、「当たり前や!」と今田がツッコミを入れる掛け合いが恒例になっている。第7回はそれに加えて西田幸治(笑い飯)が「ヨッシャー!」と叫び、それに今田と哲夫が「何度もやってるからいい加減わかれ!」とツッコミが入るシーンがあった。
  • 2007年および2008年は、読売テレビ日本テレビから放送中に挿入するVTRの提供を受けた。そのため、エンドロールに「映像提供 ytv' 日テレ」と両社共公式ロゴでクレジットされていた。

予選で話題を集めたコンビ

決勝に残るほどの実力はなかったものの、予選に挑戦する様子がスポーツ新聞の記事等で紹介される話題性の高いコンビが毎年登場する。代表的なグループは以下の通り。

DVD

  • 全てYOSHIMOTO WORKS(R and C)から発売。2枚組(レンタル専用では両A面の1枚になっている)。準決勝・敗者復活戦の一部や優勝した芸人のインタビューなどの特典映像なども収録されている。
  • 通常、放送された内容はすべて収録されているが一部の芸人のネタは著作権などの都合で編集されている。また、基本的にネタ前の芸人の紹介映像や登場する際のBGMは放送時とは異なる。
  • 以下にDVDでカットされた内容を示す。コンビ名の右の数字は、決勝1回戦の場合は(1)、最終決戦の場合は(2)である(最終決戦に進んだコンビのみ)。右端の列は、該当部分の映像・音声が完全にカットされている場合は「完全」、音声がカットされて映像のみが流れている場合は「音声」とした。
  • M-1グランプリ2001完全版 ~そして伝説は始まった~ (2003/12/17発売)
  • M-1グランプリ2002完全版 ~その激闘のすべて~ (2003/12/17発売)
  • M-1グランプリ2003完全版 ~M-1戦士の熱き魂~ (2004/7/14発売)
  • M-1グランプリ2004完全版 ~いざ!M-1戦国時代へ “東京勢の逆襲”~ (2005/4/27発売)
  • M-1グランプリ2005完全版 ~本命なきクリスマス決戦! “新時代の幕開け”~ (2006/4/26発売)
  • M-1グランプリ2006完全版 史上初!新たなる伝説の誕生~完全優勝への道~ (2007/3/30発売)
  • M-1グランプリ2007完全版 敗者復活から頂上(てっぺん)へ~波乱の完全記録 (2008/3/19発売)

関連番組・イベントなど

速報!M-1グランプリへの道(2003、2004)
ABCの「百万馬力」枠で放送されたドキュメント番組。
M-1グランプリ公式ガイドブック(2005)
前項の番組の代わりにM-1グランプリの楽しみ方を紹介した。
M-1グランプリ2005セミファイナル
決勝直前の昼に放送された。準決勝全組の模様がダイジェストで紹介された。
M-1グランプリへの道 まっすぐいこおぜ!
2004年に公開されたM-1グランプリを題材にした映画。主演は大谷ノブ彦(ダイノジ)・佐田正樹バッドボーイズ)。
M-1リターンズ
前年のM-1決勝進出コンビや、今年決勝進出が期待されるコンビなどが出演するライブイベント。1月末になんばグランド花月で開催され、2月に朝日放送で放送され(関西ローカル)他の系列局でも順次放送される。
M-1グランプリツアースペシャル
「~リターンズ」同様に前年の決勝進出コンビを中心に、過去の決勝進出組や今後の決勝進出が期待されるコンビなどが出演するライブイベントツアー。夏場、主に地方都市を回ってのツアーが繰り広げられる。
これ以外に決勝進出者発表直後に2時間の特集番組が毎年放送されている(タイトルは毎年異なる)。2005年までは決勝進出者のインタビューや予選の模様などを主にしていたが、2006年、2007年は前年大会の再放送となった。また、2007年はテレビ朝日制作の「アメトーーク」で紹介された。

スタッフ

  • 企画:島田紳助、谷良一

2001年・第1回

2005年・第5回

  • オートバックスM-1グランプリ事務局:松田永浩、岡部宏秋、立田喜嗣、加地信之、原田恵子、垂水愛、荒井陽介、尾北有子、中川貴史、田中千賀、梅林修 / トラッシュ、アーチェリープロダクション
  • 構成:倉本美津留、前田政二、長谷川朝二石原健次、天野慎也
  • 予選審査員:澤田隆治、相羽秋夫、元木ふみお、佐藤かんじ、かわら長介、大池晶、大工富明、田中直人、尾浦一哉、村上太、水野しげゆき、大倉利晴、下田雄大、鹿島我、森、小倉マサシ、東京コウ塀、京都市行、内田真理苗
  • ナレーション:畑中フーアラン・J
  • チーフディレクター:花苑博康
  • 演出:辻史彦(ABC)
  • プロデューサー:柴田聡(ABC) / 岩城正良・竹島和彦・吉川知仁(ABC)、藤井智久(テレビ朝日)、谷良一(吉本興業) / 井口義朗、下田かおる
  • 協力:六本木ヒルズ森タワー明治神宮野球場テイクシステムズフジアールKYORITZViViA東邦航空テレビ朝日クリエイト、俳優座、シミズオクト、ビジュアルコミュニケーションズ、オムニバス・ジャパン、日本VTRスタジオ、digidelic、マエダオート
  • 企画協力:テレビ朝日
  • 制作協力:日本テレワーク
  • 制作著作:ABC、吉本興業

2006年・第6回

  • オートバックスM-1グランプリ事務局:岡部宏秋、松田永浩、立田喜嗣、原田恵子、荒井陽介、吉村有起、梅林修 / トラッシュアーチェリープロダクション
  • 構成:倉本美津留、前田政二、本多正識、長谷川朝二、石原健次、天野慎也
  • 予選審査員:澤田隆治、相羽秋夫、元木ふみお、佐藤かんじ、大池晶、かわら長介、本多正識、田中直人、大倉利晴、高見孔二、水野しげゆき、尾浦一哉、村上太、下田雄大、森、東京コウ塀、内田真理苗、勝木友香
  • 演出:田中和也(ABC)
  • 総合演出:辻史彦(ABC)
  • プロデューサー:柴田聡(ABC) / 岩城正良・栗田正和・竹島和彦(ABC)、岩崎浩(テレビ朝日) / 堀脇慎志郎、風見昌弘、本岡豊基、黒木明紀
  • 協力:有明コロシアム、テイクシステムズ、テレビ朝日クリエイト、共立、ロッコウ・プロモーション、プロジェクト80、アイ・ティ・エス、ノンプロダクション、ViViA、テルミック、サイバード、ニュークリアス、俳優座、HIBINO、シミズオクト、GPA、インターナショナルクリエイティブ、トラッシュ、ONS、NK特機、榊原テレビ機配、テレフィット、東京特殊効果、東京衣裳、川口かつら、オムニバス・ジャパン、東邦航空、本多芸能スポーツサービス、タカハシレーシング
  • 企画協力:テレビ朝日
  • 制作協力:ウインズウイン
  • 制作著作:ABC、吉本興業

2007年・第7回

  • オートバックスM-1グランプリ事務局:岡部宏秋、松田永浩、立田喜嗣、原田恵子、荒井陽介、吉村有起、梅林修 / トラッシュアーチェリープロダクション
  • 構成:倉本美津留、前田政二、長谷川朝二、石原健次、天野慎也
  • 予選審査員:相羽秋夫、内田真理苗、尾浦一哉、大池晶、大倉利晴、大塚博信、勝木友香、かわら長介、佐藤かんじ、澤田隆治、下田雄大、大工富明、高見孔二、田中直人、東京コウ塀、本多正識、水野しげゆき、村上太、元木ふみお、森
  • 総合演出:田中和也(ABC)
  • プロデューサー:岩城正良・辻史彦・栗田正和・竹島和彦(ABC)、河内俊昭・片山勝三(よしもとクリエイティブ・エージェンシー) / 高井孝平、本岡豊基、風見昌弘、堀脇慎志郎、黒木明紀
  • チーフプロデューサー:柴田聡(ABC)、水谷暢宏(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
  • 協力:ytv・日テレ大井競馬場、テイクシステムズ、テレビ朝日クリエイト、共立、ロッコウ・プロモーション、プロジェクト80、アイ・ティ・エス、ノンプロダクション、ViViA、テルミック、サイバード、ニュークリアス、俳優座、HIBINO、シミズオクト、GPA、インターナショナルクリエイティブ、トラッシュ、ONS、NEXION、NK特機、アイネックス、テレビ朝日サービス、テレフィット、ヤマモリ、東京特殊効果、東京衣裳、川口かつら、オムニバス・ジャパン、東邦航空、本多芸能スポーツサービス、タカハシレーシング
  • 企画協力:テレビ朝日
  • 制作協力:ウインズウイン
  • 制作著作:ABC、吉本興業

2008年・第8回

  • 構成:倉本美津留、前田政二、長谷川朝二
  • 編成:板井昭浩、今村俊昭(ABC)、吉田勝文(/tv-asahi)
  • ディレクター:安井一成、吉本貴雄、矢野政臣、鈴木洋平(ABC)
  • 総合演出:田中和也(ABC)
  • プロデューサー:岩城正良、栗田正和、竹島和彦(ABC)、河内俊昭(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)/本岡豊基、風見昌弘、堀脇慎志郎、黒木明紀
  • チーフプロデューサー:辻史彦(ABC)、水谷暢宏(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
  • 企画協力:テレビ朝日
  • 制作協力:ウインズウイン
  • 制作著作:ABC、吉本興業

番組使用曲

遅れネット局

脚注

関連項目

外部リンク

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出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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