雨宮製作所(
あめみやせいさくしょ)は、
鉄道車両を製造していた
企業。
1907年、鉄道資本家であった
雨宮敬次郎(あめみや・けいじろう)個人経営の工場「雨宮鉄工所」として操業を開始する。
沿革
製品
蒸気機関車製作は当初人車軌道を蒸気動力化するためにアメリカから輸入されたトラム・ロコを模倣した「へっつい」形と称される非常に背の低い単純な構造の機関車の製造からスタートし、客車もこれに牽引される非常にコンパクトな車両から製造を開始したが、機関車設計は1910年代に
コッペルや
クラウスなどの欧米メーカー製品に学んだ、極めて堅実かつ実用的な設計のウェルタンク式機関車に発展し、これは会社閉鎖まで主力商品として各地の小鉄道に供給され、更にこれらの設計は倒産後、
立山重工業や
協三工業など各地に設立された地方の車両メーカーの良きお手本となった。
電車においては、台車に板台枠とウィングバネ式軸箱支持機構を備えたヨーロッパ風の設計を多用しており、後に
日本鉄道自動車がその模倣品を製作している。
また、気動車製作では後発であったものの、当初より両運転台式での車両設計を行うなど先進的な構想を持っていたことが知られ、純粋な単端式気動車の製作例はごく少数に留まり、その製造実績の大半は実用性の高い2軸両運転台式の半鋼製車が占めていた。
関連項目
----------------------------------------------
出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
ご利用上の注意