『
開運!なんでも鑑定団』(かいうんなんでもかんていだん)は、
1994年4月19日から
テレビ東京系列で放送されている
バラエティ番組である。
ハイビジョン制作(2000年10月放送分よりスタジオ収録のみ。それ以外は4:3SDアップコンバート映像でサイドパネルは2003年3月までレンガのデザインだったが、2003年4月以降の現在は
唐草模様のサイドパネルを付けている。)。
字幕放送あり(一部地域のみ。テレビ東京は再放送でも実施)。
民放連賞優秀賞受賞、
橋田寿賀子賞受賞。
番組概要
様々な人が持っている「お宝」を、専門家(主に
古美術品やアンティークショップの経営者が中心)が
鑑定し、値段付けを行う。意外なものが高価な鑑定結果を得たり、高価だと思われていたものが偽物等で安価になってしまうという意外性や、鑑定物に対する蘊蓄が堪能でき、人気になる。鑑定の結果、埋もれていた芸術作品が発見されたこともあった。なお、スタジオでの鑑定額の表示(島田紳助の「
オープン・ザ・プライス!」の一声を合図に石坂浩二が鑑定額表示盤の操作を行なう
)は番組開始当初から数年間は
デジタル数字(7セグメント)で表示されていたが、1998年にLEDの電光掲示板形式に変わり、数字だけでなく、文字も表示されるようになった(電光掲示板形式に変わった翌年の1999年から音声で「一・十・百・千・万・十万・百万・千万・億」が入る機能も追加)。鑑定額は億単位まで表示されるが10億円を超える場合は「表示不能」と表示される。ただし、これまで鑑定額が10億円を超えたことは少ない。ただ、「鑑定不能」という結果(一寸法師の打ち出の小槌・河童の手のミイラ)になることや0円という結果が表示されること、スペシャルではスタジオ以外の会場での鑑定の場合「鑑定はスタジオで」(専門家に見てもらう観点から)という表示が出たことはある。
この番組から、いわゆる
鑑定ブーム、
骨董品ブームが起きたが、何でも
金銭で換算してしまう点や、
美術品をパフォーマンスで見せる点などを苦々しく感じている美術関係者もいる。しかし、依頼品にまつわる人々の熱かったり切なかったりする思い入れや、鑑定結果に一喜一憂する依頼人の表情などは人間味にあふれ、鑑定を単なる金銭的評価に終わらせていない。また、鑑定結果が出る前には、これから鑑定する依頼品に対する予備知識の解説が入る。そこでは、製作者のおいたち、歴史的背景などのほか、作風、作品の見方、味わい方などが紹介される。このために文化史、美術史などにおける
教養番組としての側面も持ち、その観点から当番組を楽しむ視聴者も多いといわれる。
番組タイトルのロゴは開始当初から変わらず使用している。
番組の原型
- 元々この企画の原型は『EXテレビ』よみうりテレビ発の火曜日「実験的なテレビ番組企画」の一環として数回放送された「家宝鑑定ショー」である。これは「偽のお宝を自信満々に持ち込むような学のない金持ちを集め、その鼻を折る」というネガティブな発想から生まれた企画であった。その時の司会は上岡龍太郎、島田紳助の2名が担当。
- この時の企画者は後に「時効警察」で脚本・監督をつとめる三木聡である事は番組関係者の証言で明かである。
- 『EXテレビ』火曜日の最終回で、上岡か島田のいずれかを司会者に起用することを条件に日本テレビに打診したが却下され、企画オークションに出された。結果、最高値を付け落札したテレビ東京が番組化したという経緯がある。
- この「家宝鑑定ショー」の少し前に、ごく短期間NHK教育テレビで『Antiques Roadshow』という、一般人の所有するアンティークをプロが鑑定するBBCの番組が放送されていたため、これがヒントになったのではないかという説もある。
放送時間の変動
1994年4月から
2003年3月までは、21:00-21:54(TXNの場合)だったが、開始時間は、2003年4月からのリニューアルと同時に、放送時間が60分(完全なる1時間)となり、スタートを6分早め、20:54からの
フライングスタート(TXNの場合、他系列でもこの場合は殆どある)となった。また、番組の内容によっては放送時間を22:00まで延長する。
出演者
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出張!なんでも鑑定団 進行、私のお宝売りますアンサー編・幻の逸品買いますアンサー編リポーター
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コンパニオン、出張!なんでも鑑定団アシスタント、幻の逸品買いますリポーター
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過去・コンパニオン
- 高梨もと子
- 仲埜裕貴
- 中島あき
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吉田香織
- 長戸よの
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松本彩友美
鑑定士
番組開始当初から1999年3月までは最初のCM明けに本日登場の鑑定士を紹介するVTR「鑑定士軍団データファイル」が放送されていた。同じく、特殊な鑑定品の場合は「古文書解読団データファイル」なるものも放送されたことがある。
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レギュラー(2007年現在)
- 中島誠之助(陶磁器)古美術鑑定家
- 北原照久(玩具、レトロ、キャラクター商品)ブリキのおもちゃ博物館館長
- 安河内真美(古書画)美術商やすこうち店主
- 阿藤芳樹(デコラティヴアート)阿藤ギャラリー社長
- 永井龍之介(現代洋画、日本画)永井画廊代表取締役
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セミレギュラー
<レギュラー以外でなければ鑑定出来ない時(TVから見て一番左に座る)、または出張鑑定の時に登場。
- 田中大(古書画、古典籍、近代絵画)…一時期、番組を病欠していた安河内の代役も務めた。島田紳助いわく「京都のハンカチ王子」。株式会社思文閣代表取締役社長。
- 木澤雅博(アンティーク玩具)アンティークトイショップ「ゴジラや」店主。映画監督としての一面も持つ。
- 高橋宣雄(切手)ほか
- 澤田平 (古式銃・和時計)…「堺鉄砲研究会」の主宰を務めている。
- 増田孝(古文書)、愛知文教大学副学長。
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過去
- 渡邉包夫〔故人、1912年7月8日-1998年10月14日〕(日本画)…千葉県夷隅郡大多喜町出身。生家の「渡邉邸」は指定文化財。
- 通称「鑑定士軍団の最長老」で横山大観の弟子である。番組の前身である、よみうりテレビ「EX OSAKA」での企画から出演していた。渡邉の死去時には番組のオープニングで追悼企画が放送され(偶然であるが、亡くなる直前に師・大観ゆかりの東京藝術大学を訪れた映像を収録しており、これを放送。結果的に「遺影」となった)、やくみつる画の渡邉の似顔絵も披露された。撮影の度に大多喜から上京していた。価値の低い品物に対する「これはいけません」や絵画の鑑定をする際の「技術的に説明しますと」というせりふが印象的で、彼の代名詞でもあった。現在でも島田紳助が「なくなった渡邉先生が…」と引用するときがある。石坂浩二も渡邉が亡くなってしばらくの間は「渡邉人形」を喪章代わりに付けていた。
- 石井久吾(書画)…渡邉の門下生。
- 安岡路洋(民芸品)
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前野重雄(スポーツ用品)…スポーツグッズ店「流体力学」経営。
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岩崎紘昌(西洋アンティーク)ほか
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古川益蔵 (漫画)…漫画家、古書店「まんだらけ」社長。
- 柴田光男〔故人〕(日本刀)…現在は彼の息子である柴田光隆が日本刀の鑑定を行っている。
主なナレーター
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銀河万丈(主に鑑定依頼品についての解説VTR、出張鑑定のコーナーを担当)
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冨永み〜な(主に依頼人登場前の紹介VTR、「幻の逸品買います」のコーナーを担当)
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杉本るみ(主に出張鑑定の「ご長寿お宝鑑定大会」「美人女将お宝鑑定大会」などの依頼人紹介を担当)
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鶴ひろみ(冨永み~なの産休中の代役)
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皆口裕子
コーナー
現在放送中のコーナー
- 出張!なんでも鑑定団
- 司会・松尾伴内、住田隆ほか
- 4人いるコンパニオンのうちの1人も同行する。
- 全国各地方での出張鑑定、公開収録を行う。特番では海外への出張も行うことがある。
- 幻の逸品 買います
- コレクターが幻の逸品を代金と引き換えで譲ってくれる人を募集する。
- 随時、アンサー報告あり
- 私のお宝売ります
- 理由あって売りたいお宝を鑑定し、その前後の価格で買い取ってくれる人を募集する。
- 随時、アンサー報告あり
- お宝通信簿(不定期)
- 自慢のお宝コレクションを鑑定し、目利き度を評価する。
過去放送されたコーナー
- シロウト目利き選手権(不定期)
- 司会・さまぁ〜ず、松尾伴内、住田隆ほか
- シロウトが4〜5個のお宝の中から一番高い物を当てる。
- 出題された一番高いお宝を見事当てると10万円の賞金が贈られた。
- スタジオで紳助やゲストも同じ問題に挑戦した。紳助らが外した場合、1人1万円の罰金となり、ある一定額まで積み立てられるとお宝が視聴者にプレゼントされた。
- 日本縦断 お宝探しの旅
- お笑いコンビのはりけ〜んずと素人代表のおじさん1名が日本を旅し、未だ日の目を見ない隠れたお宝を探すという連続ものの企画。
- 当時、人気番組だった日本テレビの『進ぬ!電波少年』という番組の旅企画を意識したものであったが、評判がいまいちだったため、3ヶ月程度で終了した。
- この企画の最終回では、見つけたお宝をスタジオに持ち込み鑑定を行なった。
- お宝の殿堂
- リポーター・松尾伴内、住田隆
- 過去に番組で鑑定した、高額のお宝のその後を紹介し、殿堂入りを認定する。
レギュラー出演者不在時の対応
石坂浩二のがん治療時
司会者の一人である石坂が、2002年に
直腸がん手術のため入院し、2ヶ月程度番組を空けていたことがあった(具体的な日時は不詳)。その間は代役を立てずに島田が単独で司会を務め、普段石坂が担当する鑑定額表示盤の操作は吉田が代行した。
島田紳助の傷害事件による謹慎時
司会者の一人である島田が2004年10月に起こした
傷害事件で謹慎になったことに配慮して
BSジャパンでは放送を一旦打ち切り(当面一時休止)別の番組『ディスカバリーアース』に差し替えとなったほか、ネット局の再放送も別番組に差し替えとなった。本放送ではテレビ東京系列2004年11月2日放送分は収録した日付などテロップを挿入の上で通常通り放送し、翌週の回は、出張鑑定で進行役を務める
松尾伴内が代役で登場。
また再放送を放送している局に関しては、11月上旬から一時的に『
田舎に泊まろう!』の再放送を流していた。日曜11:54からの
テレビ北海道再放送枠も一時的に同様の措置をとっていたが12月12日から「鑑定団」の再放送を再開した。地上波放送でこれまでの半年ほど前の内容から1ヶ月ほど前の内容を放送していたが、現在は再び半年ほど前の内容を放送している。
なお、2004年11月16日放送分から、
今田耕司が代役を務めていたが、2005年1月25日放送分に紳助が番組に復帰した。これにあわせて2004年10月末より放送休止していたBSジャパンでの放送が2005年1月27日より再開した。BSジャパンでしか見ることができない地域にとっては同番組が3ヶ月間まったく視聴できない状況が続いた(BSジャパンでは今田の代役出演の遅れ放送はおこなわれなかった)。
視聴率2004年11月16日は関東15.7% 関西11.4% 23日は関東13.1% 関西10.5%
使用曲
主題歌
- オープニングテーマ
- 歴代エンディングテーマ
- STEP BY STEP/小比類巻かほる
- エナジー/AXXL
- Tell me/鷹橋敏輝
- 戻りたい戻れない/浅田真季
- Always With You/鈴木康博
- 涙をふいてあげる/合谷羊生
- Get Up My Soul/スターダスト・レビュー
- 今すぐ君に会いに行こう/赤坂晃
- あらゆる想い/LISA
- ねぇ いいでしょ/VELVET GARDEN
- Just as…I don't wanna fall in love again/Kohhy
- サンセット・ブルーバード/HICKSVILLE
- そばにいて/世古あき子
- Blowin' Free/森重樹一
- 微熱/BEREEVE
- Treasure in Heart/渕上史貴
- Please/Quny
- 僕たちの眠る場所/SAKU
- good bye silence/田村直美
- ハートに火をつけて/THE SURF COASTERS feat.Ryoichi Endo
- In the name of love/田村直美
- merry-go-round/angela
- 春だったね/GTP
- 鮪/漁港
- 誇り/blue velvet
- イリス/谷村新司
- 思い出の宝箱/Song for Memories
- 愛が自由すぎて/ラバーフェニックス
- ブラボー!/クミコ
- Malibu walk/5050
- waltz/CHAGE
スタッフ
- 構成:高瀬真尚、川島浩司、吉野宏
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演出:飯島秀治、白井まみ子、根岸善一郎、村上徹、森重覚朗、小林和広
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ディレクター:石野浩一、榊原里奈、一柳良穂、渡邉かおり、劉揚帆
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プロデューサー:初代=中尾哲郎 二代目=高瀬義和 三代目=脇坂清人(テレビ東京)、竹野篤、光森明
- 技術協力:テクノマックス、千代田ビデオ 3one、LOOP
- 美術協力:TIME、テルミック
- 製作:テレビ東京、NEXUS
ネット局と放送時間
全国をほぼカバーしている。2008年10月期の時点で放送されてない
政令指定都市は
京都市、
神戸市の2市(ただし両市でも一部
テレビ大阪の区域外受信で視聴できる地域がある)。テレビ東京系列外局の放送日時は、殆どの局が以下の通り土日の昼或いは夕方に設定している。また、再放送を行っている局も多い。なお、当該時間帯に特別番組が組まれている場合は、別の時間帯で放送もしくは休止することがある。
備考
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1995年1月の阪神・淡路大震災や同年5月のオウム真理教事件の際、各局が通常番組を休止して報道特別番組を編成する中でもレギュラーで放送され、テレビ東京の独自色の強さがうかがわれた。
- 同番組を舞台にしたミステリードラマ「『開運! なんでも鑑定団』 殺人事件」と題して女と愛とミステリーの中で2001年6月20日(BSジャパンは2001年6月17日)に放送された。
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台湾でも國興衛視で「稀世珍寶!開運鑑定團」というタイトルで放送されている、過去では「開運鑑定團」のタイトルだったが、一時打ち切りのころに他局がまったく同じ名前の占い番組をスタートしたため、この番組が台湾で復活するときは「稀世珍寶!開運鑑定團」に改題し再スタートを切ることに。
- 鑑定団が超人気番組として高視聴率を叩き出していた1995年、明らかに模倣番組と思われる「世界お宝ハンティング 勝負は目利き」(TBS)が放送されたが、こちらは低視聴率により1年弱で打ち切りになっている。
- 準レギュラーとして大橋巨泉が(年2回)ゲスト出演しているが、島田紳助は露骨に嫌がっている。ただしこれはいわゆるお約束であり、紳助が巨泉を慕っているためにできることである。
- 期首特番では、テレビ東京系列の人気番組を総登場させることもあり、そのような回でも(いわゆる「人気番組大集合」ものとしては異例ではあるが)系列外ネット局で放送されることもある。もちろん系列外ネット局では番組宣伝としての要素は意味を成さず、ときには違う局で放送される番組が登場するケースになることもある。
- 2008年1月1日は新春かくし芸大会と放送時間が重なった。
- 2008年12月30日は他局が年末特番を放送する中、唯一定時放送を行う。
視聴率
テレビ東京では異例の
視聴率20%超えを
1995年~
1996年にほぼ毎週記録し、
「レギュラー番組では『ハレンチ学園』以来の快挙」と司会の島田紳助に番組でネタにされるほどの大ヒット番組となった「テレビ東京の看板番組」である。だが、2004年10月に司会の島田紳助が不祥事を起こしたことで視聴率的に苦戦を強いられ、平均視聴率は10%前半にまで落ち込むようになった。しかし、その時期も地方向けの番組販売(後述)によって乗り切り、平均視聴率15%前後までに回復した。
また、高齢者層ほどこの番組の支持が高いといわれる。よって大都市圏より地方での視聴率が高いため、実際の視聴者は都市圏の視聴率では計れない。地域の民放によっては視聴率20%を超えるところも多い(都市圏では比較的
中京圏が高い視聴率を確保している)。また、以前出張鑑定団のロケ地の一つ、長野県
高遠町で、独自調査ながら視聴率77%を記録していた(1996年)。
脚注・出典
外部リンク
番組の変遷
かいうんなんてもかんていたん