銭貨(せんか)は、主に東アジアで流通した
硬貨を指す。多くは円形で中心部に方形の穴が開けられた有孔貨幣であることが多い。
金貨や
銀貨といった
貴金属製の硬貨の対義語として、
卑金属製の
硬貨を指すこともあるが、実際には金製・銀製の銭貨も存在する。ただし、金製・銀製の場合、円盤状の貨幣の中央に孔が開いた形状をしている物のみを銭貨という。多くは
銅貨であるが、
銅の不足などにより、
鉄製のものや錫等との合金とした
真鍮製の物が銭貨として発行されたこともある。
歴史
日本(倭国)産の銭貨として最初に鋳造されたのは、
無文銀銭または
富本銭とされるが、実際に流通したかどうかは定かではなく、厭勝銭(まじない銭)や試作品の可能性もあり、よく分かっていない。
平安時代後期に
荘園公領制が成立すると、地域間の決済が増加していき、貨幣への需要が高まった。
日宋貿易によりもたらされた
宋銭・唐銭が次第に流通し始め、『
百練抄』には、平安最末期の
1179年(
治承3)に「銭の病」が流行した記事が残っている。この「銭の病」を急激な宋銭普及に伴う
インフレーションとする説もある。
本格的に銭貨流通が盛んになったのは
鎌倉時代からである。13世紀中葉ごろからの社会変動に伴い、銭貨流通は社会に広く普及した。
室町時代に
明から
永楽通宝が大量に輸入されたが、永楽通宝は明が対日本向け専用に鋳造した銭貨である。
せん
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出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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