軍事学(ぐんじがく、
英:Military studies, Military science, War study)は
軍事や
国防に関する
学問である。戦争学、
防衛学とも呼ばれる。
定義
軍事学とは
軍事、特に軍事行動に関する現象を研究する
学問である。そのために
戦争、
軍事力、
戦略、
戦術、
統率、
兵器だけでなく
政治、
地理、
工学などの分野にも応用的な研究領域を持つ学際的な側面も持つ。そのために軍事学と言う場合はその
軍事力の運用に注目した
社会科学的な狭義の軍事学を指すのか、または軍事工学なども含めた広義の軍事学を指すのかはその文脈などによる。
兵学や軍学と言う場合は戦略学と戦術学の両面から研究する傾向にあり、
防衛学と言う場合は国家戦略レベルにおける防衛研究を指す。しかしこの区別は確定的なものではなく、軍事学、
兵学、
防衛学などの用語が使用される場合は意味を読み取る必要がある。
概論
軍事は
財政、
外交などと並んで国家の基本的な行政機能の一つであり、古来より
国家の生存を維持するうえで直接的な影響を与えてきた。歴史において多くの国家指導者は軍事力の造成や運用についての
科学と
哲学を持つことが求められ、また戦場において実際に作戦部隊を
指揮統率する
軍人にとっても軍隊部隊の
戦闘教義や
統率方法の開発が求められてきた。
軍事力は国際的な暴力の行使に対して自国の安全と利益を守り、また対外政策を遂行する手段・能力である。国際社会は
アナーキーであるために、原則として独力で国益を保持することが求められる。軍事力の対外的な機能としては抑止、強制・誘導、拒否・抵抗の三つが挙げられる。また国内的に軍事力は国内で反乱などが発生した場合にはこれらへの対抗手段としても機能する。狭義での軍事力は陸海空軍の
戦力、
兵器、
指揮統率、規律、
士気、錬度などによって構成され、広義では
民間防衛、
人口、
地理的環境なども軍事力に貢献している。
戦略は軍事力を計画的、大局的、効果的に運用するために立案される総合的な術策、方針である。軍事理論においては戦略は
国家戦略の下に
軍事戦略、外交戦略、経済戦略、民間防衛戦略、心理戦略、技術戦略、情報戦略などが置かれ、軍事戦略の下に
軍事作戦における戦略である作戦戦略が位置する。軍事戦略は国家戦略と特に深く関係しており、その国家の
地政学的環境、軍事地理的環境、
国際関係、
安全保障環境などに基づいて平時・戦時の戦略が策定されて実行し、戦時にはその戦略にそって軍事力と
国力を運用して
戦争を遂行する。
作戦とは狭義には戦闘行動であるが、広義にはその各種の行動を計画して運用することである。その作戦行動の空間的な領域から、陸上作戦、海上作戦、航空作戦に区分される。作戦計画は作戦戦略や
兵站計画に基づいて作成され、その攻撃的、防御的な性格の違いから攻勢作戦と防勢作戦に大別される。作戦計画に従って指揮官は作戦部隊の戦闘行動を指揮
統制していく。
そして
戦術は戦略の
下位概念であり、作戦部隊の戦闘行動を効率的に
指揮する術策である。戦術は
戦闘教義、状況、地形、敵味方の戦力、作戦目標などによって決心され、これに基づいて部隊は
攻撃、
防御、または迂回、包囲、突破などの
機動などを実行する。
分野
軍事学は社会科学の分野の研究に限られる場合もあるが、ここでは広義の軍事学を指し、人文科学・自然科学・社会科学の三系統に大別する。
人文科学
軍事学における
人文科学に属する研究としては以下が挙げられる。
-
戦争哲学
(Philosophy of war)は戦争・軍事・戦時における政治のあり方などを形而上的に研究を行う学問である。
-
軍事心理学
(Military psychology)とは軍事的な観点、すなわち統率、士気、知能、戦闘ストレス反応、集団行動などを研究する学問である。
-
軍事史学(Military history)とは戦争、軍事力、戦略、戦術、兵器などの歴史についての研究である。その内容によって地域別に世界軍事史や日本軍事史、また内容別に軍制史、戦争史、作戦・戦闘史などに区別される場合もある。軍事研究に具体的な事例を提供する。
自然科学
軍事学における
自然科学に属する研究としては以下のようなものが挙げられる。
-
軍事工学(Military engineering)は軍事に関連する兵器などについての応用的な工学である。
- 兵器学は兵器の性能・使用・構造についての研究を行う学問である。兵器工学とも言う。
- 火薬学とは火薬の配合、爆破力、製造などについての研究を行う学問である。
- 弾道学とは弾道、すなわち弾丸などが発射された後に移動する道筋、についての研究を行う学問である。場合によっては射撃学とも言う。
- 造兵学は兵器の製造などの兵器行政についての研究を行う学問である。
- 軍事土木学(Military civil engineering)とは築城や要塞などの軍事施設の構造や防護などについての研究を行う学問である。
- その他、機械工学、システム工学、情報工学、通信工学、航空工学、船舶工学などの応用工学を関連領域に含む。
-
軍事地理学
(Military geography)とは軍事的な観点から地理・地誌・緊要地形などについて研究を行う学問である。旧軍では兵要地学、兵要地誌とも言う。
-
軍事医学(Military medical science)とは戦傷学や戦陣衛生学などの軍事的な観点から見た医学・衛生の研究である。航空医学や海洋医学、精神医学などの領域も一部に含めている。
-
作戦研究
(運用解析、Operations Research)
-
統計学
-
気象学
-
海洋学
-
交通学
-
衛生学
-
スポーツ科学
- その他、応用物理学・化学・工学・数学・情報学・暗号理論などを関係領域に含む。
社会科学
軍事学の
社会科学的な分野においては、以下のようなものが挙げられる。
-
安全保障学(Security studies)は国家の生存、繁栄、自由、平和を守ることについての理論や方法について研究する学問である。
- 国家安全保障論(国防学、国防論)
- 国際安全保障論
- 危機管理論
- 軍備管理・軍縮論
- 政軍関係論は安全保障上の政府と軍隊の関係などについて研究する。
- 地域研究
-
戦争法(Law of war)とは戦争に関する国際法を研究し、戦略戦術の採否や作戦行動の法的妥当性の根拠を検討する研究である。戦時国際法、国際人道法とも言う。開戦法規と交戦法規の二領域に大別できる。
-
軍事行政学(Science of military administration)とは軍事力の造成・維持・管理・育成、すなわち軍事行政についての研究である。軍政学とも言う。法学、財政学、行政学などの研究領域を含む。
- 軍事法学(Military Law)は軍事に関する法的問題、例えば軍事犯罪とそれを裁く軍法など、について研究する。
- 軍制学は軍事の指揮系統や部隊編制などの制度的な問題について研究する。
-
戦略科学(Strategy Science)とは戦略についての研究である。軍事学の基幹的な研究分野の一つ。(国家戦略論などは厳密には安全保障学に属する)
-
戦術学
(Tactics)とは作戦・戦闘において部隊を指揮統制し、効果的に戦闘力を発揮する方法論・科学についての研究である。軍事学の基幹的な研究分野の一つ。
- 戦術とは陸戦において部隊を効果的に指揮統率する術・科学である。
- 海軍戦術とは海戦において部隊を効果的に指揮統率する術・科学である。
- 航空戦術とは航空戦において部隊を効果的に指揮統率する術・科学である。
-
統率論(Leadership)とは軍事心理学などの観点から軍隊・戦場におけるリーダーシップなどの心理作用について取り扱う研究である。リーダーシップ論とも言う。軍事学の基幹的な研究分野の一つ。
- その他、国防政治学、防衛経済学、軍事社会学、国際関係学、組織論などの関係領域を含む。
歴史
軍事学の歴史は古代にまで遡ることが出来る。ここでは社会科学系の軍事学の発展の歴史を主に述べる。
古代
戦争、
軍事に関する研究は古代から行われてきたが、その研究領域としては
方法論としての戦略科学、戦術学、統率論が先駆けている。
四世紀の
古代ローマにおいては
ヴェゲティウスが兵士の選考、訓練、軍規、
レギオン編制、運用、戦略、戦術、陣地戦、海上作戦についての過去の著作や資料から編纂し『古代ローマ人の軍事制度』を記した。これは19世紀までに西欧で多くの写本が作成されて諸侯に愛読され、
マキャヴェリなどの西欧軍事思想家に大きな影響を与えた。
また古代西洋における軍事学の研究書としてはオナサンデルの『将帥論』、
トゥキディデスの『戦史』、ポリュアイノノスの『戦術書』、フロンティヌスの『戦術論』などが挙げられる。
中世
中世ヨーロッパにおいては軍事研究が一般的に停滞する。これは中世ヨーロッパでは
封建社会の
騎士道に基づく個人的な武勇が戦争でも重視されていたことなどがその理由として挙げられる。
一方での
東ローマ帝国ではその
地政学的な環境などが誘因となって、戦争を理性的に捉えて分析しようとした。
マウリキウスは将軍であった578年に軍規や訓練の重要性、宿営地の構築方法などについて述べられた実践的な教範である『Strategicon』を執筆した。また
レオーン6世は900年ごろに、国家の重大事は農民を守護する軍隊と、軍隊を養う農民であると述べ、具体的に戦闘隊形や編制、騎兵戦術などのイスラム教徒との戦い方をまとめた『Tactica』を記した。マウリキウスとレオーン6世は「戦略」の遠祖であり、戦略という用語が西欧で用いられるようになったのは18世紀に両者の著書が翻訳されたことによる。
また中世においてはモンゴルが高度な
機動力を誇る
騎兵が戦略的、戦術的に運用されたことは軍事史学的に重大な意味を持っている。モンゴル軍は騎兵部隊を
十進数で編制して厳格な指揮統制したために、柔軟かつ機動的に作戦行動することが可能となった。このモンゴル軍の騎兵を活用した戦闘教義は当時の
軍事技術の水準から見れば非常に優れたものと評価されており、サマルカンドの戦いなどの戦史に見ることが出来る。
近世
また18世紀に
モーリス・ド・サックスは『戦争術に関する予の瞑想』で軍隊の編制、
戦術、
リーダーシップについての深い考察を残した。18世紀には
フリードリヒ大王はサックスの考察を参考にして独自の
戦闘教義を開発し、
戦術や
リーダーシップや
兵站について述べた『軍事指令書』を著した。フョードル・ウシャコフは歴史的に初めて近代的な海軍の戦略・戦術を包括的に理論化し、
後方支援も含めて考察を行った。
ポール・ギデオン・ジョリィ・マイゼロアは戦史研究やマウリキウスの著作研究から西欧での「戦略」の概念の確立、また普遍的な戦いの原則について述べた『戦争の理論』を1777年に記した。
18世紀後半に登場した
ナポレオン・ボナパルトは徴兵・徴発制度を創始して戦争の形態を根本的に変化させた。戦術においては
砲兵や
騎兵の活用から
三兵戦術を完成させ、予備兵力の概念を作り出した。ナポレオンは著作を出していないが、ナポレオンの言葉や命令からまとめられた『規範』が1827年に各種出版された。
ナポレオン戦争は軍事学の研究に大きく影響した。
19世紀
カール・フォン・クラウゼヴィッツは歴史研究やフリードリヒ大王、ナポレオンの戦史研究を行い、また
弁証法を駆使して『
戦争論』を著し、戦争の本質や原理、
戦略・
戦術概念の構造化、
攻撃・
防御の理論、「摩擦」や「
戦場の霧」などの概念の創始などで軍事学の発展に大きく貢献した。また
ジョミニはクラウゼヴィッツが戦争の哲学的、科学的な考察を重視したのに対して現実的な応用を重視した。ジョミニは多くの著作を残し、特に有名な『
戦争概論』においては戦争政策、戦略論、大戦術論、
兵站や
行軍、戦闘隊形、
統合運用などについて論じた。
19世紀には
モルトケも自著において
安全保障の軍事的な側面、戦略の意義、戦争の予測不可能性について触れている。コロムはそれまで陸軍の戦略・戦術と混合して論じられることが多かった海軍の戦略・戦術を理論化し、1890年に『海戦論』で
制海権の概念を確立した。
近代
近代には新たな
国民国家体制の出現ともに戦争の形態や軍事力の運用に大きな変革が起こり、軍事理論にも大きな変化があった。
エーリヒ・ルーデンドルフは1935年に『総力戦』において
第一次世界大戦を分析した上で、クラウゼヴィッツの『戦争論』は前時代的な古典であり、
国力の全てが投入される総力戦に勝利するためには国家と国民は戦争に貢献しないといけないと記述した。
20世紀には
ハンス・デルブリュックも
古代ローマ以来の戦闘を実証的に研究しなおして多くの論文を出し、戦争の類型化、クラウゼヴィッツの研究の再評価に貢献した。またフォッシュは戦略、戦理について研究を行い、『戦争指導』『戦争の諸原則』を出版した。
リデル・ハートは軍事史を研究し、「
間接アプローチ戦略」や「大戦略」の概念を作り、
軍事戦略の発展に大きな影響を与えた。また
歩兵戦術の研究にも携わった。著作に『歩兵戦術理論』、『近代軍の再建』、『戦略論』がある。
リデル・ハートは
ロンドン大学に戦争学部を置くことにも貢献している。この世界大戦の頃から戦争について学ぶ学部や講座を持つ大学が欧米に増えていった。
ジョン・フレデリック・チャールズ・フラーは戦略・戦術・統率についての研究を行い、『戦争の改革』、『統帥術・その病弊と是正』、『第二次世界大戦』などの著書を残し、またスイスにて陸軍の大規模な機械化と少数精鋭の機甲部隊を用いた戦闘教義を1932年に『機甲戦 作戦原則第三部の解説』において展開し、近代陸軍戦術の戦いの原則と機甲戦理論を確立した。これは
第二次世界大戦において
ハインツ・グデーリアンによって
電撃戦理論の開発や
統合運用の思想に結びついた。
アルフレッド・セイヤー・マハンは海上作戦や
シーパワーに注目し、
海軍戦略とその原則について『海上権力史論』を書き上げて高い評価を得た。19世紀後半から20世紀前半にかけて
ドゥーエは
制空権の重要性に気づき、『制空権とその獲得』との論文を発表して航空戦力の重要性、
戦略爆撃の効果、独立
空軍の創設を論じた。また『制空と将来戦』で
航空作戦について考察している。
ウィリアム・ミッチェルも航空戦力の重要性を認識し、同じく独立空軍の創設を論じている。
現代
現代においては米ソ
冷戦が始まり、
核兵器の登場、諸々の関連研究の進歩とともに軍事理論は発展した。
アメリカ海兵隊はグレイを中心に『戦闘』を出版し、現代戦の分析を行い、戦争の不確実性、流動性、無秩序、複雑性を指摘し、機動戦という現代戦の戦いの原則を規定した。またこの頃に
アメリカ軍で
戦争以外の軍事活動の概念が考案されて軍隊の多機能化が求められるようになり、部隊編制や軍事ドクトリンの変化をもたらした。さらに
戦略論もこの頃に抜本的に見直され、
核戦略においては大量破壊戦略や柔軟反応戦略などの理論構築が進み、また
核戦争に至らない程度の戦力による戦争である
限定戦争という概念が考案されるようになり、多くの限定戦争が実際に遂行された。空軍においては過去の大戦の研究から
航空優勢の概念が構築され、また
航空機や
電子戦の技術的な発展から
航空作戦の内容も変化した。
イスラエル国防軍はフラーの機甲戦理論やグデーリアンの電撃戦、
エルヴィン・ロンメルの作戦を研究して、陸軍機甲化部隊の攻撃力と空軍部隊の近接航空支援を統合運用した全く新しい戦闘教義を開発した。この教義は
中東戦争において実際にイスラエル軍の殲滅戦に貢献し、世界的に注目されることとなった。これは後に
北大西洋条約機構軍でのエア・ランド・バトルという戦闘教義の構築に貢献した。
海軍においては世界大戦で生まれた
潜水艦に
ミサイル発射能力を付与し、さらに
航空母艦を中心に機動打撃部隊を編制してブルーウォーター・ネイビー(外洋の海軍)という外海において展開し、かつ戦略的な核抑止の能力を備えた海軍艦隊のあり方が生まれた。これは後に統合運用の重要性が認識されていた米海軍において沿岸において展開する海軍艦隊へと移行していき、フロム・ザ・シー戦略となった。
また
情報革命によって新たな
情報戦の形態や
軍事における革命(RMA)がもたらされ、軍隊の情報システムの抜本的な見直しと部隊の再編制が現在各国で進んでいる。また
市街戦が発生する可能性が増大し、各国軍で大規模な市街戦研究が行われるようになり部隊編制、装備、訓練教育、通信システムなどの根本的な再構築が行われている。
軍事学の教育
軍事学は専門性が高い学問であるため、
教育が行われる場所も限られ、
近世以降には軍事的な活動に直接的に関わることになる
軍人が
軍学校などにおいて行うものが一般的であった。ただしそこでは勤務に必要な実際的な専門知識の習得が主要な目的であり、
教養としての軍事学の教育である場合ではなかった。
ヨーロッパにおいては
第一次世界大戦をきっかけに軍事研究の重要性が広く認識されるようになり、
戦略学や
軍事史など教養的な分野を中心に一般の
大学でも講義がもたれるようになっていった。
イギリスでは1909年に
オックスフォード大学オール・ソワルズ・カレッジにおいて軍事史の
教授ポストが設置され、初代の教授にスペンサー・ウィルキンソンが就任している。また
リデル・ハートが軍事評論の業績を残し、軍事評論家としての地位を向上させた。
ロンドン大学キングス・カレッジ戦争研究学部(大学院)の講義要項(昭和53年)によると、一般問題及び特殊問題から講義は構成されている。一般問題は18世紀末の軍事理論と戦略思想史、19世紀における西洋軍事思想史、1914年の
海戦と海洋戦略、政治思想における戦争や
戦争哲学、国内暴力、
暴動鎮圧、国際警察としての
軍事力、
治安維持部隊としての軍事力、現代の
政軍関係の類型という内容になっている。現在、一般大学で軍事学の講義を持っているのは、そのほかに
スタンフォード大学などがある。
日本のアカデミズムは特殊な事情もあり、軍事学を学術的な領域として容認していない。これには西洋に古典的な軍事研究があった一方で
日本の軍事学は近世以降にようやく発展し、また近代において西洋から来た軍事学によって断絶しているため、一般的な教養としての性格を得ることができなかったことなどが影響していると思われる。そのため日本において教養人、インテリゲンチャの証明とは軍事に無知であることであり、軍事学について博識な人間、あるいは軍事的な専門性を習得した人間は視野狭窄で無知蒙昧な「
軍国主義者」「
右翼」であるという偏見があった。これは敗戦によって始まったものではなく、大正の頃から既に存在していた風潮であった。
佐々木邦の『珍太郎日記』では軍隊での生活を取り上げて「子供の時の単純な頭脳を大人になっても持ち続けるやうでなくては軍人は決して勤まらない」などと述べている。また戦後において
丸山真男は日本を戦争に導いたのは軍事に精通して右傾化していた「擬似インテリゲンチャ」または「亜インテリゲンチャ」であると述べている。日本で軍事学講義を開講している一般の大学は殆どない。
脚注
関連項目
参考文献
- 防衛大学校・防衛学研究会編『軍事学入門』(かや書房、2000年)
- 服部実『防衛学概論』(原書房、1980年)
-
栗栖弘臣『安全保障概論』(BBA社、1997)
- 松村劭『戦争学』(文藝春秋、平成18年)
-
黒野耐『「戦争学」概論』(講談社、2005年)
- 前原透監修、片岡徹也編集『戦略思想家辞典』(芙蓉書房出版)
外部リンク
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