財津一郎 [被リンク数: 96]

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財津 一郎(ざいつ いちろう、男性、1934年2月22日- )は、日本の俳優コメディアン歌手である。本名、財津 永栄(ざいつ ながえ)。旧芸名は財津肇メ。熊本県立済々黌高等学校卒業。

人物

熊本県 熊本市出身。1953年帝劇ミュージカルの研究生となり、その後石井均一座に入門。1963年以降に出演した『てなもんや三度笠』においての「キビシッ~!」などのギャグで知られる。

略歴

父親は農林省(現:農林水産省)の役人で3人兄弟の末っ子として東京に住んでいたが、その父親が中国へ出征し、1944年一家は故郷の熊本へ疎開、終戦後も高校を卒業するまでを熊本で過ごした。(出典:2008年8月4日放送 NHK「わたしが子供だったころ」)
1953年上京後早大文学部演劇学科受験に失敗。アルバイト生活をしつつ、当時東京都大田区にあった榎本健一映画演劇研究所(いわゆるエノケン学校)で演技の勉強をする。同時に帝劇ミュージカルの研究生になる。1955年に帝劇ミュージカル解散の後、財津肇メ(ざいつ はじめ)の芸名で石井均一座に入門(このとき楽屋の化粧前でばったり会ったのが現在の伊東四朗である)。また新宿の軽演劇「ムーランルージュ」の舞台に立った。その「ムーランルージュ」も数年後解散の憂き目に合い、一時は大阪からやり直しと宝塚新芸座からOSミュージックホールと歩いた。1964年吉本新喜劇に参加、芸名を現在の財津一郎に改める。
藤田まこと主演のテレビ番組『てなもんや三度笠』に浪人・蛇口一角(へびぐち いっかく)役で出演し、手を頭の後ろからまわして反対側の耳をつかみ、「非っ常にキビシ~ッ!」や「~してチョウダィ!」というギャグで一世を風靡した。当初はギャグで言った台詞ではなかったそうで、演技中に突発的に奇声を発すると予想外に受けたことが由来である。途中から、写真師・桜富士夫(さくら ふじお)役に変更になる。当初はレギュラー出演の予定ではなかったが、奇人変人ぶりがあまりにも好評だったため、レギュラー化して同番組の最終回まで出演した。ちなみに役名の蛇口一角は忠臣蔵清水一角(しみず いっかく)のもじり、桜富士夫はフィルムのブランドのさくらカラー(現コニカミノルタ)とフジカラーからとられたものである。
その後は主にドラマや映画を中心に、活躍している。1981年東宝映画『連合艦隊』では、戦艦大和の乗組員であり、中井貴一扮する神風特別攻撃隊に志願した青年の父親でもある海軍兵曹長役を演じた。また、2004年に放送されたNHKの朝ドラ『天花』では主人公・佐藤天花(藤澤恵麻)の成長を見守る祖父役として重厚な演技を見せている。
財津の発する奇声は、焼肉「こてっちゃん」などのCMでも評判となった。タケモトピアノのCMにも出演し、関西では大ブレイクした。また、同CMは『探偵!ナイトスクープ』において“赤ちゃんが泣き止む”ことが実証された。
長男・功(1961年8月22日 - )は日本テレビプロデューサーである。

エピソード

  • 人気があった反面、「クドい」と言われることも少なくなかった。しかし、これは、本人の持ち味であり、自覚していた。事実、同じように「クドい」と言われていたルー大柴へ、「『クドいな、あいつ』と言われても、ちらっとでもこっちに目線を向けさせれば、こっちの勝ちだ」と、直々にアドバイスしていた。
  • 吉本新喜劇に出演していた頃、アドリブで仁丹を使ったネタをやったところ、当時吉本新喜劇のテレビ中継のスポンサーだった製薬会社を怒らせてしまった。幸い財津は降板せずに済んだが、この一件が元でそれまで生中継されていた吉本新喜劇は録画放送されるようになり、現在に至っている。
  • とある舞台で、演出家とBGMでもめたことがある。財津が好きなジャズを流すように進めたが、演出家は断固として拒否した。しかし、この演出家は、「財津さんは、枠を打ち破るパワーのある人。だから、わざと枠に閉じこめ、それを壊すくらいの演技をしてほしかったからだ」と、財津の高い演技力あってこその演出法だったと述べている。
  • 楽屋での食事の時間を惜しみ、ラーメンにそばにあったアンパンを放り込んで食べたりしたことがあり、しばらく変人扱いされたという。

作品

シングル

アルバム

  • NHKみんなのうたより 大全集6〜おふろのうた〜(1991年)
  • : 同アルバム収録の「ぼくは大きな石ころさ」を歌っている。

出演

テレビドラマ

「大阪の女」
「四国の女」(1991年)

バラエティ番組

ナレーション

アニメ

ラジオ

映画

CM

脚注

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出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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