裁判所 [Court] [被リンク数: 408]

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裁判所(さいばんしょ)とは、司法権を行使する機関若しくは官署又はその集合体をいう。講学上は、「国法上の裁判所」「訴訟法上の裁判所」「官署としての裁判所」とが区別され、法令においてはいずれかの意味で用いられている。日本では、1890年に公布された裁判所構成法(明治23年法律第6号)から、「裁判所」が一般的な呼称になった。それ以前の同様の裁判機関は、時代により様々に異なる呼称を持つ。

日本国憲法下の裁判所

通常裁判所

日本国憲法においては、司法権は、原則として最高裁判所およびその系列の裁判所に帰属するとされている(76条1項)。

特別裁判所

日本国憲法においては、原則として、最高裁判所の系列に属しない特別裁判所(行政裁判所、軍法会議など)を設置することはできない(76条2項)。しかし、憲法上の例外として、以下の事項については通常裁判所とは異なる機関が裁判を行うこととされている。司法の項目も参照。
裁判官弾劾裁判所憲法64条
両議院の国会議員が裁判員となり、罷免の訴追を受けた裁判官を裁判する。国会からは独立した機関である。
議員の資格争訟の裁判(憲法第55条
国会議員たりうる資格は公職選挙法で定められているが、ある国会議員についてその資格の有無が問題となった場合には、当該議員の所属する院が裁判権を有する。

大日本帝国憲法(旧憲法)下の裁判所

旧外地の裁判所
  • 高等法院
    • 覆審法院
      • 地方法院

裁判所職員

裁判所に勤務する者を裁判所職員といい、主なものとして以下の種類がある(詳しくは、裁判所職員の項目を参照)。

裁判所、裁判官の不祥事

1981年 東京地裁判事補である谷合克行が管財人から物品の供与を受けた。
1982年 女性被告と交際を迫った元簡裁判事に福岡地裁が懲役1年の判決
2001年
神戸地裁所長が電車内で痴漢行為を行い依願退職。
東京高裁判事である村木保裕が未成年者を買春して逮捕された。
2005年
伊丹簡易裁判所事務官が県迷惑防止条例違反(痴漢)の現行犯で逮捕される。
2007年
大阪家庭裁判所岸和田支部書記官が電車内で痴漢行為を行い逮捕される。
大阪府枚方簡裁の判事が風俗店女性従業員に対するわいせつ致傷容疑で書類送検される。
さいたま地裁書記官が公然わいせつで逮捕され懲戒免職
2008年
1月 広島地裁の書記官が破産手続きでの便宜供与に対する見返りとして賄賂を受け取り有罪判決を受ける。
4月 大阪家庭裁判所事務官が女性のスカートの中を盗撮し逮捕された。
5月 宇都宮地裁の判事が裁判所職員に対するストーカー行為で逮捕された。
6月 鳥取地裁事務官が「法曹会」会費を着服し、依願退職

参考文献

  • 秋山賢三『痴漢冤罪の弁護』
  • 秋山賢三『裁判官はなぜ誤るのか』
  • 朝日新聞「孤高の王国」取材班『孤高の王国 裁判所―司法の現場から』朝日新聞孤高の王国取材班
  • 伊佐千尋著『裁判員制度は刑事裁判を変えるか 陪審制度を求める理由』
  • 井上薫『でたらめ判決が日本をつぶす』
  • 井上薫『裁判の具体性』
  • 大塚喜一、庭山英雄『日本の刑事裁判 21世紀への展望: 大塚喜一弁護士在職30周年祝賀記念論文集』
  • 大西典茂、間田穆、田村和之『日本国憲法』
  • 小田中聰樹『法と権力: 1970 - 2005年』
  • 小田中聡樹ほか編『自由のない日本の裁判官 寺西裁判官懲戒事件で何が問われたか』
  • 鬼塚英昭『天皇のロザリオ下: 皇室に封印された聖書』
  • 梶田英雄、守屋克彦、浅田和茂『刑事・少年司法の再生: 梶田英雄判事守屋克彦判事退官記念論文集』
  • 門田隆将『裁判官が日本を滅ぼす』
  • 菊地博『裁判官の罷免 裁判官の身分保障を命がけで守った人 社会と法』
  • 木下信男『裁判官の犯罪「冤罪」』
  • 後藤富士子『官僚司法を変える 法曹一元裁判官』
  • 『司法修習生が見た裁判のウラ側 :修習生もびっくり!司法の現場から』(現代人文社)
  • 司法ライターズユニオン『司法改革Q&A: 私たちのために司法が変わる!?』
  • 須網隆夫『グローバル社会の法律家論』
  • 塚原栄治ほか編『プロブレムブック法曹の倫理と責任』
  • 中川孝博『合理的疑いを超えた証明: 刑事裁判における証明基準の機能』
  • 新倉修『裁判員制度がやってくる: あなたが有罪、無罪を決める』
  • 西川伸一『日本司法の逆説 最高裁事務総局の「裁判しない裁判官」たち』
  • 日本裁判官ネットワーク『裁判官と司法改革を考えよう!』
  • 庭山英雄、西嶋勝彦、寺井一弘『世界に問われる日本の刑事司法: 世界はどう見ているのか』
  • ネット46『裁判官になれない理由 司法修習と任官拒否』
  • 日垣隆『裁判官に気をつけろ!』
  • 吉永満夫『官僚法学批判 市民を忘れた行政官・裁判官・法学者を批判する』

関連項目

外部リンク

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出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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