自由民主党 (日本) [Liberal Democratic Party (Japan)] [被リンク数: 1505]

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自由民主党(じゆうみんしゅとう、略称:自民党自民Liberal Democratic PartyLDP)は、日本政党
2008年10月1日現在、麻生太郎内閣与党であり、衆議院では第1会派参議院では民主党に次ぐ第2会派を形成している。

概要

1955年、自由党と日本民主党が合併して成立。戦前二大政党の一つである立憲政友会の流れを汲み、戦後の一時期を除いて結党以来ほぼ一貫して議会で多数を占め、与党の立場にある。親米保守政党ともいわれる。
結成直前の1954年から1964年まで、アメリカ合衆国(米国)政府の反共政策に基づいてアメリカ中央情報局 (CIA) の支援を受けていた。
鳩山由紀夫らによる民主党小沢一郎による自由党の登場後は、「自由民主党」の正式名を使うと混同される恐れがあるため、「自民党」または「自民」の略称を使う頻度が増えている。機関紙も、それまでの『自由新報』から『自由民主』に改題した。
政治学者北岡伸一の著書『自民党 政権党の38年』(読売新聞社、1995年11月)によると、政党発足当初は吉田派・反吉田派、党人派・官僚派、戦前派・戦後派など複雑な対立要素が絡んでいたため、“保守合同”の立役者となった三木武吉は「10年も一党体制を維持できればマシな方だろう」という程度の認識だったという。
かつては、地方の建設業界(ゼネコン)に対して一定の公共事業を発注するなど特定利権があるものの富の再分配政策(リベラル)を行い、地方の経済を回していくことを重視し、「一億総中流」を唱えるなど平等を重視する経済左派の「保守本流派」が主流で農山漁村小都市など地方を基盤にしており、新住民層が多い大都市やそのベッドタウンでは日本社会党(社会党)や日本共産党(共産党)と票の奪い合いが続いていた。
しかし、平成期に入ると経済不況でそれらの諸政策も行き詰まり国と地方も莫大な財政赤字を抱えるようになって建設族の「保守本流派」は人材を野党に流失(最近では郵政民営化問題で大量離党)して影響力を失い始めた。
近年の自民党(1990年代後半以降、特に小泉政権以後)は東京大都市圏を中心とする大銀行・大企業・外資系企業の利益を特に重視する金融族のネオコン新自由主義派が圧倒的に主流となっているとされる。また、旧来の地方の組織的動員よりも、東京のマスメディアを利用した大都市圏における候補者個人の大衆的人気に依存している面が大きくなってきている。
2000年代になると自民党は2005年衆議院の小泉郵政改革選挙でこそ大勝したものの、2007年には構造改革路線により疲弊する地方の自民党離れから参議院選挙では民主党に惨敗し、結党以来初めて参議院で第1党から転落している。更に、公明党とその支持母体である宗教法人創価学会の選挙協力による組織的動員なしには選挙戦を戦えない不安定な状態になっていると指摘されている。実際、自民党幹部が2008年8月に行った調査によると、創価学会と公明党の支援無しで自民党が総選挙に臨んだ場合、100未満の議席しか獲得できないという。
「太陽を仰ぐ二人の子ども」を広報宣伝用のシンボルマークに用いているが、正式な党章は地に白線で「14枚花弁菊紋の中央に「自民」のモノグラム」が入るものである。

略史

政策

  • 内政は新保守主義新自由主義政策を取っている。
  • 外交は日米安保に重きを置いており、近年は良好だったアジア諸国との関係が問題となるケースがあった。
  • 旧来からの金権体質や架空事務所費の問題などが度々問題化し、そのような体質が批判される事がある。

組織

本部
国会議事堂の北西すぐに党本部がある。財団法人自由民主会館が所有する9階建てのビルで、「自由民主会館」という。
その土地は国有地を借りたものである。延べ床面積は約1万5600平方メートルで大規模な本部ビルではあるが、約1万6000平方メートルある日本共産党本部の方が大きく、日本最大ではない。

執行部役員表

麻生内閣:2008年(平成20年)9月24日発足後、2008年(平成20年)8月28日時点自由民主党 役員表
総裁
組織本部
広報本部
政務調査会
総務会
選挙対策委員会
自由民主党国会対策委員会
他役員
参議院自由民主党
  1. 役員会参加者。
  2. 総裁は派閥を正式に退会、党四役は形式的に派閥を離脱。

歴代の執行部役員表

自由民主党の政権ポスト

2008年 9月29日麻生太郎内閣

派閥

以下は現状の派閥構成人数。

支持組織

党友組織

政治資金団体

  • 国民政治協会法人用の党友組織でもある。個人でも入会可能)

友好団体

事実上の支援団体

一般支持者

前述されたように自民党は財界や保守層からの支持が根強いが、ベストセラーになった新書『下流社会』等では自民党の政策による恩恵と無縁な下流階層にも、自民党の支持者が多いと指摘されている。特に小泉純一郎政権はワンフレーズポリティクスと呼ばれるマスコミ報道を利用した劇場型政治小泉劇場)が一定の一般労働者層に受け、政治に関心がない層(いわゆる「B層」)を投票場へ動員することに成功し、それにより高い投票率で大勝した選挙が多かった。第44回衆議院議員総選挙からは党広報担当の世耕弘成民間企業広告代理店と協力しながらマスメディア対策を事細かに指揮するようになり、より戦略的なメディア対策がなされるようになった。このような政治手法に対しては、ポピュリズム政治との批判もしばしばなされる。
かつての自民党は貧しい田舎を重視する保守本流派が主流で農村部や小都市からの支持が根強かったが、近年の自民党(特に小泉政権以後)は経済効率を重視し格差社会を肯定する新自由主義経済政策を唱える新保守主義派が圧倒的に主流となっており、地方を軽視する傾向が強くなっている事から、農村部の支持を失いつつある。ただし今でも地方では自民党の支配力が強い地域も多く、その支持層は主として公共事業に依存する土木・建設業関係者であることが2006年に相次いだ自民党系の知事主導の官製談合などからも明らかになっている。だが、自民党の地方組織は弱体化しつつあり、選挙への組織的動員もかつてほど盛んではなくなっており、地方で民主党など野党が予想外に議席を伸ばしたり健闘することが多くなってきている。 組織が崩壊傾向にあることもあって、近年は連立相手である公明党及びその支持母体創価学会への依存が高まりつつあるが、一方で従来自民党を支持していた宗教組織(立正佼成会等)の離反を招いているともされる。

参議院自由民主党

参議院自由民主党は各種業界・団体代表者の割合が高い。1989年第15回参議院議員通常選挙で大敗、過半数割れした結果、歴代の自民党政権・執行部は参院対策に重点を置いてきた。参院自民党の執行部人事は総裁の専権事項ではなく、また閣僚人事も派閥領袖より参院議員会長・参院幹事長の意向が優先される参議院枠が存在する、派閥に対する帰属が衆院に比べて弱い。

地方組織

自民党は選挙区あるいは市区町村ごとに支部を擁しており、都道府県ごとに支部の連合会を設置している。この連合会のことを県連(けんれん)と略しており、正式には「自由民主党○○県支部連合会」という。東京都、大阪府、京都府、北海道においてはそれぞれ都連(とれん)、府連(ふれん)、道連(どうれん)になる。

対外関係

米国

党結成以来、日米同盟を最重視している。
「米国から郵政民営化ホワイトカラーエグゼンプションなど、ホワイトハウスからの年次改革要望書という形で来る政策要請の実現を最優先している。」という指摘も、小林興起(著書『主権在米経済』)など一部でなされている。

韓国

日韓議員連盟に237名の議員が参加し、森喜朗元首相が現在も会長を務めるなど関係を重視している。

中国

日中友好議員連盟には多数の議員が所属し、高村正彦衆院議員が会長、町村信孝が副会長を務める。また、北京オリンピックを支援する議員の会河野洋平会長など100人以上の議員が参加している。なお日中緑化推進議員連盟には二階俊博らが所属している。
2007年夏の参院選後に、森喜朗元首相、古賀誠元幹事長・二階俊博国対委員長らが新たな日中友好議員連盟の結成を予定していると報じられた。2007年7月4日には、中華人民共和国王毅大使と中国大使公邸で懇談し、協力を求めた。日中国交正常化35周年に合わせて日本と中国が進める「2万人交流」プロジェクトが今秋にも達成されるのに合わせ、双方で記念式典を開催することで一致したとされる。

朝鮮民主主義人民共和国

拉致問題を重視し、解決のための行動をしている政党である。拉致議連には自民党議員が中心となっている。一方、1998-2002年に朝銀信用組合が経営破綻したが、その要因として朝鮮総聯の指揮により「預金を北朝鮮へ不正送金したこととされ、さらに一部は政治献金として日本の政治家にばら撒いた」(http://blog.yoshiko-sakurai.jp/2002/03/post_248.htmlhttp://chogin.parfait.ne.jp/「これにより親北朝鮮議員が影響力を行使した」(日朝交渉推進の背景)との指摘もあった。

党勢の推移

衆議院

参議院

(参考文献:石川真澄(一部山口二郎による加筆)『戦後政治史』2004年8月、岩波書店岩波新書、ISBN 4-00-430904-2)

政党交付金

約168億4600万円

脚注

関連項目

外部リンク

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出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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