盤錦市(ばんきんし、、:パンジン)は
中華人民共和国遼寧省に位置する
地級市。中国第三の
油田である
遼河油田を擁し、曙光採油廠、興隆台採油廠、高升採油廠など多くの油田や石油精製工場がある。
地理
盤錦市は
遼東半島と遼西回廊の間の、
渤海が一番奥まった遼東湾に面し位置している。
市域は
遼河の
沖積平野の河口部にあたり、市内を遼河
分流の双台子河が貫流し南の遼東湾に注いでいる。また遼河が東の
営口市との境をなしている。北と西は
錦州市、東は
鞍山市と境界を接している。
位置は北緯40度40分から41度27分の間、東経121度31分から122度28分の間に当たる。年平均気温は8.6度。
歴史
この地域には石器時代の居住の痕跡が見つかっている。
1982年には盤山県で
新石器時代遺跡が発見され、
石斧や
紅山文化の彩色土器の破片などが発見された。
戦国時代、
燕の将軍・秦が異民族を破ったことから領土は遼東半島にまで広がり、遼河を境に遼東郡と遼西郡が設置された。当時の盤錦は遼東郡に属し、
秦・
後漢の時代も遼東郡に属していた。
三国時代、
西晋の時代には昌黎郡に属し、
南北朝時代には営州に属していたが、
高句麗の侵入によりその一部となった。
唐が高句麗を倒して以降は営州に編入されたが、その後
渤海の領土となり顕徳府に属した。
遼の時代は顕州、その後は広寧に属した。
清は海城県を置き、この地は官営放牧場と化していた。清の末期、錦県・広寧県・新民庁などの一部が錦州府となり、その一部として盤山庁が置かれた。
1913年、盤山庁は盤山県となり
奉天省(後に遼寧省)の一部となった。
満州国成立後、1934年には錦州省の一部になっている。中華人民共和国成立後は営口市の一部となっていたが、1984年6月5日に盤錦市が新たに設置され現在に至る。
行政区画
2市轄区、2県を管轄する。興隆台区には市政府やその他行政機関が集中している。
- 区
- 双台子区(Shuangtaizi)、興隆台区(Xinglongtai)
- 県
人口
2003年末現在、総人口は1,243,905人である。都市人口は566,046人で人口の45%にあたり、そのほとんどは双台子区と興隆台区に住んでいる。
民族構成は以下の通り。
-
漢族 95.17%
-
満族 3.01%
-
朝鮮族 0.9%
- その他、回族、モンゴル族などが0.92%
人口増加率は2003年時点で3.81%増。自然増加率は2.9%。
経済
盤錦は
遼河油田で
石油を産出し、また
石油精製業もあるところとして知られている。その他の産業は農業(盤錦米は有名)、漁業などである。
姉妹都市
外部リンク
----------------------------------------------
出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
ご利用上の注意