東京モーターショー(とうきょうモーターショー
英語表記:
TOKYO Motor Show。
TMSや
東モと略される)とは自動車に関しての世界で一番進んだ技術やデザインに触れられ、自然・地球環境に優しい車についての最新情報が発信される
自動車の祭典(
モーターショー)のうち東京(現在は千葉市)で行われるもので、奇数年の(
1973年の第20回までは毎年)10月下旬から11月上旬(15日間)に渡って開催されている。主催は
日本自動車工業会。
概要
世界3大モーターショー
特徴
近年は
フォーミュラ1参戦や
PSAグループとのジョイントをはじめ、
欧州戦略に本腰を入れ始めた
トヨタ自動車や、
日産自動車の
カルロス・ゴーンCEOへの興味、そして低燃費や環境対策を進めている
日本車全体への興味から、世界中から訪れる経済メディアの数が増えている。また、優秀な
日本車を支える世界トップレベルの技術力を持つサプライヤーが多く出展することから、「部品館」へのメディアの注目が高いことも東京ショーの特徴となっている。
なお世界的なモーターショーの常としてワールドプレミア(市販車や
コンセプトカーの世界初公開)は欠かせないが、東京ショーは特に日本メーカーが力を入れている事で、それ以外の国のメーカーの注目度が相対的に低くなってしまう事や、日本市場における欧米メーカーのシェアが低い事、直前に行われるフランクフルトショーで
ヨーロッパのメーカーがワールドプレミアを終えていること、展示や演出に一般客向けの要素が強い(開館時間内のエンジン車両の走行はおろか、エンジンの始動すら許されていないなど、
消防法の縛りも大きい)ことなどから残念ながら日本メーカー以外のワールドプレミアは多くない。
代わりに
欧米のメーカーは、コンセプトカーや量産型でないモデル、
チューンドカーなどのモデルバリエーションのワールドプレミアを行う場所として選ぶことが多い。なお
アジア勢は日本に輸出している
韓国や
中華民国の一部企業を除いて出展に消極的である。
テーマの変貌
近年のモーターショーの主要テーマは以前の娯楽性重視から“環境”や“安全技術”など、社会的ニーズに対する解決案を提案する展示が増えてきており、その傾向は年々強くなってきている。また、“見せるモーターショー”から“参加するモーターショー”へと変わりつつあり、同乗試乗会やシンポジウム、モーターサイクルスポーツスクールなど、参加体験型というコンセプトに基づき、来場者の多彩なニーズに応えられるショー作りをしている。
更に近年では製品そのものの注目度が少ないタイヤや部品メーカーのブースにおいてイメージモデル(
イベントコンパニオン)の肌の露出度がアップし、セクシー系のコスチュームが目立つようになってきている傾向が有る。その為、車目当てではなくこの女性ら目当てで訪れる者(
カメラ小僧)も多く、中には盗撮で逮捕されるものも出ているため問題になっており、露出度過多な部品メーカーのコンパニオンの衣装に対しての規制の必要性も議論されるようになっている。
会場
第1回から第4回までは
日比谷公園内広場で開催された。広さは4389平方メートルと現在の
幕張メッセの40,839平方メートルと比べると1/10の広さであった。
その後、第5回は日比谷公園会場が
地下鉄丸ノ内線と日比谷地下駐車場工事の為使用できず、次回第6回大会は晴海会場での開催がすでに決定していたことから、"繋ぎ"として後楽園球場に隣接する
後楽園競輪場インフィールドにて開催された。
第6回から第27回までは
晴海の
東京国際見本市会場で開催され、それまでの日比谷公園会場の3倍、展示小間面積も2倍と広がり、また今までのアウトドアショーから初のインドアショーとなった。
晴海会場時代はクルマでの来場が禁止されていたにもかかわらず、銀座から晴海への
晴海通りは来場者のクルマで連日大渋滞し、また周辺に違法駐車する者が続出した為、主催者は会場周辺を一方通行にすると共に新たに
竹芝桟橋~
晴海埠頭間の
水上バスによる海上輸送が行われた。
入場者数
入場者数は
バブル景気絶頂期の
1991年・第29回の200万人の大台を超えたのをピークに年々減り続けている。要因として、
1990年代以降の景気の低迷や価値観の多様化による若年層の自動車・
モータースポーツ離れ、少子高齢化等が挙げられる。
2003年の第37回にて入場料を
高校生半額、小学生以下無料とし、総入場者数142万人と前回(127万人)を大きく上回り、過去12年間下げ続けてきた入場者数に歯止めをかけた。
商用車ショーとの統合と東京トラックショーの誕生
2006年はショーを開催せず、
2007年より商用車、乗用車、二輪車を統合した新総合モーターショーとなった。以降、隔年開催となる予定。
2007年は
東京ビッグサイトにおいて、モーターショーと同時期に、「2007 東京トラックショー」として、規模と期間を縮小して行われた。
トラックに絞った展示となり、
バスの出展は無くなった。
TOKYO MOTOR SHOW TV
開催年の11月下旬(ショー終了直後。2007年は開催期間中の
11月3日に放送)、
長野・
信越放送制作、
TBS系列全国ネットで東京モーターショーのみどころをまとめたスペシャル番組が放送されている。
モータージャーナリストの吉田匠とクルマ好きの有名人ゲストがショーを回り、魅力あるコンセプトカーについてコメントしたり日本では発表・発売していない輸入車を吉田が欧州で試乗している映像などが流れ、好評を得ている。ちなみにTBSでは諸事情により放送されておらず、「TBSを外したTBS系全国ネット」という形になっている。
歴史
- 当初第1回から第10回までの国内呼称は「全日本自動車ショウ」だったが、国際自動車ショーを目指す方針から第11回以降は英文表記と同じ「東京モーターショー」となる。
- 1974年のオイルショックの煽りでショーが中止になって以降、第21回から第33回までは隔年の開催となった。
- 第26回は展示車両数1032台と歴代最高を記録。海外からの出品も40社、229台に達した。
- 第34回、第36回、第38回は商用車のみ(第38回で商用車ショーは終了)。
- 第39回は隣接する千葉マリンスタジアムでプロ野球の日本シリーズが行われたことも話題になった。
第40回東京モーターショー(2007年)
名称
- 第40回東京モーターショー 2007
- The 40th Tokyo Motor Show 2007
会場
-
幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)
- 東ホール、中央ホール、西ホール、北ホール、イベントホール、国際会議場2F
- 幕張海浜公園(クリーンエネルギー同乗試乗会、セーフティードライブ体験試乗会、4×4アドベンチャー同乗試乗会)
テーマ
Catch the News, Touch the Future. “世界に、未来に、ニュースです。”
第39回東京モーターショー(2005年)
名称
- 第39回東京モーターショー -乗用車・二輪車-(2005年)
- The 39th Tokyo Motor Show - Passenger Cars & Motorcycles -(2005)
会場
テーマ
“Driving Tomorrow!” from Tokyo みんながココロに描いてる、くるまのすべてに新提案。
主な出展社
自動車
日本国内
日本国外
アメリカ
イギリス
イタリア
スウェーデン
大韓民国
ドイツ
フランス
二輪
国内
日本国外
イタリア
イギリス
ドイツ
中華民国
アメリカ
部品など
タイヤ
音響・電機・計器・照明
その他
カロッツェリア
教育機関
ワールドプレミア
世界初公開された車種(一部)。
日本車
- 日産・GT-R
- 日産・モコ・プレビュー
- 日産・ブルーバード・シルフィー
- ホンダ・スポーツ4コンセプト
- 三菱・i
- トヨタ・bB
- トヨタ・RAV-4
- レクサス・LF-Sh
- ダイハツ・エッセ
- ダイハツ・skツアラー
- スバル・B5-TPH
- 光岡・オロチ・ヌードトップ
外国メーカー
- ヒュンダイ・neos-3
- フォード・イクエーター・コンセプト
- クライスラー・あきの
- ミニ・コンセプト・トーキョー
-
ブガッティ・ヴェイロン・16.4
- メルセデス・ベンツ・S320・ブルーテックハイブリッド
- メルセデス・ベンツ・F600・HYG
- アウディ・シューティングブレーク・コンセプト
- フォルクスワーゲン・エコレーサー
- フォルクスワーゲン・ポロ・GTI
市販化された過去の出展車(現在実在する車種のみ)
日本車
輸入車
交通アクセス(公共機関)
JR京葉線ルート
-
東京駅 --(快速29分)-- 海浜幕張駅(徒歩10分)
-
東京メトロ
有楽町駅 --(東京メトロ有楽町線・12分)-- 新木場駅 --(JR京葉線・快速21分)-- 海浜幕張駅(徒歩10分)
-
JR武蔵野線(海浜幕張駅直通又は南船橋駅から京葉線に乗り換え)、東京メトロ東西線(西船橋駅にてJR武蔵野線に乗り換え)からも京葉線ルートが利用可能。
- 特急(わかしお、さざなみ)の特別ダイヤによる運行も行っている。
JR総武線ルート
- 東京駅 --(快速31分)-- 津田沼駅 --(普通4分)-- 幕張本郷駅(有料シャトルバス15分)
-
秋葉原駅 --(普通41分)-- 幕張本郷駅(有料シャトルバス15分)
- JR武蔵野線、東京メトロ東西線は西船橋駅乗換えで総武線ルート利用可能。
京成線ルート
その他
※主催する日本自動車工業会(JAMA)では自家用車での来場を控え公共機関の利用を呼びかけている。
主催
共催
- 社団法人 日本自動車部品工業会(JAPIA)
- 社団法人 日本自動車車体工業会(JABIA)
- 社団法人 日本自動車機械器具工業会(JAMTA)
後援
地方巡業
東京モーターショーが行われた後、展示内容を縮小してTMS類似のモーターショーが国内各地で開催される。TMSの派生イベントであるため、TMSと同じ
年度に開催され、隔年開催となる。仙台は入場無料。それ以外は有料。
- 仙台モーターショー(1997年~。2007年は第7回)
- 名古屋モーターショー(1979年~。2007年は第15回)
-
大阪モーターショー(1999年~。2007年は第5回)
- 福岡モーターショー(2007年初開催)
- 九州モーターショー in くまもと(2002年~。2006年の第3回で終了の見込み。福岡モーターショーが後継とみられる)
脚注
関連項目
外部リンク
*