日野自動車 [Hino Motors] [被リンク数: 502]

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日野自動車株式会社(ひのじどうしゃ、英語名:Hino Motors, Ltd.)は主にトラックバスといった商用車製造する日本の自動車メーカー。通称「日野」、ローマ字表記は「HINO」。

概要

主にトラックバスなどの商用車の生産を手がけ、トヨタブランドの小型乗用車や小型、普通トラックSUVなどの生産もおこなっている。また、トヨタが陸上自衛隊へ納入する73式中型トラックやトヨタ向けディーゼルエンジンの生産、あるいはハイブリッドシステムの共同開発も行っている。
2004年 3月期の連結決算では、売上高が1兆円を突破し、営業利益も446億円と過去最高益を記録した。ディーゼル車の排気ガス規制に伴う買換え需要による国内のトラック販売の増加と、海外販売の好調、トヨタからの受託生産の増加が要因とみられている。
また、合理化のためにバス部門はすでにいすゞ自動車と経営統合しており、2004年10月に日野自動車・いすゞ自動車共同出資の新会社(ジェイ・バス)に移行、いすゞと共通の車両をジェイ・バスより供給される形態となっている(一部車種はいすゞが開発)。なお、いすゞはもとは日野の母体になった会社でもあり、また現在はトヨタ自動車との提携関係にあるため日野との関係も深い。同時に、西日本車体工業へのシャーシ供給を取りやめている。(西工へのシャーシ供給は2006年から一部再開)
日本国内の大型トラック販売で、34年連続シェアトップを誇っている。
国内の大型車メーカーでは唯一、ダカール・ラリーに「日野・レンジャー」で参戦しており、好成績をあげている。
東京都八王子市の21世紀センター内に、日野オートプラザという企業博物館を持っている。
2001年トヨタ自動車が株式の過半数を取得し、ダイハツ工業に続き子会社化される。
画像:Hino-Purofia-dump.JPG|日野・プロフィア ダンプトラック 画像:HINO1.JPG|ダカール・ラリー参戦車両 画像:神戸市バス-六甲道駅.JPG|左はブルーリボンシティ、右は2代目ポンチョ

沿革

東京瓦斯電気工業株式会社が今日の日野自動車の母体である。
東京瓦斯電気工業はその名の通り、ガス・電気器具を生産。また海外から薬莢の大量受注などにより業績を伸ばし、航空機用国産エンジン「神風」なども生産している。さらに日本初の自動車生産を行っている。
国策により東京瓦斯電気工業株式会社の自動車部と自動車工業株式会社および共同国産自動車株式会社と合併し、ヂーゼル自動車工業(現・いすゞ自動車、設立当初は東京自動車工業株式会社)を設立。 そのほか、瓦斯電を母体とした会社にはトキコ、小松ゼノアなどがある。
その後、国策によりヂーゼル自動車工業から東京瓦斯電気工業出身者を主とした日野製造所を分離独立させ、日野自動車の元となる日野重工業を設立させ、九七式中戦車等軍需車両の製造を行わせた。
1953年には、フランスルノーの技術供与を受け、ルノー・4CVのノックダウン生産を行い、後に完全国産化を果たした。その後自社開発のリアエンジンRR駆動)小型乗用車コンテッサ」、ピックアップトラックブリスカ」、前輪駆動で4輪独立懸架ワンボックスカーコンマース」等、先進的な車を開発、生産していたが、1966年トヨタ自動車との提携以後、トラック・バスの開発・生産に特化した。

年表

  • 1910年 東京瓦斯工業創立。
  • 1913年 東京瓦斯電気工業(瓦斯電)に改称。
  • 1917年 大森工場完成。制式4トン自動貨車(TGE-A型)の試作開始。
  • 1918年 自動車部発足。制式4トン自動貨車の量産開始。
  • 1937年 石川島自動車製作所・ダット自動車製造と三社合併、東京自動車工業創立。
  • 1941年 ディーゼル自動車専用許可会社に指定、ヂーゼル自動車工業に改称。
  • 1942年 瓦斯電系の日野製造所が分離独立。日野重工業発足。
  • 1946年 日野産業に改称。セミトレーラートラック「T10B + T20型」発売。
  • 1947年 96人乗セミトレーラーバス「T11B + T25型」発売。
  • 1948年 日野ヂーゼル工業に改称。
  • 1953年 仏・ルノーと技術提携、ルノーPA型・4CVノックダウン生産を開始。
  • 1959年 日野自動車工業に改称。
  • 1960年 8月コンマースミニバス、ライトバン発売。
  • 1961年 4月コンテッサ900(PC10型)、小型トラックブリスカ900発売。
  • 1962年 コンテッサ900が、第1回日本グランプリ1300cc以下国内スポーツカーレースで欧州車を押さえ2位、700cc-1000ccクラスの国内ツーリングカ-レースで優勝。
  • 1964年 2月コンテッサ1300セダン発売。
  • 1965年 4月コンテッサ1300クーペ発売。9月「ブリスカ1300」発売。
  • 1966年 小型バス「レインボー」発売。トヨタ自動車と業務提携。
  • 1967年 コンテッサ生産終了。
  • 1968年 羽村工場に小型車専門ライン完成。トヨタ・パブリカトヨタ・ハイラックスの生産を開始。
  • 1970年 12月トヨタ・カリーナの生産を開始。
  • 1972年 大型直噴エンジンシリーズ“赤いエンジン”の生産開始。それまで大型4社でシェア4位だったが、このシリーズ
の成功を契機に、以後連続シェア1位を継続している
  • 1994年 CI変更。それまでの「翼マーク」に変わって「Hマーク」が登場。
  • 1997年 富士重工業へのシャーシ供給を取りやめる。(ブルーリボン、セレガ)
  • 1999年 工販合併により日野自動車に改称。
小型トラックのダイナ/トヨエース(トヨタブランド)、デュトロ(日野ブランド)の生産を開始

生産拠点

車種一覧

トラック

バス

バスについては、トヨタ自動車いすゞ自動車からのOEM車種もあるが、ジェイ・バスから日野自動車・いすゞ自動車の両社に同一製品が供給される統合車種に移行が進んでいる。
強い強調(太字)の車種は、いすゞ自動車より供給されたもの。

その他

  • MHII Maxモリタとの共同開発による消防専用シャーシ。その殆どは梯子車として架装されている)

産業用ディーゼルエンジン

クレーン杭打ち機フォークリフトロードローラープレジャーボート小型船舶エンジン・コンプレッサー発電機用に国内外各社にエンジン供給している。
  • W系 - 4気筒エンジン
  • J系 - 6気筒エンジン
  • K系 - 6気筒エンジン

海外向け製品

  • 700シリーズ - 基本的にはプロフィアだが、地域特性に合わせ、日本ではお目にかかれないものもある。プロフィア参照の事
  • 600シリーズ - 北米に特化して生産されているボンネットトラック
  • 500シリーズ - 基本的にはレンジャーだが、地域特性に合わせ、日本ではお目にかかれないものもある。レンジャー参照の事
  • 300シリーズ - 基本的にはデュトロ

トラック

  • トレーラートラックT10型・T20型
  • 大型トラックTH型(4X2)
  • 大型トラックTE型(4X2)
  • 大型トラックTC型(前2軸・後1軸 6X2)
  • 大型トラックZM型(前1軸・後2軸 6X4)
  • 大型トラックKF型(前1軸・後2軸 6X2)
  • 大型トラックKS型(前2軸・後2軸 8X4)
  • 大型トラックKB型(4X2)
  • 大型トラクタHE型(4X2)
  • 大型トラクタHH型(前1軸・後2軸 6X4)
  • 構内専用ダンプWP型(前1軸・後2軸 6X4)
  • レンジャー2
  • スーパードルフィン
  • スーパードルフィン プロフィア

バス

乗用車

商用車

  • コンマース
  • ブリスカ

産業用ディーゼルエンジン

  • P系 - P09-TD・P09C-TD
  • EP系 - EP100-T

軍事車両

その他

  • クレーンキャリア
  • MH - モリタとの共同開発による消防車専用シャーシ。多くは梯子車に架装されているが、化学車や高所放水車も存在する。

販売会社

  • 北海道日野自動車(札幌・旭川・室蘭)
  • 函館日野自動車(函館)
  • 東北海道日野自動車(釧路・帯広・北見)
  • 青森日野自動車(青森・八戸)
  • 岩手日野自動車(岩手)
  • 宮城日野自動車(宮城・仙台)
  • 西東北日野自動車(秋田・山形・庄内)
  • 福島日野自動車(福島・いわき・会津)
  • 茨城日野自動車(水戸・土浦・つくば)
  • 栃木日野自動車(宇都宮・とちぎ・那須)
  • 群馬日野自動車(群馬・高崎)
  • 千葉日野自動車(千葉・習志野・袖ヶ浦・野田・成田・柏)
  • 東京日野自動車(大宮・所沢・熊谷・春日部・川越・品川・練馬・足立・八王子・多摩)
    • 傘下に観光バス専業の国際観光バスがあったが、2007年12月27日をもって国際興業の関連会社である国際興業観光バスに営業譲渡された。
  • 横浜日野自動車(横浜・川崎・湘南・相模)
  • 山梨日野自動車(山梨)
  • 新潟日野自動車(新潟・長岡)
  • 富山日野自動車(富山)
  • 石川日野自動車(石川・金沢)
  • 長野日野自動車(長野・松本・諏訪)
  • 福井日野自動車(福井)
  • 岐阜日野自動車(岐阜・飛騨) - 西濃運輸グループ、以前は株式上場していた
  • 静岡日野自動車(静岡・浜松・沼津・伊豆)
  • 愛知日野自動車(名古屋・豊橋・三河・尾張小牧・一宮・豊田・岡崎)
  • 三重日野自動車(三重・鈴鹿)
  • 京滋日野自動車(滋賀・京都)
  • 大阪日野自動車(大阪・なにわ・和泉・堺)
  • 神戸日野自動車(神戸・姫路)
  • 奈良日野自動車(奈良)
  • 和歌山日野自動車(和歌山)
  • 島根日野自動車(鳥取・島根)
    • (代理店)日ノ丸総本社(鳥取(東部のみ))
  • 岡山日野自動車(岡山・倉敷)
  • 広島日野自動車(広島・福山)
  • 山口日野自動車(山口・下関)
  • 徳島日野自動車(徳島)
  • 香川日野自動車(香川)
  • 愛媛日野自動車(愛媛) - 伊予鉄道グループ
  • 高知日野自動車(高知)
  • 九州日野自動車(福岡・北九州・久留米・筑豊・佐賀・長崎・佐世保・大分)
  • 熊本日野自動車(熊本)
  • 南九州日野自動車(宮崎・鹿児島)
  • 沖縄日野自動車(沖縄)

宣伝・広告

かつて1980年代前半あたりにレンジャーのCMに落語家の桂歌丸、プロレスラーのジャンボ鶴田が出演した。1989年のレンジャーフルモデルチェンジの際には、トラックのイメージ一新を狙い、女優のダイアン・レインが起用された。また1990年代前半にはスーパードルフィンのCMにケニー・Gの曲にイルカのCGイラストが流れるもの、1992年のモデルチェンジ時には役所広司出演のCMも流れた。1990年代後半のデュトロ発売当時はともさかりえがCMに出演していた。2004年以降はポパイが同CMに起用されている。「走れ!歌謡曲」の影響があってか文化放送で比較的多く(1日中)流れる。近年はライバル局のTBSラジオやニッポン放送でもCMを流す。
トラックだけでなく、バスのCMも流す事もあった。モデルチェンジ時に制作され、セレガ(初代)のCMはバブル期の1990年ということもあり、大々的な宣伝活動を行っていた。
テレビCMは、TBSの「ドラマチック22」と「ブロードキャスター」、日本テレビ火曜8時枠時代劇のスポンサーも務めていたが、「踊る!さんま御殿!!」の番組途中で降板。以後ラジオCMに集中して流している。
また、モータースポーツではインディ・レーシング・リーグの有力チーム「マールボロ・チーム・ペンスキー」と、スポンサーシップ契約を締結している。

関連項目

外部リンク

*ひのしとうしや
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出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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