日産・ブルーバードシルフィ [被リンク数: 56]

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ブルーバード シルフィ (BLUEBIRD SYLPHY) は、日産自動車ノッチバックセダン型小型乗用車である。
なお、初代G10型は、韓国ではルノーサムスン・SM3としてライセンス生産されており、東南アジアなどではB14型サニーのモデルチェンジ版としてサニーまたはセントラの名で販売される。通称:「シルフィ」。

概要

初代 G10型

顧客層のターゲットを60歳台前後のユーザーまたは子育てを終了したエンプティ・ネスト層に設定したため、内外装は極めて保守的なデザインを採っている。このため、中級車には珍しく黒塗りの公用車・社用車仕様も存在する。搭載するエンジンは全て直列4気筒DOHCガソリンエンジンであり、直噴のQR20DD型、北米向け「セントラCA」と同じQG18DE型、そしてQG15DE型の3機種。4WD車にはQG18DE型が搭載される。
発売当初はセカンドネームの「シルフィ」を強調するエンブレムが後部に取り付けられていたが、その後「ブルーバード」がメインになるエンブレムに変わっている。
また、シートおよびドアトリムの生地のイメージは屏風をイメージした。
前期型と後期型とでテールランプの形状が大きく異なる。

2代目 G11型

2000ccのグレードにAFSをオプション装備する、リアランプを細いデザインのトランク組み込みコンビ式にする、ロングホイールベース化することによって圧倒的な室内長を確保するなど、クラスアップを図っている。これは近年メインターゲットを女性に絞った商品が自動車にも増える中、3ボックススタイルのセダンとしてはトヨタ・ベルタ同様女性向に開発された車種であるためでもあるという。ちなみに想定ユーザーは主に「子育てを終えた40代後半の強い女性」とされ、家庭での車選びで「発言力」の強い40代の女性に受けるよう、高級感のあるデザインの内外装と、足を組むことの出来るシーマ以上の脚部スペースをもった後部座席など室内の広さを重視した造りとなっている。カタログなども女性を意識した作りとなっている。
ティアナ、ティーダに続く日産モダンリビングコンセプト第3弾の継承車である2代目シルフィのスタイリングは、3ナンバーサイズのフーガやティアナを、5ナンバーサイズの扱いやすいサイズにダウンサイジングしたとも思えるデザインと言われる。フロントマスクは、目鼻立ちがフーガに似ているが、ヘッドランプやラジエーターグリル形状がティアナに似ている。またAFSを非装着の場合のヘッドランプの丸みはV35スカイラインにも似ているほか、マーチなど最近の日産小型車ではおなじみとなったヘッドランプ組み込み式ヘッドマーカー、逆にティアナフーガなどの同社高級車種でおなじみとなったボディ同色メッキ済みドアノブグリップなど、まさに最近の日産車の特徴をミックスした印象となっている。一方で、グランドピアノモチーフとしたダッシュボードや、日産が「Sモーション」と呼ぶS字曲線を全体に取り入れたエクステリア、「シェルシェイプデザイン」とよばれる、二枚貝を口を開いた形をイメージしたというシート形状など、この車独自の発想も、もちろんある。また、所々で歴代ブルーバード及びシルフィを連想させるデザインも取り入れているという。フーガと同じく、セレクトレバーにはシフトブーツが奢られ、給油口も右側にある。2000cc車およびe-4WD車の全高はフーガの2WD車と全く同じである。
またグレード構成は従来のベースグレードであった1800ccエンジンを積むものが廃止され、2000ccのMR20DEと1500ccのHR15DEの2種類のエンジンを積み、トランスミッションは2000ccがジヤトコ製ニッサン・エクストロニックCVT(無段変速機)、1500ccがフルレンジ電子制御4速オートマチック (E-ATx) となる。
ベースグレードがスタンダードな装備内容の20Sで、ほかにやや使い勝手に優れた装備内容の20M、オートドライビングポジションシート等が標準装備される最上級グレードの20G、エコノミーグレードで、より低燃費のHR15DEを搭載する15Sがあり、4輪駆動モデルのみの1500cc 15Mも存在する。オーテックジャパン扱い特別仕様車のアクシス(本革シート、メッキグリル等を装備)はFF 2000ccのみに設定。さらに法人向けグレード「ブロアム」も用意される。このグレード名称は旧セドリック / グロリアの上級グレードの名称であり、当初ブロアムは現行(Y31型)セドリック営業車に替わり法人向けの送迎用、及び法人タクシー用に販売されるものと見られたが、主に法人向けに販売され、一方でタクシーにはセドリック営業車およびクルー営業車が並売されている。
ボディカラーには、初代の後期型で反響の大きかったウォーターブルーの進化版であるセシルブルーを筆頭に、ミスティラベンダーシルキーベージュローズレッドサファイアブラックダイヤモンドシルバーホワイトパールの7色を全グレードに設定(うちホワイトパールは税込み31,500円高の特別塗装色)、アクシスではミスティラベンダーとローズレッドを除いた5色が選択できる。内装色はサンドベージュとブラックの2色で、ボディカラーと自由に組み合わせられる。シート地はグレードGとMがシルキースエード(スエード調クロス)、Sがモール織物となる。アクシスでは内装色は同じだが専用本革シートとなる。

歴史

初代 G10型(2000年-2005年)

2000年 8月30日、G10型発売開始。それまでの「ブルーバード」「パルサー」「プレセア」との統一後継車種としての位置づけで登場。初代ブルーバードから数えると11代目にあたる。2001年8月まではブルーバードと並売されていた。排気ガスがクリーンなのも売りで、ガソリン車としては日本初の「超-低排出ガス」車に認定されている。
車名にはブルーバードとあるものの、実際はN16型アルメーラをベースに前後のデザインをアレンジしたもので、排気量こそ先代ブルーバードと同クラスではあるものの、車体寸法は1つ下のクラスのものとして設計されている。また、プラットフォームはサニーなどと共通のプラットフォームを用いている。
初期の「20XJ」には6速マニュアルモード付きCVTが装備されていた。
2001年 10月29日、特別仕様車「18Vi Gパッケージ リミテッド」、「18Vi-4 リミテッド」を発売。
2001年10月31日、オーテックジャパンの手による「教習車」を設定。搭載するエンジンはQG15DE型。マニュアルミッションはローギア化され、パワーステアリングオイルクーラーを設定する等、教習車専用装備がなされている。なお、後期型でも教習車の設定がある。
2002年9月、韓国、ルノーサムスン自動車が「SM3」の販売を開始。
2003年 2月12日、大幅なマイナーチェンジが行われる。リアフェンダーのデザインを変更し、リアコンビネーションランプが、同年の2月3日に先行発売された上級車種のティアナに似せたデザインとなった。また、ティアナに設定されている16インチアルミホイールのデザインを模した15インチアルミホイールが設定された。パーキングブレーキがペダル式になる。20XJのCVTはマニュアルモードなしになった。
2003年4月、上海モーターショーにG10型ブルーバードシルフィ(前期型)をベースとする中国向け「サニー(陽光)」を出展。直列4気筒2.0Lエンジンに4速A/Tおよび5速M/Tを組合わせる。
2003年7月、中国にて陽光の生産を開始。日産と東風汽車との合弁会社東風汽車有限公司で生産される。
2003年12月25日、日本で初めて「平成17年基準排出ガス75%低減レベル (SU-LEV) 」の認定を受ける。
2004年 1月20日、70周年記念特別仕様車「18Vi 70th-II」、「18Vi-G 70th-II」を発売。
2004年12月 、マイナーチェンジ。新色「ウォーターブルー」が設定された。
2004年12月16日、2005年3月末までの期間限定特別仕様車「ナビエディション」発売。
警視庁茨城県警察では捜査用覆面パトカーとして導入されている。(ベーシックパッケージ)
Image:Nissan Sentra (N16) (first generation) (rear), Serdang.jpg|前期型(リア) Image:Nissan_Sentra_(N16)_(first_generation,_first_facelift)_(rear),_Serdang.jpg|後期型(リア)

サニーネオ

タイではブルーバードシルフィをサニーネオ (SUNNY NEO) の名称で販売していたhttp://www.nissan.co.th/eng/sunny_neo/index.php。日本仕様との違いとして、フロントマスク・ヘッドライトのデザインが大幅に変更されている。
また、中国仕様の陽光のデザインもサニーネオと同じものであった。
現在はセントラの名前でマレーシアで販売されている。

2代目 G11型(2005年-)

2005年10月、第39回東京モーターショーに「ブルーバードシルフィ プレビュー」として参考出品。2005年12月21日発売。初代ブルーバードから数えて12代目にあたる。
当初はブルーバードの名前がなくなり「シルフィ」のみになる事が確実的とされていた。これは近年自動車業界でビッグネームの消滅や、サブネームがメインネームに昇格するということが多い傾向にあった上、女性を意識した商品戦略の場合、短いネーミングの方が名前を覚えてもらいやすいためである。ところが東京モーターショーにて「ブルーバード・シルフィ」の名前で出品され、ビッグネームが存続するという結果となった。しかしCMなどでは「日産・シルフィ」と紹介されることが多く、シルフィを愛称もしくは通称として定着させたい構えである。
2代目はプリメーラとの統合車種として発売されることになり、再び車体寸法が大きくなった。このため、先代ブルーバードとサニーの中間のポジションにあった初代シルフィと違い、再び従来のブルーバードと同じクラスに戻った。ただし5ナンバーサイズは堅持されており、国内で根強い5ナンバーのミドルクラスセダンへの需要にもしっかりと応えている。
カタログの写真撮影は神戸西神オリエンタルホテルで行われた(カタログにも表記されている)。
G11型には三代目マーチ(K12型)などでおなじみのBプラットフォームの発展版が採用されている。ホイールベースが先代より165mmも拡大されたため、全長が9代目U13型ブルーバードとほとんど変わらないにもかかわらず車内空間は比較にならないほど広くなっている。
初代モデルとは異なり教習車は設定されていない。のちにクルー教習車も廃止され日産のラインナップから教習車が消えていた時期があったが、2008年9月にラティオ教習車が発売され復活した。
生産は九州工場(福岡県京都郡苅田町)から追浜工場(神奈川県横須賀市)に移管された。
2006年 8月24日、中国で「シルフィ」(中国名「軒逸」)の名称で発売開始。「サニー」(中国名「陽光」、G10型ブルーバードシルフィ)との併売となる。この他、シンガポールでも「シルフィ」として発売されている。
2006年12月27日、台湾で「ブルーバードシルフィ」発売開始。
2007年 5月16日、一部改良。濃色ガラスの採用や新色の追加、インテリジェントエアコンシステム、1月に発売した特別仕様車「ナチュラルリミテッド」で初採用された「HADASARA加工」、カーウイングスナビゲーションシステム(HDD方式)などを採用。
2007年 10月29日、インテリアのフィニッシャーを通常の木目調からシルバー・アルミ調に換え、専用ホイールカバーとブラックインナーのヘッドライトを装備した特別仕様車「20Sクールモダン」を発売開始。
2008年 10月1日、小改良でインテリジェントキーが全グレード標準装備となる。さらに、カーウイングスナビゲーションシステムとETCユニットがセットとなる。
仙台市内では法人タクシーとして使用している事業者がある。

車名の由来

「シルフィ (SYLPHY) 」は四大精霊のひとつである風の精を表わす英語の「シルフ (SYLPH) 」からの造語。

脚注

関連項目

外部リンク

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出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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