日産・ダットサントラック [Nissan Hardbody Truck] [被リンク数: 22]

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ダットサントラックDATSUN TRUCK) は、日産自動車の小型商用車であり、現在日本国内での販売はないが、中国をはじめ、アジア中東アフリカ南米諸国で販売が続けられているピックアップトラックである。10代目より「ダットサン」の名が外され、「ニッサン」ブランドに統一された。

解説

ダットサントラックの「ダットサン」とは、かつて日産自動車に存在した小型車専用「ブランド」で、ダットサントラックのみにその名を残していた。日本車の車名としてはもっとも長い歴史を誇る(日本国内向けにおいては10代・67年)。通称は「ダットラ」。
D21型以後では、北米向けを「フロンティア」、欧州向けを「ピックアップ」、大洋州およびイギリス向けを「ナバラ」、南アフリカ向けを「ハードボディ」と、地域ごとに車名を使い分けている。
北米「フロンティア」および「ナバラ」(欧州向けはナバラに名称統一)は、サイズアップした次期型のD40型にモデルチェンジされている。

初代 10T型系(1935-1943年)

2代目 1121型系(1946-1955年)

3代目 120型系(1955-1957年)

4代目 220型系(1957-1961年)

  • 1957年11月 220型発表<直列4気筒OHV988cc C型エンジン(34ps)を搭載。
  • 1958年 ロサンゼルスショーに出展。北米に輸出される。
Image:Datsun220truck.jpg|ダットサン・220型トラック

5代目 320型系(1961-1965年)

(V320型)]]
  • 1961年8月 320型系発売<120型系をほぼそのまま受け継いだ220型系の旧態化に伴い、フレームとボディーが一新された。<車型は、シングルキャブの「トラック」(320)、乗用車風ダブルキャブの「ピックアップ」(U320)、2ドアの「ライトバン」(V320)の3種で、トラックにはロングホイールベース(G320)と高床の設定があるなど、これまでのラインナップを踏襲している。<居住空間と荷台(荷室)が拡大されたことに加え、扱いやすく快活なエンジン特性と頑強なシャーシにより市場の支持を得て、1 t 積トラックのベストセラーとなった。<このシャーシは、やはり大ヒット作となった310型系ブルーバードのものを強化したもので、同じ系列のバリエーションとしては、これにX型メンバーの補強を加えたものがS310型系フェアレディCSP311型シルビアに使われており、それぞれが高い評価を受けている。
  • 1964年 マイナーチェンジ
<

6代目 520型系(1965-1972年)

先代の320型系まではダットサン・セダンやブルーバードとパワートレインやシャーシの多くを共有し、不可分の関係にあったが、ブルーバードがフルモノコックボディーや高速型エンジンを採用するなどの進化を遂げたことで、ついに袂を分かつこととなった。
  • 1965年5月 520型発表<前照灯は丸型2灯式。<エンジンは水冷直列OHVの粘り強い1.3Lの「J13型」、トランスミッションは4速で、1速目が低められている。シフトレバーは前席3人乗りのため、コラムシフトであり、1速のみシンクロ無し。シフトパターンはドライバー奥側上から1-2速、手前3-4速となっている。<キャブのスタイルやインテリアは410系ブルーバードに準じている。ラインアップは、3人乗りの「トラック」、2ドアセダン風のワンピースボディーで、6人乗りの「ピックアップ」、2ドア、6人乗りの「ライトバン」からなり、「トラック」では、ホイールベースが標準(後のショート)のみ設定。
  • 1965年10月マイナーチェンジ<2灯式前照灯後期モデル。<トランスミッションがフルシンクロとなる。それに伴いシフトパターンがドライバー手前上から1-2速、奥3-4速となる。外装では、フロントグリルセンターにDマークのエンブレムが追加される。
  • 1966年 マイナーチェンジ<前照灯が丸型4灯式に変更される。<このモデルからロングホイールベースのG520型が追加され、トラックはDX(デラックス)とスタンダードの2グレードとなる。DXモデルは、フロントグリルバンパーめっき仕上げとなり、フェンダーとドアにめっきモールが付き、ウインドウウォッシャーを装備する。
  • 1967年?マイナーチェンジ<4灯式前照灯後期モデル<フロントグリルが変更され、グリル中央とヘッドランプベゼルがより一体化された物になる。
  • 1968年 マイナーチェンジ。<521型<510型系ブルーバードの登場に合わせ、フロントフェンダー、エンジンフード、フロントグリルなどを510風に変更。エンジンも1.5Lの「J15型」が追加設定され、型式が521型となる。
  • 1969年 生産累計100万台達成。

7代目 620型系(1972-1979年)

  • 1972年2月 620型発売。2種類のホイールベースのシングルキャブトラックと、6人乗りのピックアップの車種構成となり、初めてライトバンがラインナップから落ちた。<同社の乗用車に続く抑揚の強いスタイリングとなり、ショルダー部に「ウイングライン」と名付けられたアクセントを持つことが特徴。後に、国内にもキングキャブが追加される。
  • 1976年 九州工場での生産を開始。
  • 1978年 ダットラ初のディーゼル車(SD22型2.2L 65馬力)と高床フラットデッキ車を追加。

8代目 720型系(1979-1985年)

  • 1979年10月 720型発売<スタイリングは620とはうって変わった直線基調となり、キングキャブの後部は拡大され、エマージェンシーシートが備わった(初)。また、室内トリムはブラウンとブルーの2色が用意され、明るく、より乗用車的となった。<キャビンバリエーションはシングルキャブ、キングキャブに加え、4ドアダブルキャブ(初)の3種類、荷台バリエーションは低床と高床フラット三方開デッキの2種類、ホイールベースは標準とロングの2種類が設定された。<ガソリンエンジンは1600ccのJ16型のほか、乗用車用の1800cc、L18型(初)の二種類。ディーゼルエンジンは2200ccのSD22型が設定された。
  • 一時期、720型をベースとするウォークスルーバンが設定されていた。直列4気筒OHV SD23型ディーゼルエンジン(2289cc 73ps/4300rpm、14.8kgm/2000rpm)を搭載し、最大積載量850kgであった。
  • 1980年6月 4WDモデル追加(初)。エンジンはZ18型ガソリンエンジン(初)で2人乗りシングルキャブと、5人乗りダブルキャブがある。
  • 1982年1月 4WDモデルにディーゼルエンジンを追加。
  • 1983年4月 マイナーチェンジ。ヘッドランプを丸形から角形へ、リアコンビランプを横型から縦型に、メーターを角形から丸形に、それぞれ変更。ディーゼルエンジンは排出ガス規制対応のため、SD23型となる。
  • 1983年6月 北米日産会社にて生産開始。
  • 1984年9月 米国日産自動車製造テネシー工場にて生産累計10万台を達成。
  • 1984年月 国内生産累計500万台達成。日本製商用車として初の快挙。
  • 映画メイン・テーマ」では日産自動車が車両協力をしたこともあり、4WDモデルを野村宏伸が劇中で使用した。

9代目 D21型系(1985-1997年)

  • 1985年8月 D21型発売。キャビンバリエーションはシングルキャブ、ダブルキャブ、および海外向けのキングキャブの3種でアジア地域用キングキャブはリアウインドウ形状が異なっていた。パートタイム4WDもラインナップされた。搭載するエンジンは直列4気筒OHC 1595cc Z16型、1770cc Z18型、1952cc Z20型、OHVディーゼル 2289cc SD23型。また国内の外装は北米仕様(テラノ顔)と異なり中近東仕様に準じたものとなりかなり印象の違うモデルとなった。欧州では「ピックアップ」及び「ナバラ」の名称で販売された。北米仕様では初めてVG30が搭載され名称も「ハードボディ」となった。
  • 1986年8月 D21型をベースとする、日産初のSUV、「パスファインダー/テラノ(WD21型)」登場。
  • 1987年8月 ガソリンエンジンZ18型が廃止、ディーゼルエンジンSD23をTD23に換装した。
  • 1988年11月 ディーゼルエンジンにTD27型が追加される。オーテックジャパン製限定車「アダックス」が発売。二輪競技車両を搭載できるように荷台を2重にしてスロープを格納、ロールバーにステンレス製水タンクを設置して洗車できるようにしている。
  • 1989年9月 ガソリンエンジンZ20、Z16をNA20、NA16に換装。
  • 1989年この頃、日産子会社の日産トレーディングが国内販売されていなかったテラノと同じ顔を持った北米生産のキングキャブ4×4SE-V6を300台輸入し全国の一部日産ディーラーで販売された。
  • 1992年9月 ディーゼルエンジンTD23が廃止され、ディーゼルは2700ccのみとなった。また外装がアジア中近東仕様から北米仕様に準じたブリスターフェンダーに変わりフロントフェイスも大きく変わった。これにより今までの荷台の長さでは4ナンバーを超えてしまうのでダブルキャブの荷台は約50mm短くなっている。上級グレードには北米仕様車にオプション装着されていた樹脂製の大型ロールバーと似たものがついた。またオーテックジャパン製「アダックスⅡ」も発売。
  • 1993年10月 ディーゼルエンジンにTD27T型が追加される。
  • 1995年8月 ガソリンエンジンNA16型が廃止され、バリエーションはNA20、TD27T、TD27の3機種となった。マイナーチェンジによってオーバーフェンダーとアルミホイルガードバー等のオフロードパッケージが装備された。ワイルドアダックスとDRパッケージが発売された。DRとはアメリカで50台限定生産されたデザートランナーの頭文字をつけた名前である。
  • 1995年 日産の合弁会社である鄭州日産汽車有限公司にてD21型ライセンス生産開始。D21型は現在もメキシコではCAMIONES(カミオネス)の名で生産されている。

10代目 D22型系(1997-現在)

  • 1997年1月 D22型発売。エンジンはガソリンエンジンKA24E、NA20S、ディーゼルエンジンがQD32、TD27の4機種。
基本シャーシはD21型のキャリーオーバー。ボディサイズは大型化したため4WDはすべて1ナンバーとなる。前期型内装は D21と同じ。
  • 1997年12月 エジプトにてノックダウン生産開始。
  • 1998年1月 D21型より国内販売されていなかったキングキャブが子会社オーテックジャパンより発売され、エンジンは既存の型でVG30は採用されていない。2400ガソリン,3200ディーゼルのATのみの設定。
  • 1999年6月キングキャブがカタログモデルとなる。当初はリアのジャンプシートは装備されなかったが4名乗車可能となった。
  • 1999年1月 鄭州日産にてD22型生産開始。
  • 1999年6月 D22型をベースとする北米専用SUV「エクステラ(WD22型)」が登場。マイナーチェンジでガソリンエンジンをKA24EからKA24DE、NA20SからKA20DEに換装。
  • 2000年2月 北米向け「フロンティア」2001年モデルをシカゴオートショーに出品。
  • 2000年夏 フロンティア2001年モデルを北米にて発売開始。生産拠点は米国テネシー州スマーナ工場。エンジン生産は同じくテネシー州デカード工場。
日産自動車では2機種目となるスーパーチャージャー付エンジンであるVG30ER型を設定。

関連項目

外部リンク

たつとさんとらつく たつとさんとらつく
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出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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