財団法人日本高等学校野球連盟(にほんこうとうがっこうやきゅうれんめい、英語表記は
Japan High School Baseball Federation)とは、
日本における
高校野球の統轄組織で47
都道府県の高等学校野球連盟を組織している。
財団法人全日本大学野球連盟とともに上部組織として財団法人
日本学生野球協会を構成している。略称は
日本高野連(にほんこうやれん)または
高野連(こうやれん)。
事務所:
大阪市西区江戸堀1-22-25 中澤佐伯記念野球会館内
概要
第二次世界大戦終結によって、
1947年に学制改革が実施され、中等学校が高等学校へ改組されると
全国高等学校野球連盟と改称した。
さらに
1963年には
文部省から財団法人として認可され、同時に現在の名称へ改称した。
改名などを経た現在でも朝日新聞社との関係は極めて密接であり、中央の上部役員の大多数が元幹部など朝日新聞関係者である。
沿革
運営大会
組織構成
常任理事会と九地区理事会からなる全国理事会、評議員会、複数の委員会から成る。
- 総務委員会
- 財務委員会
- 審議委員会
- 審判規則委員会
- 技術・振興委員会
- 医科学委員会
- プロアマ健全化委員会
- 軟式部委員会
- 佐伯記念国際交流委員会
- 野球留学検討委員会
- 選手権大会運営委員会
- 選抜大会運営委員会
日本高野連による変革と社会貢献
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21世紀枠の創設による、結果だけではない努力の評価による高校球児全体への啓蒙(しかし“努力”の基準も不明瞭、との批判がある)。
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2003年には新たに明治神宮枠・希望枠を設けた。これら出場枠を増やす事により、いままでなかなか出場できなかった(主に出場経験の無い)高校の野球部にも、モチベーションと活気が戻った。
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2006年の始球式では、高野連が人命救助で社会貢献した京都府立久美浜高校校野球部の4名を指名した。
日本高野連に関する問題
丸刈りとファッション
- 現在でも未だに部員に丸刈りを強要している。公式には、丸刈りを強制も奨励もしておらず、茶や金などの染色や、長すぎる髪などは認めていないが、ある程度の長さまでは認めているとする。丸刈りにしていない部員のいる学校が甲子園に出場した事もあった。しかし事実上、丸刈りを半強制・奨励しているという事実も否定は出来ない(→高校野球#人気ゆえの問題点(朝日・毎日新聞の論調))。強豪校や伝統校、生徒の多い学校を除いて、学校によっては、少子化や他の人気スポーツがあるため、丸刈りだと野球部に生徒が集まらないという理由で、スポーツ刈りや長髪を認めているところもある。一方で丸刈りが『ファッション』として高校生の間に見直されると、それに対しても苦言を呈した。眉のカット等にも規制を加えた事例からも、ファッション・メーキャップに関心を持つことは『高校生らしくない』という伝統的価値観がそのまま高野連の見解になっていると考えられる。
- 『高校生らしい』という言葉で表される、伝統的価値観における『高校生のあり方』と現在の高校生の価値観やあり方が乖離していると主張する者もいる。なお「フロムA」が『誰の甲子園だ』中で“『―らしい』とは何か。坊主頭できびきびプレーする事か、ボールの方が速いと分かっていてもベースめがけてヘッドスライディングする事か。そんなのは理想像・イメージでしかないのではないか”と問題提起した事があるが、回答が示された事は未だにない。
衝突
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1994年の大会では、エイサーの衣装で県代表校の応援に駆け付けた者達が、「奇異」や「華美」だとして連盟から自粛を求められた。沖縄にとっての民族衣装であろうと大会にそぐわなければ警告対象になるという事であり、沖縄県民からは反発の声が上がった。自分達の保守的な価値観からかけ離れたものを排除する行為に対して内外から非難された。
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2005年では、広島代表校が8月6日午前8時15分に開会式に備えて集合した全チームと共に黙祷をささげようと計画をし、同行していた朝日新聞記者を通じて大会本部にも了承を得ていたのにもかかわらず、連盟関係者は「原爆は広島だけのこと。この場でみんなを巻き込むのは良くない」と発言した。さらに、選手を開会式の列から除外させた田名部和裕理事は「落ち着かないだろうと考え、練習場の隅に案内した」と追い出したことを認めた。また、朝日新聞社は社内の連絡ミスで黙祷の実現ができなかったことを謝罪した。田名部は「広島のことも長崎のことも含めて、大会行事として(終戦記念日の)8月15日正午に黙祷しており、原爆の日の黙祷を全体の行事とするわけにはいかない。」との事であり確かに形式上問題は無かった。しかし、原爆の事を知識としてしか知らず実感のわかない世代が増えるにつれて、こういった黙祷は原爆の事を伝えていく上では行ってもいいのではないかとの反論が上がり、その結果2006年から原爆が投下された8時15分の前後に「静粛な時間」を設け、その間に黙祷を捧げることは任意とすることを高野連が決定した。
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2001年には長野県知事が地元の塚原青雲高校の応援に県のマスコットの着ぐるみを連れてきたが、それを中止させた。ただし、これはすでに全出場チームに禁止の通達が出されていたものであり、その通達を破った知事側に問題があるとの指摘もある。
地元の応援への干渉
- 甲子園に出場することが決まると、地元商店街は「出場おめでとう」などの垂幕を設置するなど地元一丸となって応援をすることも多いが、連盟の指導によって企画の中止・変更を要請されることがある。
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2001年には、日大三高が夏の大会で優勝した際、町田市が主催した優勝祝賀会が中止となった。東京都高野連側は「優勝祝賀会などは校内で行い、派手なことは避けるというのが高野連の方針。市民祝賀会があるということを把握するのが遅れ、直前になっての指導となった」とした。また、会場周辺の商店街では記念セールが企画されたが中止となった。また、準優勝となった近江高校の地元の小売店が値引きセールをしようとしたが高野連は小売店に対してセール中止要請の文書を送った。これは自由な商業活動の妨害との批判がある。しかし、2006年に早実が優勝した際に国分寺周辺では優勝セールが盛大に行われた。
バラエティー・お笑い・報道への対応
出場停止について
高校野球は日本学生野球協会が定めている学生野球憲章に基づいて運営されている。そのため、学生野球憲章に反した場合には日本学生野球協会がその処分について決定をすることになる。憲章違反が発生すると「日本高校野球連盟は甲子園出場に関する許認可権でも持っているのか」という批判が起こる。また、他のスポーツでは認められ、高校野球でも数十年も前から暗黙の了解として認められていた特待生制度を2007年になって突如として認めないことにするなど、「時代にそぐわない」という批判もある。特待生制度に関しては、家庭の事情で学費が払えずに努力して学校に通っている生徒に対しての冒涜だと、世間からの非難を浴び態度を軟化させた。近年では2008年、野球部員が強制わいせつ容疑で逮捕された群馬・桐生第一高校の全国高校野球選手権大会への出場を認め、性犯罪に対しても態度を軟化させるよう方針を改めている。
脚注
関連項目
外部リンク
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出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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