新潟県 [Niigata Prefecture] [被リンク数: 4194]

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新潟県(にいがたけん、英語表記:Niigata Prefecture)は、本州日本海側に位置する、日本の1つ。県庁所在地新潟市政令指定都市)。県庁の建物については新潟県庁舎を参照のこと。

概要

令制国では越後国佐渡国の全域に相当する。古代には越国の領土で、五畿七道北陸道のうち東半分を占めている。旧国名から越佐(えっさ)と表現することもある。
県章は「新」の字を崩した物を中央上に置いて、その周りを「ガタ」を丸く図案化したもので囲んだものである。また、県章とは別にシンボルマークも制定されている。参考
面積は広く、北と西に折れ曲がっており、が多く立ち並ぶ。地理的要素の違いから、上越地方中越地方下越地方佐渡地方の4地域に大きく分けられている。
2007年 4月1日新潟市政令指定都市に指定されたため、本州日本海側初の政令指定都市があるとなった。

地理

自然公園

磐梯朝日国立公園尾瀬国立公園上信越高原国立公園中部山岳国立公園
佐渡弥彦米山国定公園越後三山只見国定公園
瀬波笹川流れ粟島県立自然公園、胎内二王子県立自然公園、阿賀野川ライン県立自然公園、五頭連峰県立自然公園、長岡東山山本山県立自然公園、奥早出粟守門県立自然公園、魚沼連峰県立自然公園、米山福浦八景県立自然公園、直峰松之山大池県立自然公園、久比岐県立自然公園、白馬山麓県立自然公園、親不知子不知県立自然公園、小佐渡県立自然公園

都市公園

国営越後丘陵公園

新潟県の分類

歴史

※ 行政区域の変遷の歴史は「#行政区域の変遷」を参照のこと。

人口

1888年の統計では約166万人を擁し、日本一人口の多い道府県であった(→都道府県の人口一覧#1888年(明治21年)http://www.hrr.mlit.go.jp/library/hokuriku2003/s1/1-06/01jinkou/03meiji/03meiji.html)。この時期は、都市化が進んでおらず、日本人の9割近くが農業によって生活を成り立たせていたため、収穫高が大きい新潟県は人口涵養能力が高かった。国勢調査おいてhttp://www.pref.niigata.lg.jp/HTML_Article/H20%20hyoushi,0.pdf1940年に200万人を突破し、1955年に247.3万人となったが1970年に236.1万人にまで減少した。その後増加し、1985年に247.8万人に達した。2005年の値は243.1万人で全国14位だったが、2008年6月1日の推計人口では約239.7万人と減少傾向にある。特に、進学や就職などの理由による18歳~24歳の若年層の減少が深刻で、県では人口対策を最重要課題に掲げている。

年齢構成

行政

歴代公選知事

議会

  • 新潟県議会

行政区域の変遷

県の変遷

括弧書きは藩府県庁所在地の現所属市町村
: 村上藩村上市)、黒川藩胎内市黒川村)、三日市藩新発田市三日市)、新発田藩新発田市)、村松藩五泉市村松町)、三根山藩新潟市巻町)、長岡藩(長岡市)、与板藩長岡市与板町)、椎谷藩(柏崎市椎谷)、高田藩(上越市高田)、清崎藩糸魚川市
: 村上県、三日市県、黒川県、新発田県、村松県、峰岡県、新潟県、柏崎県、与板県、椎谷県、高田県、清崎県、佐渡県
* 蒲原郡のうち旧会津藩領の区域は引き続き若松県の一部
  • 1871年12月31日(明治4年旧暦11月20日):府県統合により以下の3県を設置。
    • 新潟県(第3次、新潟市):下越2郡(蒲原郡・岩船郡) - 村上県、三日市県、黒川県、新発田県、村松県、峰岡県、新潟県を統合
    • 柏崎県(第3次、柏崎市):上・中越5郡(頸城郡・刈羽郡・魚沼郡・三島郡・古志郡) - 与板県、椎谷県、高田県、清崎県、柏崎県を統合
    • 相川県(佐渡市旧相川町):佐渡県を改称
  • 1873年(明治6年)6月10日:柏崎県を廃し、新潟県に合併。
  • 1876年(明治9年)4月18日:相川県を廃し、新潟県に合併。
    • (1876年(明治9年)8月21日:若松県を廃し、磐前県とともに福島県に合併。)
  • 1886年(明治19年)5月25日:福島県から東蒲原郡を新潟県へ移管。

新潟県の成立

現在の新潟県は、日米修好通商条約によって開港場に指定された新潟を管内に抱え、また戊辰戦争の主戦場の1つになったことから、その成立までの変遷は他府県にもまして複雑なものだった。1870年(明治3年)の新潟県(第2次)成立までの変遷は「越後府」および「柏崎県」の項を参照のこと。
1870年 4月7日(明治3年旧暦3月7日)、越後国のうち新潟を含む下越2郡(蒲原郡・岩船郡)内の政府直轄地を管轄していた水原県が廃止され、県庁が新潟に移されることで新潟県(第2次)が成立した。当時、現県域には新潟県のほか、上・中越5郡(頸城郡・刈羽郡・魚沼郡・三島郡・古志郡)内の政府直轄地を管轄する柏崎県佐渡国全域を管轄する佐渡県、および県域内に藩庁を置く10藩によって分割支配されていた。さらに、蒲原郡のうち旧会津藩領の区域は若松県の管轄下に置かれていた。
1871年 8月29日(明治4年旧暦7月14日)の廃藩置県を経て、同年12月31日旧暦11月20日)に行われた府県再編で下越2郡の旧藩5県が新潟県と、上・中越5郡の旧藩4県(長岡藩は既に柏崎県に編入されていた)が柏崎県と合併して、それぞれ新潟県(第3次)、柏崎県(第3次)となり、また佐渡県は相川県と改称された。1873年(明治6年)に柏崎県が、1876年(明治9年)に相川県がそれぞれ廃止されて相次いで新潟県に合併されて、越佐両国を新潟県が統一して管轄することとなった。
1886年(明治19年)、若松県を経て福島県の管轄となっていた蒲原郡の一部(1878年(明治11年)から東蒲原郡)が新潟県に移管されたことにより、現在の新潟県の県域が確定した。

郡の変遷

財政

平成18年度

地方債等の残高
  • 普通会計分の地方債 2兆5118億円
  • 上記以外の特別会計分の地方債 1773億円
  • 関係する一部事務組合分の債務 8億円 (債務x負担割合)
  • 第3セクター等の債務保証等に係る債務 279億円 (財)新潟県暴力追放運動推進センター等
地方債等の残高合計 2兆7178億円 (連結会計)

平成17年度

経済

産業

農林水産業

主要な産業としては農産物があげられる。コシヒカリ)が中心で収穫量は北海道についで第2位を誇る。特に魚沼地方で栽培されるコシヒカリは「魚沼産コシヒカリ」として、食味日本一の評価を受けるトップブランドであり、日本一のどころであるといえる(その中でも南魚沼市旧塩沢町は最も良)。また、米に関連して米菓煎餅あられなど)の生産額も日本一、日本酒兵庫県京都府に次ぐ第3位である。
米以外では、隣の富山県ともども、チューリップの栽培が盛んである。意外なところでは、西瓜の栽培が盛んである。
漁業も盛んであり、蒲鉾等魚肉練り製品等も有力である。

鉱工業

日本で数少ない原油の生産地でもあり、これに関連してか石油ストーブ石油ファンヒーターといった石油燃焼器具の生産が大きい。現在でも胎内市(旧中条町)沖に阿賀沖油田があり、採掘が進められている。佐渡島にはかつて金山(佐渡金山)があったが、1989年(平成元年)に閉山された。
他には金属製品の生産が多い。燕市・三条市の金属食器は国内シェアの9割を持ち、機械部品では、非鉄金属材料の加工に強みをもつ企業が多い。はさみ包丁スパナなどの金属工具も大阪府に次ぐ2位である。北陸工業地域の中心的存在でもある。
長岡市では自動車やバイクのメーターが製造されている。バイクメーターの国内シェアは9割弱、世界シェアは3割程。
新潟市周辺では米菓などの食品加工業、製紙業、化学工業が多く立地している。
上越地方では糸魚川市(旧青海町)で良質な石灰石が取れることなどから糸魚川市・上越市などで化学工業が発達している。
繊維産業では、ニットの生産高が日本一。しかし、中国あたりに押され気味という。
発電では、阿賀野川流域に大規模水力発電所が立地しており、東京電力柏崎刈羽原子力発電所が、原子力発電所としては世界最大の出力を誇る。現在東北電力中部電力が共同で操業する上越火力発電所(仮称)を建設中である。
1989年には工場立地件数で日本一になったこともある。

サービス業

積雪地帯であり、特に中越地方と上越地方の山間ではスキー場が多い。しかし90年代前半のスキーブームは過ぎ去り、新潟県中越地震の影響や豪雪による交通網への影響が懸念され、2000年代に入ってからはスキー客が急激に減少傾向にある。これを受けて閉鎖されるスキー場も見られるようになっている。
よく「新潟県人はスキーをあまりしない」と言われるが、冬季の厳しい豪雪下の生活を知る県民にとっては「雪=辛いもの」というイメージが強い。つまりスキー客の大半は滅多に銀世界に来ない首都圏などからの集客によるところも大きかったという側面がある。今後は「雪を生かした観光」を目指し、新たな観光システムを構築していくことが望まれている。

地域

県内の地域区分

  • 上越市を中心とする上越地方、長岡市を中心とする中越地方、新潟市を中心とする下越地方、佐渡市からなる佐渡地方(一島一市)の四地方からなる。なお、佐渡島以外は地方間の明確な境界はなく天気予報などでは以下のように大まかに分けられているが、場合によって境界は多少移動する(長大県の地方分けで明確な境界がないのは新潟県のみ)。この他、中越地方と下越地方の中間に位置する三条市・燕市周辺を県央地域、中越地方の南魚沼市小千谷市十日町市周辺を魚沼地方、下越地方の阿賀野川以北を阿賀北県北と呼ぶこともある。
  • 他方、上記の県庁配置や道路交通網の発達ぶりから、県内間高速バス路線が比較的多い。

現在の市町村・郡

県面積が広いということもあり、2000年の段階では実に112もの市町村があったが(北海道長野県に次ぎ全国3位)、平成の大合併2008年4月までに31市町村となっている。
郡については、岩船郡が2村を有する他は、全てが1町村のみの状態になっている。
以下の20市10郡7町4村がある。町は「ちょう」ではなくすべて「まち」と読む。

上越地方

中越地方

下越地方

佐渡地方佐渡島

地域圏

新潟県庁によって、県内は14の広域生活圏(広域市町村圏)に区分され、広域行政単位となっていた(地図)。平成の大合併によって圏内一市となる例が出現したため、現在の広域生活圏は、9つの広域行政圏と5つの市という内訳になっている(人口は2006年7月1日の推計人口http://www2.pref.niigata.jp/niigata/webkeiji.nsf/f200508651bcbf3149256fc60006bbcb/49256fd5005b6a2a492571b800280324/$FILE/_cedqmiqr5d4oigi1h70898jhm2268s44ll8kg_.xls#表4!A1上越新幹線の駅も付記。圏内一市の場合、圏名は斜体 )。

平成の大合併以降、廃止した市町村・郡

平成以前の廃止市町村は新潟県の廃止市町村一覧を参照。

上越地方

中越地方

下越地方

佐渡地方

道州制

新潟県を巡る道州制の区割り案について、地方制度調査会(所在地:東京都区部)は、9道州案では北関東信越州、11道州案と13道州案では北陸州に入るとされている。一方で、国土交通省(所在地:東京都区部)の全国総合開発計画の区割りでは、新潟県は東北ブロックに入るとされている。
しかし、「上越は東北ではない」「下越佐渡島は東北に入るべきだ」「東北と北陸に分けるべきだ」という、新潟県の分割を求める意見が、道州制を題目とするネット掲示板で増えている。
又、「中越北関東へ入る」という意見もあるが、この場合、全く接点の無い中越地方(日本海側)と茨城県太平洋側)が一緒という、地理的同一性を欠いた区割りとなる。
尚、「上越は東北ではない」といった新潟県の分割を求める意見の背景には、以下の点が挙げられる。
  1. 上越地方は北陸新幹線(予定)や上信越自動車道の沿線ともなっているため、住民の多くは東北地方への帰属意識を持っていない。又、「上越は北陸の一部」だと思っている東北地方民も多く、道州制で東北州が発足すると、州都東北新幹線沿線になる事が予想されている。この為、道州制で新潟県全域が東北州に入れられると、上越地方は無視されるという危惧を抱いている。
<!--下越地方は東北地方に極めて近く、下越地方のテレビ局も、東北ローカルの番組を多く放送している。
  1. 幕末奥羽越列藩同盟には、上越地方の藩は加盟していない。又、戦国時代の北陸地方は浄土真宗の地盤となったが、上越市(上越地方)が親鸞の本拠地で、浄土真宗の勢力圏が親不知を越えて西へ進んだのに対して、下越地方は浄土真宗の地盤にならなかった。この歴史的経緯を見ても、上越地方が「北陸の一部」という様相が強いのに対して、下越地方は「東北との交流圏」であり、互いに異なる地方となっている。
  2. 新潟県全域が「関東(太平洋側)の付属品」のようなエリア区分にされる事が多いため、富山県の自治体関係者が、「親不知以西の3県だけでは、中部(太平洋側)や近畿瀬戸内海側)に呑み込まれてしまう」と危惧して、新潟県の北陸への残留を勧めている(←北日本新聞2003年6月27日付)。その一方で、宮城県の自治体関係者が、歴史的経緯(奥羽越列藩同盟)や交通網(羽越本線磐越西線)の面、東北経済連合会の枠組みに新潟県が入っている点から、新潟県の東北への加入を勧めている

有形文化財建造物

重要伝統的建造物群保存地区
  • 宿根木 (佐渡市)

生活文化

方言

食文化

郷土料理

発祥地

  • 日本のフリスビードッグ発祥の地(新潟市)・道の駅第1号(道の駅豊栄/新潟市旧豊栄市)・日本のスキー発祥の地(上越市/ただし、それ以前に静岡県でスキーが行われたという説もある)・消雪パイプ発祥の地(長岡市)・柿の種米菓)発祥の地(長岡市)・日本初のドライブスルー設置店(フレンド喜多町店/長岡市)・ル・レクチェ発祥の地(新潟市旧白根市)・日本のワイン発祥の地(岩の原葡萄園/上越市)・日本の郵便の父生誕の地(前島密記念館/上越市)・地ビール全国1号(エチゴビール/新潟市旧巻町

その他

  • かつて越後柴という地犬がいたが既に絶滅している。
  • 神社の数が5000社で全国1位である。

新潟の「潟」の字の表記について

江戸時代から、地元を中心に「新(さんずい+写)」という略字(方言字)が使われていた。1981年に「潟」の字が常用漢字に採用されるまでは、道路標識などでもこの略字が使用されていた(新潟日報 「新潟=新(さんずい+写)」は本当なの?)。
また、中国語においては、「新泻」という表記が使われているが、新潟県庁としては「新潟」を勧めている。これは、中国語の「泻」は「」(右上にウかんむり)の簡略化に相当し、それにより、「潟」と「瀉」では意味が変わってくるためである(新潟県国際課、中国語における「新潟」の表記について)。なお、「新潟」の北京語読みは Xīnxì で、不正確とされながら慣用となっている「新泻」=「新瀉」では Xīnxiè である。

電力会社・JR・高速道路・ナンバープレート等

: 電源周波数:ほぼ全域で50Hzだが、佐渡市の全域と糸魚川市・妙高市の一部では60Hz
: JR西日本 - 金沢支社北陸本線大糸線の県内全域)
: 新潟運輸支局(新潟ナンバー)- 県央地域(三条市加茂市南蒲原郡田上町)を含む下越地方と佐渡島
長岡自動車検査登録事務所(長岡ナンバー) - 県央地域を除く中越地方と上越地方

新潟県内を題材にした作品

映画・ドラマ

そのほか、にいがたロケネット参照。

小説

楽曲

マスコミ

新聞

  • 新潟日報
  • 長岡新聞
  • 三條新聞
  • 柏崎日報
  • 小千谷新聞
  • 見附新聞
  • 上越タイムス
  • 村上新聞
  • いわふね新聞

放送局

県内にはNHKの新潟放送局がおかれているほか、民放ではTBSフジテレビ日本テレビテレビ朝日の各系列局があり、テレビ東京の系列局は存在しない(但し、アナログでは上越市周辺のケーブルテレビでテレビ東京が視聴できるため、新潟日報・読売新聞朝日新聞の各新潟県版のラジオ・テレビ欄にはテレビ東京の番組表が掲載されている)。
また、FMラジオではJFN系列のFM-NIIGATAが県内全域をカバーするほか、五大都市圏以外では初となる独立ラジオ局のFM PORTがある。県土が広くて拠点都市が多いこともあるが、モータリゼーションが発達しているため、ラジオ(FM・cFM・AM)による訴求能力がテレビ並みに高く、ラジオ局が乱立している。
先述の通り、本県はどこの地方に属するか曖昧であるため、東北6県との共同制作番組があったり、仙台の放送局制作の番組をネット放送したりする(この2例は東北電力が営業区域内向けに提供スポンサーとなる番組である事が多い)。一方で、中部地方の放送局との共同制作番組も存在し、また、ニュースでは関東甲信越地方・甲信越地方として放送されるなど様々である。尚、NHKは新潟県を関東甲信越(首都圏放送センター管轄)としているが、国政選挙やアマチュアスポーツ等では北陸・信越ブロックに属するため、これらの報道・中継等はNHK名古屋放送局を介して北陸3県とネットすることになる。

テレビ・AMラジオ

FM

コミュニティFM

ケーブルテレビ

  • 新潟県のケーブルテレビ局(参照)

スポーツクラブ

脚注

関連項目

外部リンク

公式
観光
にいかたけん *
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出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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