戸塚ヨットスクール [被リンク数: 49]

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戸塚ヨットスクール(とつかヨットスクール)は、愛知県知多郡美浜町に所在するヨットスクールである。石原慎太郎が戸塚ヨットスクールを支援する会会長となっている。
校名は創始者・校長(現職)戸塚宏の名字に由来しており、地名(横浜市戸塚区戸塚宿)との関連性はない。

概要

戸塚ヨットスクールは1976年設立の当初、一般児童・青少年向けのヨットスクールとして発足したと、支援団体の戸塚校長プロフィールには紹介されている。全寮制で訓練生は同スクール宿舎に寝泊りすることを前提としている。
スパルタ式と呼ばれる独自の指導を行い、不登校家庭内暴力などの数多くの少年少女達を矯正させたという触れ込みで話題となる。1970年代末~1980年代校内暴力社会問題として度々マスメディアに取り上げられるなどしており、問題行動を起こす青少年の矯正を行えるとした同スクールも注目された。 その一方で過度の体罰による怪我人が後を絶たず、脱走を企てた訓練生もおり、美浜町長が過度の体罰を自粛するよう異例の申し入れを行った経緯もある。
戸塚校長が提唱する、「脳幹論」と称するものに基づいた、体罰を含んだ訓練手法を用いている。戸塚校長は著書や講演会において「アトピー喘息・登校拒否・なども、脳幹を鍛えることによって克服できる」と主張している。(第三者による検証は行われていない)
ただ訓練生への傷害致死事件(戸塚ヨットスクール事件)を起こして校長以下関係者15名が逮捕され有罪となったこともあるため、同スクールの在り様に関しては議論の的ともなっている。
2006年 4月29日 - 満期で戸塚が出所。今後も信念を曲げずにヨットスクールを続ける意向を語る。戸塚校長らは、現在は体罰を伴う教育方法は行っていないといないが、その行為自体は肯定している。
かつては校内暴力をはじめとする少年少女の粗暴性を矯正することをセールスポイントとしていたが、2007年現在、引きこもりニート問題をはじめ社会問題にもスパルタは有効、『脳幹論』は万能であるとし、営業方針をこれにシフトしている。
他に一般成人向けのセーリングクラブ「かざぐるま」というのがあり、こちらは会員制で参加自由となっている。

特色

戸塚ヨットスクールでは、事件として報じられる以前、校長である戸塚自らが考案した「かざぐるま号」と呼ばれる、一般向けの小型一人乗りヨットよりも安定度の低いヨットを用いて敢えて困難な状況を作ることで、心身を鍛えることができるとしていた。
戸塚校長の著書『私が直す!』でも「かざぐるまに乗っている子供を、あえて海に落とす」とし、この極限的状況の中で自分で対処する方法を考えさせるとしている。
現在、「かざぐるま号」は使われず、ウィンドサーフィンを中心に指導しているとされる。

支援・支持者

技術的なヨット操法のみを指導する一般のヨットスクールとは異なり、“ヨット操法を通じて人格を直す”事を目的にしていると言われる。
体罰を含むそのような方針に賛同している者達(石原慎太郎伊東四朗など)が「戸塚ヨットスクールを支援する会」を組織し、これの支援に当たっている。
勾留・収監中も戸塚はマスメディアに依頼された原稿の執筆活動や弁論雑誌への投稿、同スクール支援者団体を通じてのインターネット上での意見表明・コラム掲載などを行っており、支援団体サイト『教育再生!』では、それらスクールや戸塚側・支援者側の視点による多量の資料が2006年12月現在も掲載されている。

その他

同スクールの遭難・行方不明・傷害致死の事件が大々的に報じられた当時やそれ以降、同スクールは激しい非難に見舞われる一方で、「不謹慎ネタ」として扱われる傾向も見られた。
俳優の山本太郎が、かつて箕面自由学園高等学校在学中に『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』の「ダンス甲子園」に出演した際、グループ名を「アジャコング&戸塚ヨットスクールズ」とした。
漫画作品では安永航一郎の『頑丈人間スパルタカス』というギャグ漫画で校長である戸塚をモチーフにした無茶なキャラクターが描かれた。同様に「論理的・理知的な根拠を持たない、しごきや訓練(ないし教育)と称して暴虐を尽くすような自称教育者」というキャラクターは、ある種のステレオタイプとして、多くの創作物に散見される。こういったキャラクターは、体罰を否定した学校教育法第11条(→体罰の項を参照)施行以降にも少なからず存在して暴行ないし傷害事件を起こし報じられた暴力的な教師をモチーフにしたとみられるものが含まれる一方、事件当時の同スクールに関する加熱した報道合戦の中で取り上げられた、(偏見も含まれる)スクール内の指導内容によっても雛型が形作られたといえよう。
また戸塚自身のキャラクター性そのものも、一種の話題性から報道番組ではなく『ムハハnoたかじん』や『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』をはじめバラエティ番組のような娯楽を主題とするテレビ番組にゲストとして招かれるなど、むしろ「娯楽や揶揄の対象」として扱われた傾向も見られる。

関連項目

外部リンク

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出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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