宇宙飛行士 [Astronaut] [被リンク数: 295]

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]] ]] によるSTS-41-Bミッションで人類初の命綱なしの船外活動を行なったブルース・マッカンドレス飛行士。有人操縦ユニット (MMU) を使用して宇宙遊泳を行なっている。]]
宇宙飛行士(うちゅうひこうし、:Astronaut、Spacemanとも。ソ連/ロシアの飛行士はコスモナーフトкосмонавтカスマナーフト kosmonavt と呼ぶのが通例。宇宙船による大気圏外の飛行を行うよう選ばれた人のこと。訓練を繰り返している人もいれば、普段は宇宙飛行士になる前の元の職業を続けている人もいる。

宇宙飛行士の定義など

パイロット(操縦士)などとは異なり、宇宙飛行士であるかどうかの資格や厳密な規定はない。今の所(2008年において)は「宇宙に行った人」が宇宙飛行士であるとしている様であるが、何が宇宙飛行であるかの判断には幅がある。たとえばロシアは衛星ミサイル、衛星爆弾は軌道を一周しなければ宇宙法に抵触しないとの立場をとっているが、有人飛行については弾道飛行も宇宙飛行であるとしている。
日本人に関しての報道では、JAXA(旧:宇宙開発事業団など)所属の飛行士を「宇宙飛行士」と主に指す。またロシアのソユーズロケットに搭乗し日本人初の宇宙飛行を果たした元TBS社員の秋山豊寛、また、その補欠であった菊池涼子の両飛行士は旧ソ連宇宙飛行士資格を取得している。
国際航空連盟(FAI、航空に関する記録を行う団体)では100km以上、米軍では50ノーチカルマイル(92.6km)以上の高空を宇宙としており、米軍ではそれ以上の高度を飛行した搭乗員(パイロットに限らず航法士などでもよい)に宇宙飛行士のバッジ(航空機乗員標章のウィングマークによく似ている)を授与している。
初期の宇宙飛行では、とにかく宇宙に行って無事に帰ってくる事が最優先され、過酷な打ち上げに耐える体力と不測の事態への対処能力が重視された事から、主に軍の戦闘機パイロットから選抜されていた。近年では科学研究が主体になり、スペースシャトルでは打ち上げ時の負担も軽い事から、科学研究者が訓練を受けて宇宙飛行士になるケースが多い。

スペースシャトルでの下位区分

最近のスペースシャトルなどの運用にあたっては、下記の4つに業務が分かれている。
  • 船長(Commander (CDR)、コマンダー)
  • 操縦手(Pilot (PLT)、パイロット)(船長は操縦手より選出される)
  • 搭乗運用技術者(Mission Specialist (MS)、ミッションスペシャリスト)
  • 搭乗科学技術者(Payload Specialist (PS)、ペイロードスペシャリスト)
昨今、行われるようになった宇宙旅行などで運用に関係のない搭乗者にも呼称が与えられている。
  • 宇宙飛行関係者(Spaceflight participant、商用の宇宙旅行者、教師など)

宇宙飛行士と精神衛生

精神医学を専門とするカリフォルニア大学のニック・カナス教授は、ニューヨーク・タイムズ紙(2007年2月7日付)で、以下のようなことを指摘した。
「宇宙から帰還した飛行士の中には、長年の目標を失い、一種の "燃え尽き症候群" に陥る人がいる」
「彼らは(訓練のおかげで)宇宙でのストレスにはうまく対処はするが、飛行の後の(地上での)現実にはうまく適応できなくなる事例がある。また、感情や人間関係の問題については、いつも上手に対処できるというわけではない」
燃え尽き症候群の例としては、アポロ11号で人類として初めて月に到達したエドウィン・オルドリンは地球帰還後に鬱病をわずらったことが挙げられる。 また、感情や人間関係の問題に必ずしも上手に対処できるわけではない例としては、リサ・ノワックの事例がある。

無重力の影響

宇宙飛行士は重力の影響を受けない環境に長期間さらされるため、任務を続ける間、身体にさまざまな変化が現われてくる。多くの場合、それは地上へ帰還した際に不都合を招くものとなる。

宇宙飛行士に関する書籍

  • 立花隆『宇宙からの帰還』中央公論新社、1985、ISBN 4122012325
  • アンドリュー・スミス『月の記憶―アポロ宇宙飛行士たちの「その後」〈上〉』ソニーマガジンズ、 2006、ISBN 4789727726
  • 宇宙開発事業団『宇宙飛行士になるには』ぺりかん社、2000、ISBN 4831509469
  • 石渡治パスポート・ブルー小学館

脚注

関連項目

*うちゆうひこうし うちゆうひこうし
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出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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