大日本除虫菊株式会社(だいにほんじょちゅうぎく、
英称:
DAINIHON JOCHUGIKU CO., LTD.)は、
大阪府大阪市西区土佐堀一丁目4番11号に本社を置く、
殺虫剤など衛生薬品の製造・販売を行っている
日本の
日用品メーカー。「
金鳥=KINCHO(きんちょう)」の
商標名で知られる。正式な社名より商標が浸透している状態であるが、創業のきっかけを忘れないため、「大日本除虫菊」の社名は堅持している。自社の
製品で多くの
害虫を退治している事から、毎年1月に業界団体である「日本家庭用殺虫剤工業会」が虫供養を実施している。
企業
スローガンは「
昔も今も品質一番」。なお、登録商標名の金鳥とは、同社発売の
蚊取り線香の銘柄に因んでおり、
シンボルマークに描かれている
鶏の事である。この鶏は
故事成語である「
鶏口となるも牛後となるなかれ」という有名な
諺から採られたものであり、業界の先駆者として品質などあらゆる面でトップに立て、という創業者の願いが込められている。また、鶏の胸の辺りには創業者の「上山」の判子を模した
ロゴが入っているのも特徴である。金鳥蚊取線香は
東南アジア地域などでもシェアは高く、ほぼ日本と変わらぬパッケージで市販されている。
歴史
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1885年 - 和歌山県でみかん農園を営んでいた創業者の上山英一郎(うえやま えいいちろう)を、慶應義塾大学時代の恩師・福澤諭吉の紹介でアメリカ・サンフランシスコの植物会社社長のH・E・アモアが訪れる。珍しい植物種苗の交換を約束
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1886年 - アモアより、ビューハク(除虫菊)を含む各種の種苗が届く
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1887年 - 除虫菊の第一回収穫、試験的に除虫菊を製粉
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1890年 - 蚊取り線香「金鳥香(きんちょうこう)」発売、発売当時は仏事用線香のような棒状だった
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1902年 - 渦巻き型蚊取り線香発売
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1905年 - 「日本除蟲菊貿易合資会社」設立
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1910年 - 「金鳥」の商標を登録
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1934年 - 「キンチョール」発売
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1935年 - 社名を「大日本除蟲菊株式会社」に変更
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1967年 - 金鳥蚊取り線香のテレビCMに歌手の美空ひばりを起用
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1970年 - ワンタッチぞうきん 金鳥「サッサ」発売(殺虫剤以外の部門にも進出。多角経営のきっかけ)
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1973年 - 金鳥「蚊取りマット」、金鳥「電子蚊取り器」発売
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1980年 - 使い捨てカイロ金鳥「どんと」発売
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1983年 - タンス用防虫剤「ゴン」発売(ピレスロイド成分の防虫剤としては世界初)
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1990年 - キンチョウリキッド 発売<サンポール(株)(旧:日本電酸)の経営を譲り受ける
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1997年 - タンス用防虫剤ゴンゴン 発売<アメリカ・クロラックス社の「コンバット」シリーズと家庭用クリーナーの販売権を取得
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2003年 - 「蚊に効くカトリス」発売
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2005年 - 住友製薬より大衆薬販売子会社・住友製薬ヘルスケアを買収、同社はダンヘルスケアに社名変更
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2007年 - 「虫コナーズ」発売
主な商品
殺虫剤・虫よけ剤
- 金鳥の渦巻(金鳥蚊取り線香)
- 金鳥の渦巻黒(微香タイプ蚊取り線香)
- 金鳥ハエ取り線香
- キンチョール
- 水性キンチョール
- アミ戸キンチョール
- 虫よけキンチョール
- アリキンチョール
- 水性コックローチSII
- キンチョールジェット
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コンバット(以前は大正製薬が展開していたが、アメリカ・クロラックスとの提携を機に譲渡される)
- アリ用コンバット
- 蚊に効くカトリス
- キンチョウリキッド
- キンチョウマット
- 園芸用キンチョール
- キンチョウカット(除草剤)
- グリーンパイル(打ち込み式肥料)
- ラポイ(殺鼠剤)
- 動物用金鳥の渦巻
- 虫コナーズ(化学薬剤を一切使わない天然植物由来の虫よけ。吊るすだけのプレートタイプと置くだけのリキッドタイプの2種類)
防虫剤
住宅用洗剤他
(「キンクリア」を除き、旧サンポールからの譲渡品)
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サンポール
- ティンクル
- アミライト
- カベライト
- バスカビ
- パイプシャワー
- フロ釜ジェット
- キンクリア
ワンタッチぞうきん
芳香剤・消臭剤
使い捨てカイロ
エチケット抑汗剤シート
医薬品
- キンチョウジェット
- スミスリン
- 金鳥ダイアジノン乳剤
テレビCM
金鳥のテレビCMは長年
電通関西支社の堀井博次 田井中邦彦
石井達矢 中治信博 らが中心となった堀井グループが制作しており、シニカルでドぎつく、ユニークなものが多い(過去にはCMディレクターとして知られる
川崎徹が演出を担当していたこともある)。起用するタレントとの新鮮なミスマッチ感も相まって毎回話題となり、CM中のフレーズが
流行語になる事も少なくない。ただし「蚊取り線香」のCMだけは、
博報堂関西支社が制作し、全く笑いを指向しない、夏の情緒あふれるものとなっている。金鳥のCMには大阪を本拠とする企業であることから、
掛布雅之、
桂文珍、
西川のりお、
岸部一徳、
沢口靖子、
藤原紀香、
豊川悦司など
関西出身、若しくは関西にゆかりのある芸能人・スポーツ選手を起用することが多い。
流行語
ここでは代表的なものを紹介する。
- ルーチョンキ(キンチョール、1966年/桜井センリ)
- 金鳥の夏・日本の夏(金鳥蚊取り線香、1967年~現在)
- トンデレラ、シンデレラ(キンチョール、1977年/研ナオコ)
- 耳にタコ出来た(どんと、1980年/ザ・ぼんち)
- ハエハエカカカ、キンチョール・よろしいんじゃないですか(キンチョール、1981年/郷ひろみ、柄本明)
- キキキキキンチョール、カニハキンチョーマットです(金鳥マット、1981年/掛布雅之、三遊亭圓丈)
- 今日、耳日曜(どんと、1981年・ザ・ぼんち)
- ちゃっぷいちゃっぷい、どんとぽっちい(どんと、1983年/桂文珍、西川のりお)
- ホーンマかいな、そうかいな(金鳥マット、1984年/掛布雅之、西川のりお、たこ八郎)
- 亭主元気で留守がいい(ゴン、1986年/もたいまさこ、木野花)
- がんば~りや~~蚊のカッちゃん。(金鳥マット、1986年、掛布雅之)
- 1も2もなくサンポール(サンポール※、1986年/板東英二)
- どんといれんこ!(どんと、1986年/桂文珍、西川のりお、ダンプ松本)
- オス!メス!ハイオスキンチョール1本~!(キンチョール、1987年/郷ひろみほか)
- 相撲取りャすっぽんぽんで風邪ひかん(どんと、1987年/桂文珍ほか)
- ひとかけ、みこすりサンポール(サンポール※、1987年/板東英二)
- プッチンパッチンピチパチパッチン(音浴湯、1987年/ポール牧)
- ポットンポットン蚊がポットン(金鳥マット、1988年/中村雅俊)
- もっと端っこ歩きなさいよォ(ゴン、1990年/美川憲一、ちあきなおみ)
- ムシムシコロコロキンチョール(キンチョール、1991年/中村雅俊、間寛平、そのまんま東)
- 30日、30日(60日、60日)イッポンポン、キンチョウリキッドイッポンポン(キンチョウリキッド、1992年/近藤正臣)
- キン、キン、キンチョウリキッドは、油とチャウチャウベトベトチャウチャウ(キンチョウリキッド、1997年/山瀬まみ)
- ママのお乳がゆれるとき~金鳥サッサがホコリ取る~、ママのお尻が揺れるとき~金鳥サッサがツヤを出す~(サッサ、1997年/桑原和男)
- タンスにゴンゴン、イザムンムン(ゴンゴン、1998年/IZAM)
- タンスにゴンゴンよう効くねん(ゴンゴン、1999年/沢口靖子)
- つまらん!お前の話はつまらん!(キンチョール、2002年/大滝秀治、岸部一徳)
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酢的な奥さん・シロガネーゼもダラシネーゼ(ティンクル、2005年/北斗晶)
- 私が消えたらどないすんの?(タンスにゴンゴンα消えるタイプ、2005年/田中裕子)
- スケスケ、ターマターマ、プカプーカ(カラーフロー、2005年)
- ズバッと、よ~出るキンチョール~・ブッシュッー!(水性キンチョールジェット、2006年/田中裕子)
- マコちゃん本当は55歳!いや~ん (コンバット、2006年/高坂真琴)
- 長持ちするやつか、遠くまで飛ぶやつか、今夜はどっちのキンチョールがええんや?(キンチョール、キンチョールジェット、2008年/豊川悦司)
- 買ってくれなきゃ、お仕置きよ (コンバット、2008年/人形浄瑠璃)
- ほか
- (※当時のサンポールは金鳥ではなく、旧サンポール時代のコピー)
CMキャラクター
年現在
これまでに起用されたキャラクター
一社提供番組
現在は主に複数社提供番組や
スポット枠で
CMを流している。
関連項目
外部リンク
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出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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