物語は、
江戸時代に
将軍の妻たちが居住した
江戸城の
大奥を舞台に、大奥の女性たちの人間模様と愛憎劇を通して徳川幕府の繁栄と落城の波乱万丈の物語を描いた。2003年の大奥の時代設定は幕末、2004年の大奥 第一章の時代設定は
春日局・
徳川家光の頃、2005年の大奥 華の乱の時代設定は元禄・
徳川綱吉の頃に設定がなされている。また、視聴者の視点となる役や
キーパーソン役を演じる女優(
岸田今日子・
池脇千鶴・
星野真里・
余貴美子)がナレーションを務める。
大奥ってお多くね?のキャッチフレーズも一世を風靡した.
1968年版
1968年4月6日から1969年3月29日まで毎週土曜:22:30~23:25放送。全52話。
キャスト
大奥・徳川家
幕閣・諸大名・関係者
その他の架空人物
- 松島:扇千景(幼君乳母、大奥版「先代萩」の政岡役)
- 重野:沢村貞子 (家光側室お萬の方付き老女)
- 浮橋:荒木雅子 (家継御年寄、仕置き部屋で折檻する役)
- 滝川:細川ちか子(家宣御年寄、御台所らをいびる役。大奥版「先代萩」の八汐役)
- 藤岡:浪花千栄子(家治御年寄、大奥版「忠臣蔵」の敵役。岩藤風)
- 岡野:荒木道子(家定御年寄、大奥版「レベッカ」のダンヴァース夫人役。家定最初の正室附きの老女)
- 歌川:水戸光子 (家慶御年寄)
- 浦路:森光子 (家茂御年寄、和宮降嫁の為に京都禁裏へ上がる役)
- 万里小路:萬代峰子 (綱吉御台所附き上臈御年寄)
- 西尾 :萬代峰子 (幕末大奥御年寄)
- しの:磯村みどり (家治大奥女中)
- 右京:野川由美子(家重大奥老女)
- 梶山:東恵美子(御年寄、奈美に若君性教育係を命ずる役)
- 奈美:左幸子 (若君性教育係)
- 磯乃:高森和子 (大奥版「重の井子別れ」の重の井役)
- 捨吉:雷門ケン坊(馬子、磯乃の子供役)
- 柳川:加賀まりこ(大奥最後の御台所付き御中臈)
- 森永小次郎:夏八木勲
- 立野:原泉 (滝川の姉。先代の御中臈だった老婆役)
- 桂:村松英子(トイチハイチ好みの上臈、宰相典侍)
- 琴:松山容子 (綱吉大奥御客会釈、御台所附き中臈)
- 水之江:三条美紀(将軍お手つき中臈落飾後の比丘尼御殿取締役、老尼)
- 恵心 :三島ゆり子(比丘尼御殿の尼、もと将軍側室)
- お袖:長内美那子 (吉宗愛人)
- ゆき:吉田日出子 (家茂大奥女中)
- 里江:中山千夏 (家重大奥女中)
- くら:若水ヤエ子(家継大奥女中)
- ゆう:中原早苗(家継大奥女中)
- そめ:茅島成美
- おかね:赤木春恵
- 滝山:丹阿弥谷津子(春日局付き老女、お蘭の後見役)
- 浦路:久保菜穂子(お知保の方付き中臈・祐筆、後お末。大奥版「忠臣蔵」の主役)
- 九重:白木万理(当時は、白木マリ。お知保の方付き女中、裏切り者役)
- おゆき:緑魔子 (家慶上臈・姉小路の部屋子)
- お坊主:北林谷栄 (家光大奥の御坊主)
- お玉の母:清川虹子(家光側室・お玉の母。実在の人物)
- 結城島之助:寺田農
- 中山小平次:小池朝雄(お琴の方の元夫)
- 近藤数馬:河原崎長一郎
- 竹生越前守:東千代之介
- 怨霊:岸田今日子 (最終回、幕府瓦解後の大奥に登場)
1983年版
1983年4月5日から1984年3月27日まで毎週火曜:22:00~22:54放送。全51話。1968年版と同様に1年掛けて大奥の興亡を描いている。
キャスト
大奥・徳川家
幕閣・諸大名・関係者
その他の架空人物
サブタイトル
- 大奥誕生
- 生みの母 育ての母
- 陰謀の毒薬
- 禁じられた愛
- お湯殿の誘惑
- 一に引き、二に運、三に度胸
- 種馬とれんげ草
- 偽れる唇
- 猫と金魚と尼君
- 虹を掴んだ少女
- 上様はさんまがお好き
- 見ざる言わざる聞かざる
- 子連れ将軍と五人の女
- 京より天女が舞い降りた
- めんどり歌えば家亡ぶ
- 断崖に立つ女
- 女の情に蛇が棲む
- 女の髪は象をもつなぐ
- 姑は猫千匹
- 奥様は魔性の女
- 赤ちゃん騒動記
- 不倫の円舞曲
- 醜聞に消えた美女
- わんわん行進曲
- 過去のある女
- ある貴婦人の殺意
- 塵に咲く花
- 女帝への階段
- 渚の体験
- ある夜の美女軍団
- 暴かれた禁男の園
- 永遠の処女
- 吉宗と肝っ玉母さん
- 陽気な未亡人
- 運の悪い女たち
- 密会
- さらば!田園交響楽
- 大奥のメリークリスマス
- 盗まれた青春
- 消えた女の伝説
- 疑惑の小公女
- 少女達の不良白書
- 愛と哀しみの聖母
- 天使たちのエロス
- 花嫁は大奥一年生
- 女盗賊の冒険
- 年上の佳人
- 悲恋の皇女和宮
- 江戸城のおさな妻
- 動乱に挑む女
- 華麗なる落日
2003年版
2003年6月3日から8月19日まで放送。毎週火曜日19:59-20:54(JST)の
火曜時代劇枠で放送された「
スーパー時代劇シリーズ」として製作。このシリーズでは時代劇の出演が少ない俳優陣が多く起用されており、この作品でも
菅野美穂、
池脇千鶴、
浅野ゆう子が主演を担当した。
第一部(第1話~第4話)は篤子と瀧山の確執、第二部(第5話~第10話)は和宮と実成院の嫁姑バトルを軸に物語が構成され、池脇千鶴が演じる町人出身の女中「まる」が語り手を務めた。また、
鷲尾真知子、
山口香緒里、
久保田磨希の奥女中トリオ(この3人は『大奥
スリーアミーゴス』と称される)は秘かな人気を呼び、特に久保田が演じる浦尾の台詞である『美味でございます~』はお茶の間の笑いを誘った。また、
1983年版に出演(兼ナレーター)した
岸田今日子が以前と同じ配役で出演した。
最終話(第11話)の翌週には特別編として「明治篇」が放送され、さらに2004年3月26日にはスペシャル版(「大奥スペシャル~幕末の女たち~」)が放送された。
キャスト
リンクのない人物は架空
- (★は「大奥スペシャル」にも出演)
- スペシャル版
スタッフ
サブタイトル
- 将軍の女たち~運命の出逢い~
- 狙われた姫君
- 江戸城燃ゆ
- 将軍死す
- 京から来た姫君
- 嵐の予感
- 禁断の恋
- 束の間の夫婦
- 凶事を呼ぶ黒紋付の霊
- 上様ご出陣
- 将軍の女たち~旅立ちの時~
2004年版『大奥~第一章~』
2004年10月7日から12月16日まで放送。「
木曜劇場」の枠で放送される初の時代劇で、主演は
松下由樹。誕生間もない
大奥が後の女の戦場となる過程を描いているために前作ほどのドロドロ感はなく、いかにもエピソード1ものといった後の話の伏線となる箇所が随所に散りばめられている。第1部(第1話~第4話)はおふくとお江与、第2部(第5話~第11話)は春日局とお万を軸に物語が展開する。こちらの作品も2005年4月8日に2時間半sp「桜散る」が放送された。
キャスト
リンクのない人物は架空
- (★は「大奥スペシャル」にも出演)
- ※第九話にウド鈴木が徳川家光の家来としてカメオ出演している。
- スペシャル版
スタッフ
放送日・サブタイトル・視聴率
- 本作の終盤、後の五代将軍綱吉の本当の生母はお万であったが、故あってお玉(桂昌院)が生んだ子として育てられるという、衝撃的な結末が用意されており、SPの「桜散る」も、この設定を踏まえた内容である。
2005年版『大奥~華の乱~』
大奥の最盛期でもある元禄期を扱ったこともあり、前作の第一章の時代(三代将軍
徳川家光と
春日局の時代)からあまり月日が流れていないのにも関わらず、前々作以上に女性同士のドロドロした修羅場や駆け引きが随所に散りばめられ、好評を博した。
実在はしたものの、大奥入り自体をしたという史料のない牧野安(安子は役名で、安が正しい)を主役に置き、側用人柳沢吉保が将軍綱吉を恨んで殺意を抱いていたとするなど、史実から離れたさまざまな脚色が行われた。また、当時の俗説(
徳川綱吉の死から幾ばくも経たぬうちに正室
信子も後を追うように死んだため、「実は信子は綱吉と無理心中をしたのではないか」という説、柳沢吉保の子・吉里が綱吉の落胤とする疑惑)の取り込みもなされている。
- 平均視聴率は15.7%。11月24日放送は3夜連続特別ドラマ『女の一代記』シリーズ「瀬戸内寂聴~出家とは生きながら死ぬこと」放送のため休止した。それにより生じたブランクのためか、徐々に上昇していた視聴率が一時伸び悩んでいる。
- このシリーズでは、奥女中トリオは微妙に名前を変えて登場している(葛岡→葛原、吉野→美吉野、浦尾→秀尾)。
- お笑い番組『めちゃ²イケてるッ!』でパロディ「山奥~豚の乱~」を放送したり、『新春かくし芸大会』でフジテレビの女子アナが大奥の舞台設定の上で芸を行ったりするなど、パロディ企画も多く製作された。また、ドラマ出演者が『めちゃイケ』のフジテレビ警察に出演し、上様役の谷原章介を「芸人哀れみの令」で逮捕している。保釈金の領収書の宛名を「上様」とするオチまでついた。
キャスト
リンクのない人物は架空
- (★は「大奥スペシャル」にも出演)
- スペシャル版
スタッフ
放送日・サブタイトル・視聴率
平均視聴率 15.7%
大奥(2006年映画版)
前シリーズ華の乱終了から約半年後にあたる、7代将軍家継の時代にあったとされる「
絵島生島事件」をモチーフとした映画を東映が製作。主演には仲間由紀恵、高島礼子、井川遥、浅野ゆう子他。2006年12月23日に公開された。
大奥スペシャル〜もうひとつの物語〜
2006年
12月29日に
深田恭子主演で
大奥女祭りとして
金曜プレステージにて放送された。
映画版『大奥』の約3年前の時代(
宝永7年)を描く。当初は大奥エピソード0というタイトルで発表されていたが、第一章が時系列的に最も古い話となっている以上、エピソード0というタイトルでは時代設定が矛盾するためか、現在のタイトルへ変更されている。視聴率15.2%
キャスト
- おまん(三枝ゆき)(奥女中、滝川付部屋子)<ナレーション:深田恭子
- おしの(奥女中のちの家宣側室):貫地谷しほり
- 伸吉(河合弥七)(奥女中の用足しをする下男):吉沢悠
- 葛岡(おまんの指導係):鷲尾真知子
- 吉野(〃):山口香緒里
- 浦尾(〃):久保田磨希
- 松ヶ枝(滝川付中臈):小松みゆき
- 桜井(奥女中):岩倉沙織
- 梅川(〃):眞野裕子
- 菊山(〃):上田こずえ
- お坊主:かとうあつき
- 吉之助(おまんの幼なじみ):高岡蒼甫
主要スタッフ
- 脚本:尾崎将也
- 音楽:石田勝範
- プロデューサー:手塚治、保原賢一郎
- 演出:葉山浩樹
大奥(2007年舞台版)
-
2007年
9月-10月に明治座(東京都)にて舞台公演された。キャスティング・スタッフは2003年のテレビ版とほぼ同じ。
前後番組の変遷
関連項目
外部リンク
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出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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