人物
特色
1980年代から
1990年代を中心に活動。独特の声とハイテンションな演技、甲高い「ギヒャー」という叫び声を特徴とし、特に畳み掛けるような長台詞での評価が高い。主役以上の存在感を持つ脇役を得意とし、ギャグキャラクターを演じさせれば随一とされているが、『
ドラゴンボールZ』の
ラディッツのような冷酷なキャラクターもこなす演技力を持つ。また、
アドリブが非常に多い(後述)。
この他にも『うる星やつら』、『
めぞん一刻』(四谷役)、『
新・おそ松くん』(本官さん、レレレのおじさん、ニャロメ役)、『
GS美神』(ドクター・カオス役)、『
ゲゲゲの鬼太郎(第4作)』(ねずみ男役)など、多くのヒットアニメに出演している。
経歴
中学卒業後、
日立横浜工場で働いていたが、友人のタレント養成所オーディション受験に付き添いで行った会場で、審査員だった
成田三樹夫に勧められ受験。結果合格し、この世界に入る。
元来は俳優でスタントなども担当し、
大河ドラマや日活ロマンポルノや
1978年版の『
白い巨塔』に出演したこともある。「千葉繁のプロモーション映像を作ろう」という企画が発展し、制作された映画『
紅い眼鏡』では主演を務めた。その他『
ケルベロス 地獄の番犬』、『
トーキング・ヘッド』等
押井守の実写映画にも出演している。
徐々に声優業も多くなり、『北斗の拳』シリーズではジョーカーなど悪役の主にやられ役要員として出演。後に予告ナレーションも担当する事になったが、回を重ねるごとの凄絶なハイテンションぶりが作品のカラーやサブタイトルのネーミングと相まって、ファンから人気を博した。
その後も、印象的な役柄を多く演じる「名脇役」として活躍していたが、
1985年に『ハイスクール!奇面組』で初めてアニメの主人公を演じた。
近年<!--具体的な年を入れて「XXXX年(頃)以降」とした方が良いのではないか-->では、その活動は音響制作業を主体としている。また俳優養成所の
C&Oアクターズスタジオで所長を務めるなど、後進の育成に力を注いでいる。
逸話
- 芸名のうち苗字の「千葉」は、自身がファンだった千葉真一にあやかったものであり、本名(苗字)が同じ「前田」だったことから思い浮かんだという。
- 俳優時代『ミラーマン』においてスタントを行っており、「吊橋の上でバク転をしたのは、さすがに怖かった」という。
- その高い声量故、収録の際に5本以上のマイクを故障させたこともある(一度にでは無く累計)。
- 『北斗の拳』のナレーションでは、話数を重ねるたびにどんどんテンションが上がっていくことがあったが、担当開始初期やその一時期は体の事を考えてテンションを下げた。その途端、ファンから「なぜやめるんだ」とのクレームが殺到したため、再び高いテンションで続けていき、『北斗の拳2』の最終回ではほぼ最高潮に達したという(『トリビアの泉』等でも紹介された)。
- 『機動警察パトレイバー』では名前をもじった「シバシゲオ」というキャラクターを演じたが、後に漫画版でも同名のキャラクターが登場することとなった。「シバシゲオ」の由来の一つに、音響監督の斯波重治と千葉繁を合体させたという説もある。
- 一時期、多忙なあまり1日に2・3時間しか寝られなかったこともあるという。
アドリブ
アフレコ現場では「
アドリブを入れる」ことに執念を燃やしており、スタッフ側から自粛令を出された事もあるほど。『
ビーストウォーズ』シリーズにおける共演者たちとのアドリブ合戦は、ファンの間ではよく知られている。さらに、『
電光超特急ヒカリアン』では、ブラックエクスプレスの前作の負け台詞を変更している。
RPG『
天外魔境』シリーズのマントー役も、文字で表示される台詞と実際の音声による台詞が合っていないという、型破りなキャラクターにしている。『サクラ大戦2』のテキ屋・千葉助がアドリブを特に多用した顕著な例であり、画面上に現われる台詞と、実際に千葉が喋っている台詞が全く一致しないという現象が発生している。千葉のアドリブは脚本の台詞より遥かに本物のテキ屋らしかったとも言われる。
『
美少女戦士セーラームーン』シリーズにも、通常の一話完結エピソードの区切りとなる話に怪物・クルミワリオ君役で登場、アドリブを多数交えた演技で視聴者にインパクトを残した。
『北斗の拳』の収録現場では、
ケンシロウに倒される時の断末魔を、同じやられ役要員の番組レギュラー陣と共に現場で開発したアドリブで発し続け、それはやがて断末魔の悲鳴とはかけ離れた台詞にまでエスカレートしていった。時には、スタッフからNGを受けたほどの逸話があり、「
ちぃーぶわぁー!」と自分の名前で断末魔の悲鳴を叫ぼうとしたところ、NGとなったという。ただし、同作品で牙大王役を演じた
渡部猛が同様の行為をした時はOKが出たという(再度同じ事を企んだ時はNGとなった)。
スタッフからの信頼に加え、絶対に指定と異なることをするため、中盤には千葉の台本の台詞指定表記が「千葉さんお願いします」、「もう勝手にやっちゃって下さい」などの一言のみだったこともあるという。また、『うる星やつら』のメガネの演説でもしばしば類似したケースがあったとされる。
しかし『
ミニパト』においては、台詞量が膨大で尺の中に台本の台詞を収めるだけで精一杯で、アドリブを入れるという狙いは断念したというエピソードもある。また、内容もその膨大な量をハイテンションで捲くし立てる演技が要求されたため、勢い余って口の中を四箇所切ってしまったとも語っている。またシリアスなキャラクターでは、アドリブを入れないケースもある(
ラディッツなど)。
これらのアドリブについて、本人は「事前に考えているわけではなく、現場でとっさに思い浮かんだことを言っている」と述べている(『めぞん一刻サウンドシアター』にて)。一方で、「ビーストウォーズシリーズ」では、台本にアドリブを細かく書き込んでいたという話もある。
時に演じるキャラクターが方言になることもある。
出演作品
テレビアニメ
OVA
劇場版アニメ
映画
- トルコ110番 悶絶くらげ(童貞君)
- 宇能鴻一郎の濡れて開く(竹本)
-
魁!!男塾(ナレーション)
ゲーム
パチンコ・パチスロ
-
サミー
- 「北斗の拳」「北斗の拳SE(スペシャルエディション)」「北斗の拳2 乱世覇王伝 天覇の章」(パチスロ。遊技中の効果メッセージ・ナレーション)
- 「CR北斗の拳 伝承」「CR北斗の拳 強敵(とも)」(パチンコ。遊技中の効果メッセージ・ナレーション)
- 「ぱちんこCR北斗の拳 ラオウバージョン、ケンシロウバージョン」(パチンコ。遊技中の効果メッセージ・ナレーション)
-
大一商会
-
大都技研
- 「押忍!番長」(パチスロ。ナレーション)
- 「秘宝伝」(パチスロ。遊技中の効果メッセージ・主人公レオンの父)
実写
特撮
映画吹き替え
ラジオ
- はみだし金沢王国(えふえむ・エヌ・ワン)
-
広井王子のマルチ天国(文化放送)
- ラジオドラマ『外道女王』(ドクター・シーゲル)
-
マビノギボイスドラマ(パン)(電撃オンライン)
CD
CM
音響監督作品
- ※ 特記のない限り全て音響監督としての参加
テレビアニメ
OVA
劇場版アニメ
実写映画
舞台
その他
脚注
関連項目
外部リンク