写真集 [photobook] [被リンク数: 218]

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写真集(しゃしんしゅう)とは、数十から数百の写真を、あるコンセプトによって編集したもの。
印刷物である場合が多いが、印画紙そのもので構成されたもの、CD-ROMなどのデジタル媒体の場合もある。(web写真も参照)
対象となる被写体は、人物、動植物、建築物、鉱物、天体等、森羅万象。テーマも、報道、スポーツ、ヌード、風景等、多岐にわたる。
撮影の対象を重視する場合と、撮影者を重視する場合に、大きく2つに分ける考え方もある。前者は、例えば、アイドル写真集(タレント写真集)、猫や犬などの動物の写真集や一部の報道写真集(「20世紀を写す」といった類のもの)であり、前者は、例えばかとうれいこなどの水着写真集であり、後者は、例えば、アンリ・カルティエ=ブレッソンアンドレ・ケルテスなどの写真家の写真集である。もちろん、『篠山紀信が撮影した宮沢りえの写真集』といった、両方が重視される場合もあることから、この分類は絶対的なものではない。
出版物として流通されるものを写真集として考えがちであるが、個人が何枚かの写真をまとめ、1部だけ作ったものであっても写真集であると言える。(荒木経惟の「ゼロックス写真帳」など)

歴史

  • 写真集をどのように定義するかによってその起源はまちまちであるが、「複数の写真をまとめた複製可能なもの」の始まりとしてはタルボットによって1841年作られた「自然の鉛筆」が挙げられる。タルボットの発明したカロタイプはそれまで一般的であったダゲレオタイプに対して、ネガ-ポジ法によって複製を作ることが可能であった。そこで彼はカロタイプの技術を広めるために、写真集という形で発表することにした。(この「自然の鉛筆」の一冊が東京都写真美術館に収蔵されている)

年表

写真史を見る上で重要な、写真集にまつわる出来事を挙げる。
  • 1841年、フォックス・タルボットによる世界初の写真集「自然の鉛筆」が出版される
  • 1938年、ニューヨーク近代美術館(MoMA)にてウォーカー・エバンスが写真家として初めて開催される。展覧会カタログ「American Photographs,1938」はそれまでの一枚ずつ見せる形から、一連の流れで編集されており、近代的な写真集の始まりとされる。
  • 1952年、アンリ・カルティエ=ブレッソン写真集、「Images a la Sauvette(決定的瞬間)」が出版される。表紙はアンリ・マティス
  • 1955年、MoMAにて「The Family of Man(人間家族)」展が開催される。展示を含め、人間が生まれてから死ぬまでの時間軸にそってエリオット・アーウィット、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ロバート・キャパなどの写真を並べるカタログの編集方法は、その後の写真集作りに大きな影響を与えた。
  • 1960年、土門拳写真集「筑豊のこどもたち」出版。
  • 1971年、荒木経惟写真集「センチメンタルな旅」出版。私写真の幕開け。

写真集のランキングの例

関連項目

参考図書

  • 「写真集をよむ ベスト338完全ガイド」ISBN 4839820104
  • 「写真集をよむ〈2〉 ベスト338完全ガイド」 ISBN 4839820244
また洋書ではあるが、マグナムに所属する写真家 マーティン・パーらが編集した「The Photobook: A History」 ISBN 0714842850 と 「The Photobook: A History volume 2」 ISBN 0714844330 では、日本を含む、世界中の写真集が写真付きで解説されている。

関連書籍

  • Bhutan: A Visual Odyssey Across the Last Himalayan Kingdom」ISBN 0974246905 ギネスブック認定の世界一大きい写真集。見開きサイズで5×7フィート(約150×210cm)。重量は約130ポンド(約59kg)。

外部リンク

しゃしんしゅう *
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出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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