光文社 [Kobunsha] [被リンク数: 396]

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株式会社光文社(こうぶんしゃ)は、日本出版社1945年10月1日創業。音羽グループに属する。
数々のベストセラーを生み出したカッパ・ブックスの成功は、新書版ブームのきっかけとなった。『少年』により、戦後月刊少年漫画誌の黄金時代を作った。
JJ』の創刊が、後年の女子大生向け月刊ファッション雑誌の隆盛に与えた影響は計り知れない。現在は『JJ』のほか、24歳~28歳前後のOLが主たる読者層の『CLASSY.』や、より若い世代(女子高生などハイティーン)向けの『bis』といった女性誌が人気を博す。

歴史

創業の経緯

1945年講談社は激震に見舞われていた。太平洋戦争が終わり、出版業界内部は、戦争協力者への責任追及の声が激しくあがっていた。戦前から活発な活動をしていた講談社は、その最大の標的となったのである。当時の経営陣は、最悪の事態に備え、別働隊を組織した。それが光文社である。1945年11月のことであった。
しかし、責任追及の声は次第に弱まり、講談社はピンチを乗り切った。そのため光文社は、いわば梯子を外された状態になってしまったのである。

神吉晴夫の台頭

光文社が出版界の第一線に躍り出ることが出来たのは、その講談社から一足早く光文社に移っていた神吉晴夫の手によってである。神吉は「創作出版論」という独特の編集理論をもっていた。それによって、次々とベストセラーが出されていく。1951年「少年期」(波多野勤子)がその嚆矢であった。
そして1954年、「カッパ・ブックス」の創刊。この新書シリーズは、その後の出版界を長く席巻する。
など。青春出版社KKベストセラーズ祥伝社などとともに、新書ブームの一翼を担った。
また1959年には「カッパ・ノベルス」を創刊。『点と線』(松本清張)『日本沈没』(小松左京)『悪魔の飽食』(森村誠一)などが送り出されている。
雑誌においても、1958年創刊の『女性自身』で女性誌ブームを起こし、1965年には『宝石』も創刊された。

労働争議

順風満帆に見えた光文社だが、1970年に大きな事件が起こる。社長に就任していた神吉の経営手法に労働組合が反旗を翻し、労働争議が勃発したのだ。
神吉は後に退陣したが、争議は収まらず、沈静化したのは1977年のことであった。
この泥沼争議を嫌い、多くの人材が光文社を去ることになる。その中には、祥伝社ごま書房の設立に関わった者も含まれている。

その後

1980年代後半ごろから、文庫ブームのあおりを受けて「カッパ・ブックス」の売れ行きが落ち始める。それに伴い、主力は雑誌などにシフトしはじめている。
1975年JJ』創刊。1986年FLASH」創刊。

現在の出版状況

女性誌

男性誌

  • Gainer
  • BRIO

総合誌

  • FLASH
  • 小説宝石
  • GIALLO

書籍シリーズ

  • 光文社文庫 - エンターテイメント系。独特の手触りのカバーが特徴。
  • 光文社古典新訳文庫
  • カッパ・ノベルス
  • 光文社新書 - 後発であったが、『最後の藩主』『オニババ化する女たち』『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』『下流社会』などのヒット作が出ている。
  • 光文社ペーパーバックス - ヒット作は『泥棒国家の完成』『内側から見た富士通』。ただし、日本語表記の未来形と称して本文の随所の文節に、英語による言い換えが後置挿入されていて「読みづらい」という声がある上、内容はどちらかというと悲観論を述べているものが多いため、批判もあるようだ。
  • 知恵の森文庫
  • 4コマギャグバトル(火の玉ゲームコミックシリーズ)

かつて発行していた雑誌

主なベストセラー

<!--*2004年 ガッツ石松監修『最驚!ガッツ伝説』

補足

  • 「カッパ・ブックス」などの「カッパ」は、神吉の「いかなる権威にも屈せず、《なんのへのカッパ》と自由な活動をしたい」という思いから名付けられた。
  • 一般に光文社は「音羽グループ」と括られるが、一方の「一ツ橋グループ」と比べて親元・講談社との結び付きが弱い。書店向け注文サイトにおいて、「一ツ橋グループ」は1つのサイトに集約されているのに対し、光文社と講談社は別々であることからもうかがえる。
  • 作家の小林信彦は、光文社を受験して面接で落とされたことがある。
  • 小学校教科書などを刊行している光文書院とは資本・人材など一切関連がない。

著名なOBOG

外部リンク

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出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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