レンタル(rental)とは、代金と引き替えに商品を一定期間貸し出すことをいい、
賃貸とも言われる。
概要
レンタルは、一般において「使用期間・回数に対して、購入費用が高すぎる」ような製品分野で主に使われているほか、業務分野では使用期間が限られ
減価償却し難い機材などを企業向けに機材や事務機器などをレンタルする業態も見られる。なお企業向けレンタルの、特に契約企業に
新品を所定期間貸し出す業態に関しては
リースの項を参照されたし。
個人向けレンタル業
個人向けの業態には映画等の映像作品ソフトウェア(→
レンタルビデオ)から、旅行先などで自身で運転する人のために
自転車や
自動車といった交通の便に利用する
乗り物、そのほか一時的にしか使わない衣装や道具・高価で専門的な機材まで幅広く使われる。
企業向けレンタル業
事務機器や設備といったものを比較的長い一定期間貸し出す
リース以外にも、一時的に企業に様々な機材などを貸し出すレンタル業も存在する。
例えば
飲食店向けには
おしぼり(平均約25回ほど再使用される)がレンタルされており、企業が
プレゼンテーションや
イベントを行う際の機材、あるいは
出張における
レンタカーの利用など、様々な分野で一時的に貸し出された道具類が利用される。広義には
箱物などの形で方々に建設された貸しホールや多目的商業施設(→
多目的ホール)も一種のレンタルであり、これら多目的ホールを渡り歩く無店舗業態の企業も存在する。
ことプレゼンテーションやイベント用の機材におけるレンタル業は多岐に渡り、
映像機器や
音響機器の専門業者には日本において日本映像機材レンタル協会(JVR)という業界団体があるほか、
照明機器専門業者や
什器類・舞台やブース設備などといったものに対応する業態も見られ、イベントプロモーターといった専門業者が施設の予約を含め、これらを取りまとめて手配することもある。
中には
ロボットの貸し出しもみられるが、これはそれらロボットのメーカーと企業が直接的に交渉する場合もある。日本国内では
ASIMOや
LAND WALKER、
テムザックの警備用ロボット「T63 Artemis」などのレンタルやリースが行われている。
国内レンタル市場の5~6割は建設機械レンタルが占めている。
備考
レンタル業に関する現象を以下に示す。
貸し出しと他の権利
こういった貸し借りにおいて日本では、映像ソフトや音楽ソフトの利用に際する
著作使用料が問題となったことがある。これらソフトの製造においては、個人向けソフトの場合には貸し出しを前提とした著作使用料が徴収されていないためである。この問題は
ゲームソフトや
パソコンソフトなどプログラム媒体でも問題とされた。
この問題に際して映像や音楽のソフトはレンタルビデオ・レンタルCDなどのレンタル業が貸し出しの都度、著作使用料を料金に含め、最終的に著作団体に集めることで
1984年に決着したが、コンピュータソフトウェアでは当初著作物と認められていなかった関係で、初期の貸し出し業がその実として不正コピーを容認するような業態でもあった(→
コピーソフトウェアの歴史)こともあり、ソフトウェア業界からの追求もあってこれら業態は衰退、
コンピュータゲームのソフトウェアに関するレンタル業は過去に特定の
家庭用ゲーム機に対して行われたが、レンタルビデオほどには定着していない。その一方で欧米では
ゲームレンタルという業態も見られる。
- なおネオジオというゲーム機は、当初よりレンタルを前提として市場に出たゲーム機であったが、後にマニア筋から販売を求める声がメーカーに寄せられ、元々がゲームセンター用ハードウェアを家庭向けに再構成したという高性能もあって、入れ替わりの激しい家庭用ゲーム機業界では異例とも言える14年間に及ぶ市場を形成していた。
関連項目
れんたる
れんたる