株式会社ヤクルト本社(ヤクルトほんしゃ、
Yakult Honsha Co., Ltd.)は、
乳酸菌飲料最大手であり、
化粧品、
医薬品も手がけるメーカーである。
沿革
-
- 京都帝国大学の代田稔がラクトバチルス・カゼイ・シロタ株の強化、培養に成功。
-
- 福岡県福岡市で代田保護菌研究所のもとに製造・販売を開始。
-
- (旧)株式会社ヤクルト本社設立。本社は東京都中央区八丁堀→1972年に汐留へ移転。
-
- プロ野球・ヤクルト球団の親会社となる。
-
- 現・ヤクルト本社が(旧)株式会社ヤクルト本社を吸収合併。いわゆる株式額面変更目的の合併。
- 同年 - いわゆるヤクルトレディによる「愛の訪問活動」を開始。
-
- 東京証券取引所第2部に上場。
-
- 東京証券取引所第1部に指定替え。
研究・製造拠点
研究所
本社工場
福島工場を除き、一般の工場見学を受け付けている。少人数単位でも見学可能。ただし要事前予約。
子会社工場
閉鎖された工場
主な製品
- ヤクルト
- ヤクルト400 - ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株が400億個含有されている
- ヤクルト400LT -ヤクルト400よりもカロリー(30%カット)と甘さ(25%低減)を抑えたライトタイプ
- ヤクルト80Ace / ヤクルト80Ace LT(カロリー50%カットタイプ) - 鉄分(クエン酸鉄)・ガラクトオリゴ糖・ビタミンC・ビタミンDが含有されている
- ヤクルト300V / ヤクルト300V LT(カロリー35%カットタイプ) - ビタミンE・ビタミンC・ガラクトオリゴ糖が含有されている
- これらは、ヤクルト本社により製造・販売されている乳酸菌飲料である。「Yakult」はエスペラント語でヨーグルトを意味する「Jahurto」(ヤフルト)から作られた造語。ヤクルトを代表とする「乳製品乳酸菌飲料」が、その創始者である代田博士により「日本国民の健康に広く寄与する」ために国内に広められて以来、『明治 がんばれ元気』(明治乳業)、『ローリーシリーズ』(カゴメラビオ)、『クロレラライトシリーズ』(クロレラライト本社)等、この商品と似たようなものが多数製造・発売されている。これら他メーカーは「発酵乳」製造技術を持つ企業による製品であり、多くの製品が「L.Casei」という種名の乳酸菌が利用され安全性は確保されているものの、近年では「L.Casei」の中でも株名(ヤクルトでは、シロタ株)までこだわった商品も多く、特定の菌株ごとの健康効果をPRしている。
- 2000年には「西暦2000年」を記念して、ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株が200億個含有された「ヤクルト200」を製造・販売していた。
- ジョア(飲むヨーグルト)
- タフマン - 栄養ドリンク(栄養機能食品)
- ソフール(ハードタイプヨーグルト)
- ピュアラ(ソフトタイプヨーグルト)
- ヤクルトの生乳たっぷりヨーグルト
- ビフィーネ(M)(S)
- 2005年10月に長年販売された「ミルミル」、「ビフィール」の事実上の後継商品として新登場した。種類は、「M」・「S」の2種類で、主にヤクルトレディによる宅配で販売されている。
- ビフィア
- ビーエフワン(BF-1) - B. bifidum BF-1株とS. thermophilusを使用。
- 蕃爽麗茶
- ヤクルト本社の出すブレンド茶。グァバ葉ポリフェノール等の成分を配合したためか、独特な香りと風味を醸し出す健康なお茶に仕上がっている。
- 化粧品(ヤクルト本社の化粧品本部が担当する)
-
カンプト注
- ソーピード - スポーツドリンク
- レモリア
- ヤクルトラーメン麺許皆伝
- インスタント麺(袋麺)。麺にクロレラが練りこんであるため緑色である。なお、サブタイトルにある”麺許皆伝”とは、”麺”と”免許皆伝”にかけてもじった造語である。尚、この商品は店頭では販売されていない。
価格理念
創始者の代田稔は、多くの人の健康に寄与すべく「ハガキ1枚程度の値段で買えるヤクルト」を経営標語とした。
CM出演者
ヤクルトスワローズ関係者
キリングループとの提携
キリンビールグループと2005年6月に包括事業提携の覚書を締結。清涼飲料水や健康・機能性食品事業の共同展開を開始した。
- かつてはヤクルトの自社ブランドの製品として、缶コーヒー「珈琲たいむ」や紅茶飲料「Tea le ra」のみを販売していたが、キリンビバレッジと提携し、「FIRE」「午後の紅茶」についても、ヤクルトの自動販売機で販売している。ダノングループのミネラルウォーターでキリンビバレッジが販売している「ボルヴィック」も取り扱うようになった。
-
、ヤクルト本社と共同で、キリン ヤクルト ネクストステージ社を設立。両社の健康・機能性食品事業を統合し、両者のチャネルで販売を開始。にはキリン ウェルフーズ社を分割し、主な事業を継承。なお、ヤクルト本社は三菱グループと関係ないが、キリン ヤクルト ネクストステージは三菱グループである。
ダノン社との関係
フランスの
乳製品メーカーである
ダノン社は、欧米の食品メーカーからの敵対的買収を防ぐために、先手を打ってヤクルト本社を買収、企業規模を拡大することで生き残りを模索した経緯がある。独自路線を指向したヤクルト本社側の猛烈な抵抗により破談となったが、結果的に現在の
筆頭株主(20%)となっている。
このような背景もあり、より海外の乳酸菌事業でダノン社との提携がおこなわれている。なお、国内で
ダノンジャパン(ダノン社の日本法人、旧社名:カルピス味の素ダノン)が
ヨーグルト事業を展開しており、主要販売先として
味の素がかかわっているため、海外に限っている。
世界水泳公式飲料
ヤクルトは
2005年世界水泳モントリオール大会の公式飲料として、
Finaに認定された。番組を独占中継している
テレビ朝日と
BS朝日では「アントニオ君」を起用した
TV-CFを数回に渡ってオンエアし続けてきた。
陸上競技部
関連会社(ヤクルトグループ)
- ヤクルト薬品工業
- ヤクルト食品工業
- エーアンドジー
-
ヤクルトホール(ヤクルト本社に併設されている多目的ホール)
- ヤクルト球団(東京ヤクルトスワローズの運営会社)
- ヤクルト商事
- ヤクルトライフサービス
- ヤクルト健康保険組合
- ヤクルト販売各社
- 海外営業所(海外30カ国・地域でヤクルトを販売)
その他
- ヤクルトの類似商品に「ピルクル」があり、少なくとも東海エリアでこれもヨーグルトを捩ったような「ヨーク」もある。
-
オランダ・アムステルダム中央駅目の前の旧証券取引所建物内にヤクルトザールというクラシック音楽用コンサートホールがある。内部にはヤクルトのロゴがありヤクルトが出資者である。ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団が本拠地としている。付属の小ホールはアガザールと呼ばれている。ガウデアムス国際音楽週間の作曲コンクール授賞式も例年ここで行われる。
-
制作の企業PRビデオにはマナカナの二人が出演している。
脚注
外部リンク
----------------------------------------------
出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
ご利用上の注意