概要
シャーシーはB10Mで
国際科学技術博覧会(科学万博)シャトルバスや
京成バスの
連節バスと同じ物を用いている。エンジンが
ホイールベース間にあるセンターアンダーフロア(
ミッドシップ)構造のため、リア
オーバーハング部分の空間に余裕があり、この部分を2階建て構造にしており、トランクや吹き抜け構造にすることが可能となっている。多くの事業主ではこの1階部分を
サロンルームとしていた。また、この構造を「セミダブルスーパーハイデッカー(SSD)」と呼称する例もあり、当初からワンマン運行が可能であった。ごく少数ではあるが、「スーパーハイデッカー(SHD)」仕様の車もある。
日本の観光バスとしては珍しく
トランスミッションに
AT(
ドイツ・
ZF製)を採用している。後にMT車も出来、ごく少数存在する。またエンジンはこの時期の国産観光バスが17リットル~20リットル級の
V型8気筒エンジンが主流だったのに対し、排気量約10リットルの
直列6気筒ターボ付きエンジン・THD102KE型(320PS)を搭載、他車に比べて燃費が良好で高速道路を長時間走る用途に向いていたため、
1990年代に入ると
高速バスで使用される例が増えた。1997年からのKC-車は従来と同排気量で出力を向上したDH10型(344PS)エンジンを搭載している。しかし平成11年度(
1999年度)排出ガス規制に適合できないため、
2001年5月で輸入・生産が打ち切られた。
その後、尿素を用いたユーロ5適合の新エンジンの発表がされたことから、輸入再開への動きも見られる。
シリーズの変遷
P-B10M
1987年発売開始。ボディは富士重工HD2スーパーハイデッカーに準じたものを架装しており、フロントが角張っていた。ボルボ車の
アイデンティティである斜線の入ったラジエターグリルも組み込んでいた。エンジンは排気量9,595ccの
直列6気筒ターボ付きエンジン・THD102KE型(320PS)を搭載した。
Image:Oosakatyuuoukannkou ORIENT-EXPRESS VOLVO.jpg|中央観光バス
Image:Oosakatyuuoukannkou ORIENT-EXPRESS VOLVO ria.jpg|中央観光バス リア
画像:Ugokotsu-asterope_old.jpg|羽後交通
1990年には車体が小変更され、前面のラジエターグリルは大型化され、側面窓のラインが直線になった。またSHD仕様も登場した。
Image:Touhokukyuukou asterope P-B10M tokyo shinzyou.jpg|東北急行バス
Image:VOLVO asuterope SHD aritakoutu .jpg|有田交通(SHD車)
Image:VOLVO asuterope SHD aritakoutu ria.jpg|有田交通 リア(SHD車)
U-B10MC
1990年発売開始。平成元年度排出ガス規制適合車となり、車体も7Mにモデルチェンジされたため丸くなり、「アステローペ・スペリオール」とも呼ばれていた。但し、
前照灯が7Mのコンビネーションランプではなく従来車同様のシンプルな規格型の角2灯である。後部は当初角形5連ランプを採用していた。これまでの5速AT車に加えて、7速MT車も設定された。
画像:D670-92405-Kanto-Volvo-B10M.jpg|JRバス関東(ジェフユナイテッド市原・千葉のクラブバス)
画像:Hatobus 293 asterope.jpg|はとバス(外観はSSD車と同じだがSHD車)
画像:Tutujikankobus asterope rear.jpg|つつじ観光バス
1996年には車体が小変更され、
日産ディーゼル・スペースアローと同様のリアコンビネーションランプとハイマウントストップランプを採用、前面のラジエターグリルが運転席側側面に移り、前面行先表示機(社名表示機)を装備したため、斜線の入ったフロントグリルはあるものの小型化された。
Image:Jrbuskanto asterope U-B10M rakutin.jpg|JRバス関東(車体はKC-車とほぼ同じ)
KC-B10MD
1997年発売開始。平成6年度排出ガス規制適合車となりエンジンは排気量9,595ccの直列6気筒ターボ付きエンジン・DH10型(344PS)を搭載している。
Image:Jrbuskanto asterope KC-B10M hukuhuku.jpg|JRバス関東
画像:NishinihonJRbus 749-8912 dreamliner.jpg|西日本JRバス 旧塗装
Image:Fujikoutu VOLVO KC-B10M SHD.jpg|富士交通(SHD車)
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出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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