プロゴルファー祈子 [被リンク数: 34]

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プロゴルファー祈子(-れいこ)はフジテレビ系列で1987年10月21日 - 1988年4月20日に放送されたテレビドラマ大映テレビ製作、全23話。 <

作品解説

大映テレビ製作のいわゆる「大映ドラマ」の一つ。製作者の談話によれば、漫画『プロゴルファー猿』にヒントを得て作られた作品だという。主人公・神島祈子役はオーディションで選ばれ、安永亜衣と土家里織が最後選考に残った末に安永が主演の座を獲得、ドラマの製作が行われた。また同オーディションにはブレイク前の常盤貴子も参加していた。 出演者の音無美紀子萩原流行岡本富士太岩本多代は同年放送の渡辺謙主演の大河ドラマ独眼竜政宗』で共演しており、当時の時代背景を窺えるキャスティングも特色の一つである。
大映テレビ製作の連続ドラマとしては当時では珍しく、本作はフイルム収録を全く使わないVTR収録による作品だった。(大映テレビ製作でフジテレビ系列で放送のドラマでは、ライオン奥様劇場の『私は~』シリーズ・『青い瞳の聖ライフ』がVTR作品。)
一連のフジの大映ドラマのナレーションを担当して来た来宮良子は、この作品を最後に降板した。 <

あらすじ

神よ、父の祈りの中、九死に一生を得てこの世に生を受けた祈子れいこ。“祈る子”と書いて祈子。 今、祈子は神に何を祈るか…。 (オープニングナレーションより)
プロゴルファーの神島友平は、妻・保子、愛娘・祈子とその兄・徹の四人で、会社社長の野上家所有の軽井沢の別荘管理人として平和に暮らしていた。 ある日、別荘で野上家の令息・信也がクラブショット練習中に起こしたコントロールミスで、徹を庇った祈子の胸にゴルフボールが直撃し、祈子が重傷を負う事故が発生してしまう。信也の打ったボールで祈子が死んでしまったと勘違いし、激昂した徹は、実の兄のように慕っていた信也に暴行を働き、そのまま行方を眩ましてしまう。
ほどなく、父・友平がゴルフプレイ中に丸元物産会長・丸元利一郎をゴルフクラブで撲殺したという知らせが耳に入るも、父は行方不明となり数日後に塩沢湖畔から遺体となって遺書とともに発見された。
兄の突然の失踪,殺人者の娘として白眼視され世間から隠れるような生活へ一変…と次々と不幸が祈子の身に降り掛かる中、堪えきれずに心が荒んだ祈子は非行に走ってしまう。
時流れた三年後のある日、18歳になった祈子と信也がふとしたきっかけで再会してしまう。 非行に走り変わり果てた姿の祈子は、信也に合わせる顔が無いと考え、心苦しく思い、その場から立ち去ってしまう…。 後にこの再会が祈子を非行の世界から足を洗わせるきっかけとなり、祈子は非行の世界から更生すべく鑑別所に入所し、様々なトラブルにも巻き込まれながらも出所する。
祈子は鑑別所入所中に、父・友平はきっと誰かの策略にはまり、事件に巻き込まれ、殺人者の汚名を着せられて何者かによって殺されたという真実に気付く。 晴れて鑑別所を出所して、祈子と信也の二人三脚で父・友平の汚名を晴らし、真犯人を捜し出す事と、父の夢でもあったプロゴルファーになるという長い旅路が始まった。 <

キャスト

神島祈子かみしま れいこ (演:安永亜衣
祈る子と書いて「れいこ」。これは父・友平が出生届を提出する際に「礼子」と書くべきところを「祈子」書き間違えたため。父が無実の罪を着せられ陥れられたことで、謂れなき差別を受けて育った。そのため非行の世界へと足を踏み入れ、5番アイアンを使って敵対グループのメンバーを殴る・火の点いたゴルフボールを打ち込むなど大暴れし、『5番アイアンのおレイ』として名を馳せた。信也の真剣な愛情によって目覚め、父の魂を受け継ぎプロゴルファーを目指す。父の無罪を信じており、信也とともに謎に迫る。ゴルフドラマにもかかわらず数話に一度は山中で遭難する。かつて信也が打ったゴルフボールが胸にあたり、今も痣となって残っている。
野上信也のがみ しんや (演:風見慎吾
祈子の幼なじみで婚約者。誠実な性格で、賢三に逆らえない父から反対に遭いつつも、祈子のために体を張って純愛を貫く。
神島とおる (演:沢向要士
祈子の兄。信也が打ったゴルフボールが祈子の胸に当たった際、怒り狂って信也を叩きのめし、そのまま家出。祈子と同じく不良化し、野沢の手下になっていたが根は純粋な青年。祈子に対し妹以上の感情を持っていたが、実は野上敬太郎の隠し子であり、信也の腹違いの弟であることが明らかになり信也とは恋敵になる。
神島保子やすこ (演:音無美紀子
女手ひとつで祈子と徹を育てていたが、非行に走った子供達に胸を痛めている。横浜市内で小さな食堂を経営している。
神島友平ゆうへい (演:岡本富士太
祈子,徹の父。元有名プロゴルファーで殺人犯とされているが、それはある人物に仕組まれた罠であり無実の罪。
秋葉清あきば きよし (演:織田裕二
北斗七星会副会長。序盤のみ登場。
野上敬太郎けいたろう (演:中条静夫
信也の父で徹の実父。賢三に逆らえず、祈子や信也につらく当たるが、後に祈子の味方になる。
野上静子しずこ (演:久我美子
信也の母。息子を誑かした犯罪者の娘・祈子や、自身の夫の子で血縁関係に無い徹に対してつらく当たるなど、世間体ばかり気にする女性。
丸元賢三まるもと けんぞう (演:長門裕之
利一郎亡き後、丸元物産社長に納まる。
丸元律子りつこ (演:岩本多代
利一郎の実妹で賢三の妻。
丸元亜矢子あやこ (演:生田智子
賢三・律子夫婦の一人娘。
丸元利一郎りいちろう (演:佐原健二
賢三の義兄で、生前は丸元物産の会長を務めていた。ゴルフプレイ中に友平に撲殺されたとされているが…。
高倉道夫たかくら みちお (演:国広富之
優平と賢三の秘密を握っていると目されるゴルファー。祈子に執拗に追われる。
野沢剣二のざわ けんじ (演:萩原流行
祈子の行くところに現れる北斗七星会のヤクザ。賢三の命令で非道な行いをする。孤児であったが、賢三に妹とともに援助を受けた恩を返すために働いている。
野沢冬子ふゆこ (演:松井きみ江 現・松井紀美江
剣二の妹で丸元家のお手伝い。律子の命令で祈子を抹殺しようとするが逆に返り討ちにあって焼死。
大崎冴子おおさき さえこ (演:大沢逸美
徹の恋人。レディエンジェル会長。徹が祈子が好きなことを知り、祈子を目の仇にし、なぜか祈子と同じくプロゴルファーを目指す不良少女。
時田真介ときた しんすけ (演:石橋正次
新巻鉄男あらまき てつお (演:斉藤隆治
室田花子むろた はなこ (演:松居直美
通称・おハナ。祈子の親友で不良仲間。
順子じゅんこ (演:白島靖代
祈子の親友で不良仲間。
大木優子おおき ゆうこ (演:中村晃子
昔は赤坂で芸者をしていた。野沢行きつけのスナックのママで、徹の実母。
司鏡子つかさ きょうこ(丸元鏡子) (演:土家里織
司という姓は本名ではなく、実母の旧姓。祈子に素性を知られぬために丸元姓を隠して接近する。
森戸大二郎もりと だいじろう (演:下川辰平
鑑別所所長。
黒木くろき (演:綿引勝彦
(演:森一馬
(演:比嘉ひとみ)
(演:沖真由美)
(演:亀山助清
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スタッフ

  • 企画:春日千春(大映テレビ)、前田和也(フジテレビ)
  • プロデューサー:柳田博美、千原博司、中尾嘉伸、小牧次郎
  • 脚本:江連卓
  • 監督:土屋統吾郎
  • 音楽:菊池俊輔
  • 制作:大映テレビ、フジテレビ
  • ナレーション:来宮良子
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主題歌

作詞:椎名恵 作曲:池毅 編曲:戸塚修
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放送日・サブタイトル・視聴率

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エピソード

  • この時代の大映テレビ制作のドラマの例に漏れず、荒唐無稽といえる設定や展開が一部視聴者に話題にされた(竹内義和の著書『大映テレビの研究3』に詳しい)。
  • 当時小学生で当番組を見た大山志保は毎回のオープニングに流れた祈子の優勝シーンに憧れてプロゴルファーへの道を進むことになった。
  • 声優のたかはし智秋はこの番組に感化され、キャディーのアルバイトをやりたがったという。
  • おんな風林火山』の鈴木保奈美、『アリエスの乙女たち』の唐沢寿明、そして、本作の織田裕二といずれも大映ドラマに出演しており、後の90年代フジテレビのドラマでブレイクした。
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外部リンク

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出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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