月探査機として打上げられた0号~3号とX、Y、Zの探査機はいずれも探査に失敗し、
1959年3月3日に
ジュノーII型ロケットで打上げられた4号で初めて
月の探査に成功した。5号~9号とA~Eまでの探査機は惑星間空間探査機として打上げられ、人工惑星となって太陽の周回軌道にのり、観測を行った。
外惑星探査のために
1972年に打ち上げられた
10号は初めて
木星、
1973年の
11号は
木星および初めて
土星に接近・観測に成功した。10号と11号は探査後に外宇宙へ向かって飛行中であり、機体には
地球外生命体に遭遇することを考え、
地球や
人類の姿(あらゆる民族的特長を融合した最大公約数的な造形を意図された)などの線画からなる簡単な図解を記した
金属板が搭載されている。図の意図するところを読み取れれば、その生命体は人類並みの知性を持っているはずという事で描かれたという。この図が発表された当時、世間ではその科学的意義よりもむしろそこに描かれた人物画の着衣状況について議論が沸騰したため、考案者の
カール・セーガンは呆れたという。10号と11号には
原子力電池が積まれ、深宇宙でも動作する様に設計されており、観測後も信号を発していたが、11号は
1995年11月の信号を最後に途絶した。10号はその後も信号を発しつづけたが遠ざかるにつれて電波が微弱過ぎて内容の解読ができなくなり、ついに
2003年1月22日を最後に信号が途絶した。惑星探査機のパイオニア・シリーズは11号が最後となり、これ以降は
金星探査のパイオニア・ヴィーナスシリーズへ移行した。
各計画
エイブル宇宙探査機
- パイオニア0号 - 月探査
- パイオニア1号 - 月探査
- パイオニア2号 - 月探査
- パイオニアr P-1 (Atlas-Able 4A) Able 4A 探査機と呼ばれた。 (パイオニア W)は打ち上げに失敗。
- パイオニア P-2 (Atlas-Able 6) Able 6 探査機と呼ばれた。 (パイオニア5, 又はパイオニア V)太陽周回軌道に投入成功。
- パイオニア P-3 (Atlas-Able 4B or Atlas-Able 4)Able 4 または Able 4B 探査機と呼ばれた。 (パイオニア X) は打ち上げに失敗。
- パイオニア5号 - 宇宙環境調査
- パイオニア P-30 (Atlas-Able 5A) Able 5A探査機と呼ばれた。(Pioneer Y) は打ち上げに失敗。
- パイオニア P-31 (Atlas-Able 5B) Able 5B探査機と呼ばれた。(Pioneer Z) は打ち上げに失敗。
ジュノーⅡ月探査機
- パイオニア3号 - 月探査
- パイオニア4号 - 月探査
後期パイオニア計画
- パイオニア6号 - 宇宙環境調査
- パイオニア7号 - 宇宙環境調査
- パイオニア8号 - 宇宙環境調査
- パイオニア9号 - 宇宙環境調査
-
パイオニア10号 - 木星探査
-
パイオニア11号 - 木星・土星探査
フィクションでの扱い
- 劇中、上記の金属板を載せたパイオニア10号あるいは11号と思われる機体がクリンゴン船によって面白半分に射撃練習の的とされる場面がある。
外部リンク
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出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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