ジュニオ ブレイン トラスト株式会社は、
アニメーション作品の版権管理を主な事業内容とする日本の企業である。旧商号は
スタジオジュニオ。
沿革
そのうちの一つが香西が
1969年に設立したスタジオジュニオ(以下ジュニオ)である。ハテナプロからは今沢哲男らがジュニオへ参加し、
1972年にはスタジオメイツから我妻が移籍。同社はハテナプロに引き続き、東映動画や
東京ムービーのテレビシリーズの外注の仕事を主にこなした。
1990年代に入ると、東京ムービー出身の
片山哲生が興したアニメ制作会社イメージケイの仕事をジュニオは新たに受注先とする。
NHK教育テレビ『
天才てれびくん』枠内のアニメなど、
NHKでの仕事を中心とした自社制作を進めて順調な発展をしているかに見えた。ところが、
NHK衛星第2放送で
1997年4月から放映が始まったイメージケイ制作のアニメ『
白鯨伝説』は制作スケジュールが破綻し、違約金のため元請けのイメージケイは倒産、同年10月末には遂に放送中断となった。同じく片山がアニメ制作を請け負って、ジュニオが実制作を担当した『天てれ』枠内アニメ『
救命戦士ナノセイバー』では、翌
1998年1月に何とか完結させたものの、このイメージケイの倒産劇によってジュニオも被害を受けたとされる。
その苦境の最中での仕事がアニメ映画『
ガンドレス』だった。アニメ制作会社サンクチュアリが製作委員会から4億円で請け負い、ジュニオに対して制作費2億円弱で発注。しかしジュニオは
1999年3月の公開に間に合わせることが出来ず、製作委員会は当初の公開日である
3月20日、未完成状態のまま、
日活を配給元に全国の
東映系劇場42館で公開を強行。新聞の社会面で報道される不祥事となった。『ガンドレス』を作品として完成させるにはさらに1億円の費用がかかったとされ、この件で東映は日活に、日活はサンクチュアリに、サンクチュアリはジュニオへそれぞれ損害賠償請求を行い、ジュニオは一旦活動を停止した。この頃に前後して香西はスタッフをジュニオからどんどん独立させて、失敗の責任をあえて自分1人が負う形にしたという。
その後、
2000年頃に商号を「
ジュニオ ブレイン トラスト」に変更、合わせて株式会社に改組して活動を再開。以後は
1979年頃から香西が制作していた教育アニメを中心に制作していたが、
2004年の『雲の学校』を最後に実制作から撤退した。2008年現在の業務は過去に制作した作品の版権管理が中心となっている。
主な在籍者
主要作品リスト
アニメーション制作・制作協力
イメージケイ、片山哲生作品
その他
下請け参加
その他
OB会社
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シナジーSP(旧名・シナジージャパン。岡崎稔が、我妻宏・前田実と共に1998年に独立して設立。日本アニメディア作品の制作協力を中心に活動)
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スタジオ伽藍(OBの早川光相が、当時在籍していた神戸守らと共に1997年に設立。『カードキャプターさくら』などをグロス請け)
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スタジオフラッグ(制作デスクの早坂哲也が1999年に設立。主に他社からのグロス請けを中心に活動)
関連項目
参考文献
- 「アニメ大国の肖像 アニメ監督香西隆男さん」 中日新聞、2008年1月10日、2008年1月17日。
- 多田信 『これがアニメビジネスだ』 廣済堂出版、2002年1月。ISBN 9784331508671
外部リンク
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出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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