概要
売り上げ不振でPCゲーム市場から撤退するメーカーが多い中、数少ない国産非アダルトPCゲームメーカーとして20年以上もPC向けに歴史シミュレーションゲームを出し続けている。また、かつてはアダルトゲームの先駆けメーカーであった。
歴史
全般的に、特に長らく主力製品であった『信長の野望』『三國志』シリーズは他社製品よりも高価であったが(情報収集料のためと説明されている)、
Windows95移行後は、作品の販売価格の低価格化・旧作の廉価販売を行っている。
また、1994年に発表された
恋愛シミュレーションゲーム、『
アンジェリーク』は業界初の女性による女性ユーザーのための恋愛育成シミュレーションゲームである。『アンジェリーク』以降、他社でも同様の作品を制作するようになり、現在では女性向け恋愛シミュレーションゲームはジャンルとして確立している。
2000年代に入ってからは戦国時代・三国志以外を取り上げた歴史シミュレーション作品の発表が皆無となっている(2005年に
大航海時代Onlineという作品が出たが、純粋な
大航海時代シリーズの新作ではなく
MMORPGである)。
コーエー製ゲームに出演する声優は、
青二プロダクション所属の声優が比較的多い。『
金色のコルダ』のアニメでは青二プロが音響製作としてクレジットされている。
2008年9月4日に、同業中堅の
テクモとの経営統合の協議を開始したと公表。同年11月18日に統合契約書を締結し、2009年4月1日付で共同
持株会社「コーエーテクモホールディングス株式会社」を設立すると発表した。
製品の特徴
コーエーの特徴の一つとして、90年代後半から『-
パワーアップキット』『- 猛将伝』『- Empires』というシリーズのゲームにデータ編集・拡張を行えるキットや、本体(元のソフト)とのセットになった『- withパワーアップキット』などを追加で開発・販売しているが、その手法には賛否両論がある(詳しくはパワーアップキットの項目参照)。
また、コンピュータが異常に有利になりやすいように作られているソフトが多く、「完全コンピュータ有利思考」と言われる。
また家庭用ゲーム機がパソコンと比較して性能が劣っていた時期は家庭用への移植版はPC版の要素が一部省略され、その代わりオリジナル要素が搭載されることが多かった。しかし
プレイステーション2など家庭用ゲーム機が高性能化して以降の作品については、こういったハードウェアの制約がなくなったことでPC版の内容をそのまま家庭用機版に移植できるようになった。一般的にパソコン版ゲームは家庭用ゲーム機版で追加された機能や要素をパッチにより家庭用版発売後でも補完することも可能だが、コーエー作品の場合『
信長の野望・革新』のパワーアップキットWindows版のパッチにおいて国替機能が追加されたこともあるもののこうした例は少数であるため、家庭用機版の方が内容的に充実したものとなることが多くなっている(PC版では
コーエーファンクラブ会員特典の要素が家庭用機版にははじめから付いている場合もある)。一方でPC版にはユーザー間でのデータのやり取りが行いやすい、名前入力などの際に漢字変換がしやすいなどの利点も存在する。また『
太閤立志伝V』にイベントコンバータが搭載されたようにPC版ならではの要素が存在する作品もある。
一時期、(『ウイニングポスト7』から『真・三國無双3ハイパー』までの間)海賊版対策として、ネットワーク認証システムを
パソコンゲームソフトに導入したが、常に接続していなければゲームをプレイすることが出来ないという仕様が、ユーザーに反発された事により『
信長の野望・革新』以降、このシステムはほとんどの作品で廃止されたが『ウイニングポスト7 パワーアップキット』には搭載された。その後、新たにネット接続により別ユーザーの行動などを統計・公開するNetJoyシステムが導入された。
GAMECITY
コーエーのゲーム情報サイトであるGAMECITYで提供されるサービスを利用するためにはGAMECITY市民登録が必要となることがある。具体的には
シリアルによるオンラインユーザー登録時や
コーエーファンクラブへの入会時、オンラインショッピング(コーエー作品以外も一部扱っている)の利用、オンラインゲームのアカウント作成時などに必要となる。
なお、コーエーの「公式」サイトはkoei.co.jpで、以前はゲーム情報もこちらに掲載されていたが、現在はサポート情報など一部を除きGAMECITYに掲載されている。
ユーザー層
ほぼシミュレーションゲームの専門メーカーだった頃はそのジャンルの特色のため、いわゆるヘビーユーザーがメインの購入者層と言えた。近年は女性向け恋愛もの『ネオロマンス』シリーズや、アクションゲーム『真・三國無双』シリーズなどの新機軸を打ち出して、新しいユーザー層を獲得している。
社名
変遷
光栄マイコンシステム(KOEY)(設立当初-
1984年)→光栄(KOEI)(
1984年-
2000年の
CI導入まで)→コーエー(koei)(CI導入後-)。なお、会社
登記上は2009年現在も「光栄」であり、書籍の
奥付などでは「光栄」の表記が2009年現在も使われている。
由来
「光り栄える会社に」という願いをこめて名づけられた。また、偶然か意図的かわからないが、「KOEI」を並び替えると創業者である襟川陽一の出身校である「KEIO」(慶應義塾大学)となる。ちなみに本社ビルは母校から徒歩5分の位置にある。
なお、アルファベット表記については当初は「KOEY」であったが、外国人には「コーイー」としか読めないという指摘を受けたために「KOEI」に改めた。その後小文字表記で「koei」となった。
ロゴ
ゲーム開始画面などで現れるコーエーのロゴの特徴を示す。
- 初代
- 黒い画面にKOEI等と赤い文字で記されている。
- 2代目
- 初代同様の黒い画面だが、音楽とともに現れ一瞬光る。
- 3代目
-
CI導入後のロゴで、2代目までとは異なり白い背景に黒い文字で小さな丸が移動して「Koei」となる。音楽も2代目と違ってライトなものになっている。
サウンドウェア
「
信長の野望・戦国群雄伝」からしばらくの間、「
with サウンドウェア」と称して、ゲーム中の音楽をアレンジしたオーディオ
CDを付属させた限定版も通常版と並んで販売された。PC版「with サウンドウェア」バージョンは、通常版よりも2週間程度先行して発売され、早く手に入れたい人は通常版よりも価格がやや高いのを承知でこちらを選んでいた。ゲーム機版は先行発売などはなく、サウンドウェア付きはレアな存在である。
サウンドウェアのCDは、レコード店で単体発売もされていたが、PCのサウンド機能向上とともに媒体がCD-ROMへ移行して、
CD-DAでBGMを入れてしまうようになってくると、サウンドウェアという展開はフェードアウトしてしまった。それでもCD-ROM初期はサウンドウェアのBGMをCD-DAで収録し、そのCD-ROMディスクそのものをサウンドウェアとして扱い、サウンドウェア版のみの展開をしていた機種もあったが、そういった機種もゲームの大容量化に伴い次第に
WMA形式や独自形式などに移行した。
その他
以前、社内関係者が社内LANからMMOゲーム評価サイトに接続して投票するという不正行為をしたことが発覚し問題となり、後に公式ホームページでの謝罪文が掲載された。
関連企業
- 株式会社光優(同社の筆頭株主で、オーナー企業でもある)
- 株式会社コーエーネット
- 株式会社エルゴソフト
- 福気(フーチー)(製作会社)
-
ω-FORCE
- 天津光荣软件有限公司
- 北京光荣软件有限公司
2009年現在発売中のゲーム作品
歴史シミュレーション
- 上記3シリーズを総称して「歴史三部作」という呼称が用いられ、いずれのシリーズも続編が製作され続けたが、そのうち「蒼き狼と白き牝鹿シリーズ」は1998年の4作目以降続編が製作されておらず、以後「歴史三部作」の呼称も用いられなくなっている。
REKOEITION(リコエイション)
このシリーズの初作は「維新の嵐」であるが、
シミュレーションゲームと
ロールプレイングゲームの中間のような、それまでのゲームとは違ったシステムであったために企業名を冠したこの造語が用いられた。正確には「リ・コエイション」である。
第二次世界大戦
イマジネーションゲーム
RPG
シミュレーションRPG
英傑伝シリーズ
もともとはリコエイションゲームとして発売されたが、後に独立シリーズとなった。
戦略シミュレーション
アクションゲーム
ビジネスシミュレーション
テーブルゲーム
競馬
恋愛シミュレーション
女性向け
オンラインゲーム
-
アプサラス
-
信長の野望Online
-
大航海時代Online
-
三國志Online
-
三國志Battlefield
-
信長の野望Internet
-
三國志Internet
過去発売していたゲーム作品
歴史シミュレーション
REKOEITION(リコエイション)
イマジネーションゲーム
アダルト
日本初のアダルトゲームを発売したのは、実はコーエーである。
- ナイトライフ
- ストロベリーポルノシリーズ
- マイ・ロリータ
戦略シミュレーション
- GOTHA イスマイリア戦役
- GOTHA II 天空の騎士
RPG
第二次世界大戦
アドベンチャー
アクションゲーム
- 魂の門 ダンテ-神曲
- クリス 愛の旅立ち
- DESTREGA
ビジネスシミュレーション
テーブルゲーム
スポーツ
アーティスト人生シミュレーション
恋愛シミュレーション
男性向け
特殊もの
関連項目
-
シブサワ・コウ
- 電楽(1991年刊行のパソコン雑誌。半年足らずで廃刊)
- Da Gama(1996 - 1997年に刊行していた歴史ファン情報・投稿誌)
-
オメガフォース
外部リンク
*