コンパは仲間と親睦を深めるために行う飲み会のこと。主に
日本の
学生や若者の使う
俗語で、語源は
ドイツ語Kompanie、
英語company、
フランス語compagnieなどに由来する。
概要
明治期に学生・書生の風俗が確立すると、同じ
寮や
クラスなどに属する者が互いに親睦を深めるために酒席をともにする習慣が生まれた。これが
旧制高校・
大学を経て、戦後の新制大学に受け継がれ、大学進学率の上昇とともにひろく一般的な風俗として受け入れられるようになったのが現在のコンパである。
コンパはその性質上、同世代の若者どうしで、カジュアルな雰囲気のなかに行われるのが一般的である。形式ばった飲み会や懇親以外の目的を持つ会はコンパとみなされることが少ない。参加者は上記のように戦後のある時期まで、男どうし、女どうし、あるいは学生どうしに限られることが多かったが、現在では男女混合の形態のほうがより一般的になっている。
合同コンパ
現在一般的にコンパという名称で思い浮べられることが多いのは
合コン(合同コンパ)である。これは主として男女の出会いを求めるために行われるコンパで、女子の大学進学率が急激に上昇し始める1970、1980年代ごろから盛んになり、その後学生どうしにかぎらず広汎に行われるようになった。合同コンパという名称は、男子のコンパと女子のコンパを合同で開催するというところに基づいている。また、男女合同で行楽地などに出かけることを
合ハイ(合同ハイキング)と呼んでいたが、現在ではほとんど
死語となっている。
近年では合コンで恋人を求めるという意味合いは徐々に薄れつつあり、ただ単に顔見知りでなかった男女が酒を飲んで語りあう場へと変わりつつある。
種類
大学生の場合
その名目により、クラスコンパ、ゼミコンパ、
卒論打ち上げコンパ、クラブや
サークルの新入生歓迎コンパ(通称:新歓コンパ)、追い出しコンパ(通称:追いコン)などの呼び名がある。
異性の友達を獲得するために行なうパーティーを「
合コン」と呼ぶが、これは男女合同コンパの短縮形であり、コンパの一種である。
大学生の場合は、アルバイト等の低収入しかないこともあり、
居酒屋や
カラオケボックスなどで行われることが多い。男女比率は4対4もしくは3対3が基本と考えられている。中には、20対20、もしくはそれ以上の人数をオーガナイズする場合もある。
なお、昨今では「鍋パーティ」と称して、一人暮らしの社会人や学生の自宅で合コンするケースも存在するが、これは
ホームパーティーと合コンの合体系といえる。
社会人の場合
普通の企業のサラリーマンと
OLや受付嬢(主に他社)、
イベントコンパニオンなどが、アフター5に「合コン」を行う場合、学生と違い
レストランなどで行う場合が多い。なお、その時の懐具合と相手の女性陣のメンツによっては居酒屋レベルの店で行うケースもある。基本的に会費は男性7に対し女性3など、男性が多めに払うケースが多い。
お金持ち合コン
六本木ヒルズや東京ツインパークスなどの都心の高級マンションに住む、
医師や会社経営者、外資系企業や大手商社などの裕福なエリートビジネスマンが、仲間の男性と
モデルや
グラビアアイドルなどの
芸能人、
スチュワーデスや
アナウンサーらと
麻布十番や
六本木近辺のレストランや
東京都港区内の自宅、自宅マンションのラウンジなどで行う合コンのことを、「
お金持ち合コン」もしくは「
ヒルズ合コン」などと呼ぶ。この場合、男性が圧倒的に裕福なこともあり基本的に会費は男性が払う。
海外の場合
同様のものは
欧米の大学にもあり、
ドイツ語圏では「Fete」(フェテ)という言い方をする。やはり寄り集まって飲むことに変わりはないが、
日本のようにレストランや居酒屋で行なうのではなく、手作りのアットホームな
ホームパーティー風のものが多い。
韓国では日本でいう合コンを「
미팅」(ミティン、
英語の「meeting」に由来)という。日本でいう「オフ会」は「
오프라인 미팅」(オプライン・ミティン)といい、また1対1で男女を紹介し合うものを「
소개팅」(ソゲティン、
소개(紹介):ソゲと
미팅:ミティンの合成)という。
合コンとセックス
古来より
歌垣のような男女混合の語り合いの場は、性的な関係を背景に持っている場合がままある。合コンについても、例外ではない。
合コンで親しくなった異性と自宅(もしくはラブホテル)に行き、夜を過ごす(多くの場合性的関係を伴う)ことは俗に
お持ち帰りと呼ばれている。また、男女が始めからセックス(もしくは乱交)に発展することを期待して行う合コンは
ヤリコンなどと呼ばれている。
一気飲み
コンパが行われる際には、場を盛り上げること(と女性を酔わすこと)を目的として、
「一気飲み」と呼ばれる一気に酒のグラスを飲み干す飲み方をすることがある。なお、「一気飲み」を行う際には、手拍子や掛け声(コールと呼ばれる)、歌(掛け声ソング)などで観衆が盛り上げる風習がある。また、これらに関してはホストクラブのような
水商売の現場でも行われている。
しかし、この様な飲み方は
急性アルコール中毒になる可能性が高いために自粛するよう関係団体から警告が出ている。1990年代から、急性アルコール中毒による死者が多発して社会問題となっている。2006年、熊本大学医学部漕艇部での急性アルコール中毒死事件では、福岡高裁による安全配慮義務に違反しているという被害者側の逆転勝訴判決(一審の熊本地裁では被害者側敗訴)が下され、一気飲みに対する有罪の判例ができた。
ゲーム
また、場を盛り上げるためや酒の勢いを増すことのため(その場合は女性に酒を飲ませるためという目的も含まれる)に、参加者の間でゲームが行われることがある。主なゲームとしては以下のようなものがある。
関連項目
こんは
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