グループC [Group C] [被リンク数: 68]

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グループC(ぐるーぷしー)は、自動車レースのカテゴリーの1つ。1981年FIA(国際自動車連盟)の下部組織だったFISA(国際自動車スポーツ連盟)によって、それまで1から8の数字によって形成されていたレギュレーション(国際スポーツ法典・付則J項)を改正し、AからE・N・Sという7つのアルファベットへ簡略化されたものの1つである。
グループCは、それまでのグループ5(シルエットフォーミュラ)およびグループ6(プロトタイプレーシングカー)の後継にあたるカテゴリーである。一般にはスポーツカーレース(ここで言うスポーツカーはプロトタイプレーシングカーを指す)の一種として知られる。

歴史

このグループC規定でもっとも特徴的な部分は、総燃料使用量の規制である。排気量無制限・クローズドボディ・最低車両重量・レース距離に応じた総燃料使用量の規制定められた。この規定によってレーシングカーには、速さの条件として高燃費と高効率が要求されるようになった。年度によって、車両細則は、変更を受けている。
グループCカー規定に基づくシリーズとして世界耐久選手権 (WEC) がスタート。ル・マン24時間レースもこのシリーズに組み込まれたことから、ル・マン24時間レースの総合優勝はこのグループCカーによって争われることとなった。車両最低重量は800kgで燃料タンク容量は100L。レース距離によって燃料補給回数にも制限がつけれた。ル・マン24時間レースでは、補給回数26回以下かつ2,600L以下と規定された。
グループCの小型クラスの「グループCジュニア」が新たに制定。最低車両重量700kgで燃料タンク容量55リットル。総燃料使用量は、グループCより少なく設定されている。その他の規定は、グループCと同じ車両規定である。ル・マン24時間レースでは、補給回数26回以下かつ1,430L以下と規定された。
「グループCジュニア」の名称が「グループC2」に変更。この変更に伴い昨年までの「グループC」は「グループC1」に名称変更となり最低車両重量が850kgに変更。C1・C2クラスともに燃料補給回数の規制は撤廃され総燃料使用量のみとなり燃料を有効に活用できるようになった。
C1の総燃料使用量が削減され燃費規制が強化。ル・マン24時間レースでは、2,600Lから2,210Lに変更された。選手権対象をメーカから参戦チームに変更された。
  • 1986年
シリーズに耐久レースだけでなく短距離レースも加え、シリーズ名称を世界耐久選手権 (WEC) から世界スポーツプロトタイプカー選手権 (WSPC) と改称され、多くの自動車メーカーがワークス参戦し大きな盛り上がりを見せた。
レース距離を480kmに統一。チームに全戦参加義務。C1の最低重量を900kgに引き上げ。ル・マン24時間レースは、1989年と1990年の2年間選手権から外れる。
  • 1991年
WSPCがスポーツカー世界選手権 (SWC) と改称され、それと共にレギュレーションが変わり、エンジンが当時のF1と同じ排気量3,500ccの自然吸気エンジンのみとなる(ただし1991年に限っては、旧規定下で作られたマシンも重量ハンデなどを受けた上で参戦が認められた)。これは当時FIAの会長だったジャン・マリー・バレストルらが「F1とエンジンレギュレーションを共通化することで、グループCに参戦する自動車メーカーがF1にエンジンを供給しやすくなり、双方のカテゴリーの活性化につながる」と目論んだことによるものだが、この目論見は見事に裏目に出て、旧WSPCに参戦していた多くの自動車メーカーの撤退を招くこととなった。このためSWCは1992年限りで消滅し、グループCというカテゴリーも事実上終焉を迎えることとなった。
日本では1983年全日本耐久選手権としてグループCによるシリーズ戦がスタート。後に全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権 (JSPC) と改称し、WSPCがSWCに改称した後も旧グループC規定に基づく燃費規制レギュレーションによるレースが行われていたが、バブル景気の崩壊に伴う自動車メーカーの経営状態の悪化などを背景に、SWCと同様に1992年限りでシリーズが終了した。

代表的なグループCカテゴリーのマシン

外国車

日本車

関連項目

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出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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