キセノン [Xenon] [被リンク数: 121]

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|- ! colspan="2" style="background: #c0ffff" | 一般特性 |- | style="width: 43%" | 名称, 記号, 番号 || キセノン, Xe, 54 |- | 分類 || 希ガス |- | , 周期, ブロック || 18 (0), 5 , p |- | 密度, 硬度 || 5.9 kg·m−3, no data |- | 単体の || style="text-align: center" | 無色 |- ! colspan="2" style="background: #c0ffff" | 原子特性 |- | 原子量 || 131.293 amu |- | 原子半径 (計測値) || no data (108) pm |- | 共有結合半径 || 130 pm |- | VDW半径 || 216 pm |- | 電子配置 || Kr]4d10 5s2 5p6 |- | 電子殻 || 2, 8, 18, 18, 8 |- | 酸化数酸化物) || 0(no data) |- | 結晶構造 || 面心立方構造 |- ! colspan="2" style="background-color: #c0ffff" | 物理特性 |- | || 気体 (反磁性) |- | 融点 || 161.4 K (-111.7 , -169.1 °F) |- | 沸点 || 165.1 K (-108.12 ℃, -162 °F) |- | モル体積 || 35.92 × 10−3 m3·mol−1 |- | 気化熱 || 12.636 kJ·mol−1 |- | 融解熱 || 2.297 kJ·mol−1 |- | 蒸気圧 || no data |- | 音の伝わる速さ || 1090 m/s |- ! colspan="2" style="background: #c0ffff" | その他 |- | クラーク数 || 3 ×10-9% |- | 電気陰性度 || 2.6 (ポーリング) |- | 比熱容量 || 158 J·kg−1·K−1 |- | 導電率 || no data |- | 熱伝導率 || 0.00569 W·m−1·K−1 |- | rowspan="3" | イオン化エネルギー || 第1: 1170.4 kJ·mol−1 |- | 第2: 2046.4 kJ·mol−1 |- | 第3: 3099.4 kJ·mol−1 |- ! colspan="2" style="background: #c0ffff" |(比較的)安定同位体 |- | colspan="2" |
|- ! colspan="2" style="background: #c0ffff; font-size: 85%" | 注記がない限り国際単位系使用及び標準状態下。 |}
キセノンXenon)は原子番号 54 の元素元素記号Xe希ガス元素のひとつ。ラムゼー(W.Ramsay)とトラバース(M.W.Travers)によって1898年に発見された。ギリシャ語で「奇妙な」「なじみにくいもの」を意味する xenos が語源
※英語圏ではゼノン(ˈzɛnɒn, ˈziːnɒn)と発音されることが多い。
常温常圧では無色無臭の気体融点 -111.9 沸点 -108.1 ℃。空気中にもごく僅かに含まれる。固体では安定な面心立方構造をとる。
一般に希ガスは最外殻電子が閉殻構造をとるため、反応性はほとんど見られない。しかし、キセノンの最外殻(5s25p6)は原子核からの距離がはなれているため、他の電子による遮蔽効果によって束縛が弱まっており、比較的イオン化しやすい(イオン化エネルギーが他の希ガス元素に比べて相対的に低い)。このため、反応性の強いフッ素酸素と反応して、フッ化物酸化物を形成する。

用途

キセノンランプイオン推進エンジンの推進剤に使用される。断熱性能が空気よりも高く、二層ガラス等の断熱材としても有効である。
麻酔作用を有するため、一部病院では試験的に導入されている。ただし純粋なキセノン自体が高価なこともあり、一般にはまだ普及していない。
キセノンは中性子を吸収する能力(中性子吸収能)があり、原子力発電の分野では「毒物質」として働く。核分裂生成物として発生したキセノンによるキセノンオーバーライド原子炉の制御に大きな影響を与える。地下核実験では時間が経つにつれて大気中にキセノンガスがで放出されるので実験の成功・失敗の判断の一部にキセノンガスの大気中への放出を調べることがある。

化合物

化学結合を備えた最初の希ガス化合物として、1962年5月、カナダブリティッシュコロンビア大学のネイル・バートレットとD.H.ローマンによってヘキサフルオロ白金酸キセノン (XePtF6) が合成された。酸素分子O2を酸化するヘキサフルオロ白金酸の反応から類推し、O2 (12.2eV) とほぼ同じイオン化エネルギーを持つキセノン (12.13eV) を酸化できるのではと考えたことが成功の鍵であった。8月にはXeF4が、同年末はXeF2とXeF6も合成された。

ハロゲン化物

キセノンはフッ素単体の混合比を調節してニッケル管中で加熱し、急冷すると四フッ化物XeF4あるいは二フッ化物XeF2を生成し、加圧条件化で同様に加熱すると六フッ化物XeF6を与える。
いずれのフッ化物も水に容易に加水分解される。またXeF6、XeF4は強力なフッ素化試剤である。また、XeF2は温和なフッ素化試剤として利用される。

酸化物

六フッ化キセノンXeF6または四フッ化キセノンXeF4と反応し、三酸化キセノンXeO3を与える。
\rm 6XeF_6 + 12H_2O \longrightarrow 2XeO_3 + 4Xe + 24HF
XeO3は三角錐型の構造を持ち、爆発性の化合物である。XeO3はアルカリ条件下、XeVIIとXe0に不均化する。
\rm 2XeO_3 + 4OH^- \longrightarrow XeO^{4-}_6 + Xe + O_2 + 2H_2O
また、77Kで等モルのXe6ニッケル管内で反応させるとオキソフッ化物XeOF4を生成する。他の例として、XeO3とXeOF4からXeO2F2が、XeF6とNaXeO6からXeO3F2が生成する。低温で水と混合し、紫外線を照射するとキセノン2原子を含む分子 HXeOXeH が生成する。

有機キセノン化合物

C6F5BF2とXeF4ジクロロメタン中混合することにより、[C6F5XeF2]+[BF4]-が合成されている。

参考文献

きせのん *
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出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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