オールザッツ漫才 [被リンク数: 47]

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オールザッツ漫才』(-まんざい)は、毎日放送(MBSテレビ)制作・放送のテレビ番組ハイビジョン製作

概要

1990年に放送開始。毎年年末に約5時間という長丁場で、深夜に公開放送の形でオンエアーされるお笑い(ネタ)番組である。その熱気はゴールデンタイムの番組にも勝る勢いで、関西ローカルのテレビではもはや、年末の風物詩となっている。
番組の原型は前年、前々年に同様の形式で放送された朝まで働けダウンタウンで、この時点では出演メンバーは主に当時の2丁目劇場のメンバーとなっていた。オールザッツ漫才となった初回の司会はオール阪神・巨人。開始当初はベテランから若手まで、吉本芸人が総動員で漫才やコントを披露していたが、2002年からは若手中心のメンバー編成となり、若手のトーナメントを中心とする番組として放送されていたが(この頃からステレオ音声での放送開始)、一時期ネタ披露のみの編成となる。近年は若手芸人のトーナメントを復活させ、中堅芸人のネタ披露と合わせた2つの企画を軸にした形で放送されている。
「この番組を見れば今の関西の笑いがわかる」と言われるほど多くの人気芸人が出演しており、ダウンタウンも録画テープを観ているとのこと。関西のお笑い好きの視聴者は、年末は必ずと言っていいほどこの番組を見ているだろうと言われている。
また、師走の夜中に長丁場の生放送という事もあってか、ネタに対する観覧客の反応がシビアなのも特徴のひとつ。若手のネタがスベった場合の凍りついた空気も偽りなくそのまま放送されている。

組の取り決め

ネタ組

出場する芸人のベテラン・中堅クラスに位置する芸人の組。後述のトーナメント組との違いは賞レース形式ではなく普通にネタを披露するだけのシンプルスタイル。ネタ時間は主に3~4分だがこちらも組によって多少異なる。ただし2001年まではなんばグランド花月に常連出演する芸人も参加していたが、2002年からはベテラン勢が出なくなり、中堅勢のみがネタ組として出演。
トーナメント制ではない年でも、ネタ組制度は導入されている。また2004年以降は出場芸人の知名度や実績(「M-1グランプリ」「R-1ぐらんぷり」等の全国ネットでも放送されている賞レース番組で好成績の残した組)も考慮し、若手クラスの芸人でも、(これまでのトーナメント組の実績を度外視し)ネタ組に昇格することもある。
近年は基本的に中堅・若手勢による構成となっている為に、中堅勢がある程度キャリアが長くなり、番組常連となっていたリットン調査団バッファロー吾郎らは惜しまれつつも卒業してしまう例がある。

トーナメント組

出場する芸人の若手クラスに位置する芸人の組。賞金及び副賞をかけて1回戦(1分ネタ)~3回戦若しくは4回戦(2分~4分ネタ)まで行い、客席のスイッチ投票で進出・優勝するか決まる。2000年・2004年の司会は「前回トーナメントで優勝したから、ネタ組に昇格」を毎回強調しているが、必ずしも優勝してすぐにネタ組に昇格とは限らず、数年経過してから満を持してネタ組出場となる芸人も少なからずいる。
基本的には若手クラスのみの組だが、リットン調査団(2001年まで)や青空など(スタッフか本人らの意向かは定かではないが)、ある程度キャリアがあってもトーナメント組に長年残留している例もある。
2006年以降は出場若手芸人の増加に伴い、ワンコイン組(芸歴と収入を考慮した組、2006年)・Foot Cut バトル(放送の事前に番組出演をかけて行うトーナメント、2007年)を導入、トーナメント組出場の門戸も広がった。

各回のあらまし(2000年以降)

2000年

20世紀最後の回となったこの年は、トーナメント制を取りやめ、総合司会の今田耕司の進行のもとに130R雨上がり決死隊が司会兼チームとして別れそれぞれが率いた50組100名の芸人と対決を行うというシステムというものであった。 なお司会の今田はこの当時初めて茶髪にし「21世紀バージョンでございます。」と冒頭で言っていた。コーナーゲストには西川のりおも参加していた。

2001年

総合司会は雨上がり決死隊FUJIWARA。ゲストでかつて司会を務めたオール阪神・巨人が登場。若手32組のトーナメントでは、1回戦は大阪吉本所属vs東京吉本所属という形式で行い、審査は観客とオール阪神、オール巨人の100名で行われた。(若手とはいえリットン調査団も東京吉本組でトーナメントに参加している。また東京吉本組では、品川庄司インパルス森三中ロバート、東京へ進出したライセンスといった面々が参加した。)

2002年

総合司会はFUJIWARA中川家。若手24組のトーナメントと、中堅のネタならびにコーナー企画を取り混ぜた構成。トーナメント優勝は笑い飯。準優勝の友近千鳥が健闘、またなかやまきんに君や東京組の三瓶、福岡から参加のバッドボーイズらも、大阪勢が大多数を占める中でネタのみならず司会らとの軽妙なかけあいを繰り広げ、番組を大いに盛り上げた。ネタ組では、バッファロー吾郎ケンドーコバヤシら、いわゆるリットン一門をはじめとする旧二丁目出身者に加えチュートリアルブラックマヨネーズなどを含めたbaseよしもと出演組(当時)、そして復帰したたむらけんじのほか次長課長ルート33、ライセンスら、東京進出組も多く参戦した。
海原やすよ・ともこメッセンジャーは、2008年現在、この年が最後の出演となっている。

2003年

14回目となった2003年は、陣内智則木村祐一若槻千夏MCに迎えて放送。それまでとの最大の違いは出演メンバーの若年化であった。最年長は第1回から出演し続けているリットン調査団、最年少はやっと18歳になり出演できるようになったりあるキッズ。ほぼすべての出演者がうめだ花月、baseよしもとのメンバーであった。
番組は若手のトーナメントとネタ企画の構成。トーナメントにはM-1グランプリで注目を浴びた笑い飯、麒麟、千鳥、りあるキッズなどの姿も見られ、白熱した闘いが繰り広げられた。トーナメントの覇者は友近2002年優勝の笑い飯は準決勝でりあるキッズに僅差で敗れた。ネゴシックストータルテンボス南海キャンディーズなどのダークホース勢が勢いをつかみ上位進出した。
トーナメントの合間には彼らの先輩芸人、主に2003年夏にbaseよしもとを卒業し、うめだ花月で活動する芸人達のネタや企画が披露された。
数年に渡ってネタ組のトリを務めたリットン調査団は、この年が最後の出演となる。

2004年

12月29日の23:45~29:00(翌5:00)に放送。MCは陣内智則、若槻千夏。なお、この年は名古屋中部日本放送(CBCテレビ)にも同時ネットで放送された。
他にも、番組構成が大きく変化。2003年まで続いていたトーナメント制を廃止し、代わって若手芸人による「ネタ10番勝負」という形式がとられた。これは、出演する芸人全組が「オトコマエチーム(キャプテン:シャンプーハット)」「ブサイクチーム(キャプテン:バッファロー吾郎)」「アンチ陣内チーム:(キャプテン:ケンドーコバヤシたむらけんじ)」の3チームに分けられ、それぞれのキャプテンが自分のチームの若手芸人(各10組)からネタをさせるコンビを選出、計3組をバトルさせるという形式。最も面白かったコンビのいるチームに得点が加算され、優勝したチームには賞品が与えられた。優勝は「アンチ陣内チーム」。また、中堅芸人(主にうめだ花月組)はチームに関係なく合間にネタを披露した。
なお、base組以外の「ネタ10番勝負」出場者はレイザーラモン、なかやまきんに君、東京吉本所属のトータルテンボス、POISON GIRL BAND、名古屋吉本所属のブロードキャスト、福岡吉本所属のどんぴしゃの6組である。
この年から2006年までは、バッファロー吾郎がネタ組のトリを務めた。

2005年

12月29日の23:45~29:00(翌朝5:00)に放送。MCは3年連続で陣内智則・若槻千夏。麒麟南海キャンディーズ千鳥笑い飯レイザーラモンがネタ組に異動。 トーナメント制が2年ぶりに復活したが、完全トーナメント制から、1回戦のみ1組につき1分ずつネタを披露して、その客席投票の上位者が準々決勝以降をトーナメントで戦っていくという、翌々年からの「FootCutバトル」の原型と言えるようなシステムへ若干リニューアルされた。優勝はとろサーモンを破ったストリーク野球ネタが観客の心を掴み、結成10年目にして初の優勝を掴んだ。

2006年

オールザッツ漫才2006’nRoll」(-ニセンロックンロール)と題し、この年にエアギターの世界チャンピオンに輝いたダイノジのおおちによるエアギター演奏をフィーチャーした幕開けとなった。昨年に引き続き陣内智則・若槻千夏のコンビがMC。 この回のトーナメント組出場芸人は、芸歴・知名度を考慮し、「トーナメント常連組」と1回のギャラが500円程度の「ワンコイン組」に分けられた。 「ワンコイン組」は放送の事前にオーディションを行い、そこから客席投票の上位3組がトーナメントに2回戦から参加できる形式。まいなすしこうロデオボックス帽子屋お松の上位3組と番組中盤に行った敗者復活戦から勝ち上がったギャロップを加えた計4組が選ばれた。 今回、準優勝のジャルジャルは、まさにダークホースからの下克上と言う予想外の結果で、観客をざわつかせた。
放送日と同日1:00-4:55、MBSラジオで「オールザッツ レイディオ ~ゴーJK!」として芸人ネタ&裏話満載の4時間の生放送を出演芸人の一部(麒麟やスムルース徳田ら)が行った(会場のUSJスタジオ内からの放送、放送時間中のMBSラジオは「オールザッツ漫才」放送エリア外からも聴取可能)
またネタ組には博多華丸・大吉、ダイノジが参加した。 トーナメントには東京からハリセンボン、平成ノブシコブシが参加した。

2007年

「オールザッツ漫才200777」と題し、大空テントによる「人間パチンコ」と、とろサーモン久保田によるマイクパフォーマンスのコラボレーションで幕を開けた。今回も5年連続で陣内智則・若槻千夏が総合司会となり、放送時間は例年よりも30分拡大した12月29日24:15~翌6:00迄の5時間45分(過去最長)であった。(このときは土曜日で従来放送している「スーパーサッカーPLUS」が前週の12月22日に年内の放送が終えている為、従来24:45~24:55に放送している「JNNニュース」をスポーツコーナーを加味した上で15分放送となり、その前(24:00~24:15)に放送した。なお、関東圏のTBSテレビでは「スーパービンゴナイト」を放送した。) また同日26:00~翌5:00迄は、TV放送中のUSJスタジオにおいて、同局のラジオ放送「オールザッツレイディオ2008」を生放送。この年からトーナメントの代わりに、各回戦ごとに客席投票の下位が脱落していく「FootCutバトル」を実施、最終3組で決勝戦が行なわれた。優勝はモンスターエンジン
例年にはないFAX紹介のコーナーが設けられ、進行は藤岡飛呂志(藤岡弘の真似)というキャラクターでなだぎ武が行なった。
この年から、ネタ組のトリはたむらけんじが務める。獅子舞の中身は西川のりおがやっていたオバQだった。陣内智則が紅白歌合戦の審査員を夫婦で出演する事にキレて(紀香だけでええやん。)、最後に白組ガンバレ!とエールを送っていた。また、NONSTYLEがネタ組に異動(ただし翌年は不参加だった為、2008年現在唯一のネタ組でのネタ披露となった)。

2008年

「オールザッツ漫才二〇〇八」と題し、天津・木村による1年の感謝を込めた「エロ詩吟」で幕を開けた。今回も6年連続で陣内智則・若槻千夏が総合司会となり、放送時間は12月29日23:30~翌5:15迄の5時間45分(昨年と同じ)であった。FootCutバトルは50組参加。ネタ組のトリはたむらけんじ。サバンナ高橋司会によるネタ裁判も行われた。ダイアンとアジアンがネタ組に昇格する一方、NON STYLEなどのM-1王者が不参加であった。CM前に芸人がやりたい事を披露した。 FootCutバトルの優勝はジャルジャル。2位クロスバー直撃、3位藤崎マーケット

この番組からの発展

派生したキャラクター・ネタ

  • 2003年レイザーラモン住谷によるハードゲイ後のHGの原型)やサバンナ高橋茂雄扮する犬井ヒロシたむらけんじの獅子舞ネタを皮切りに様々な出場芸人扮するキャラクターが地上波ではこの番組が初披露(劇場やヨシモトファンダンゴTVなどで先に披露している場合もあり)し後に発展につながっている。
  • 2005年にはザ・プラン9なだぎ武扮するディランが周囲の評判を集め、翌年の2006年にはなだぎが交際していることを公表した友近とともにディラン&キャサリン(友近)としてネタの合間のコーナーの進行をしていた。また、同年には勝山梶勝山慎司扮するキャラのムーディーソングが定評を受け、後のムーディ勝山として各方面に出るようになった。
  • 2007年は、天津・木村がエロ詩吟を披露したところ、ネタの一部に著しく卑猥な表現があり、視聴者から苦情の電話が殺到する、ネタ終了後のCM明けにお詫びのテロップが出され、MC陣も謝罪した。しかし一方でこの件が全国で話題となり、更に表現を抑えたエロ詩吟を「爆笑レッドカーペット」等で披露したところ、そこでも評価を獲得。翌年のオールザッツ漫才では、オープニングを担当した。
  • こうしたことからHGは2005年に大ブレイクし、なだぎは2007年2008年の「R-1ぐらんぷり」で優勝するなどそれぞれ快挙を成し遂げ、高橋は前者ほどではないもののこのキャラで多数のCM契約や「エンタの神様」で番組のトリを務めるほどになるなどの全国区への登竜門的な存在になりつつある。

各回の優勝者

(準優勝:ドレス※解散、現フットボールアワー岩尾の昔のコンビ)

総合司会

※吉本所属ではない若槻が司会進行役となったのは、2003年当時は異例とされたが、現在では定着している。

脚注

スタッフ

  • 構成 :かわら長介小林仁、ハスミマサオ、友光哲也、和田義浩
  • TD/SW : 竹本友亮(MBS)
  • CAM :荒木崇(MBS)
  • VE : 坂本宏聡
  • AUD :立石正治(MBS)
  • LD : 星田裕司(MBS)
  • SE :景山佳彦
  • TK : 前田典子、森田弘美
  • 美術 :マツオミツオ(MBS)、齋藤せいこ
  • タイトル : 正富大樹
  • CG : 紀野伸子
  • ディレクター : 西谷好弘、久野貴史、福本泰昌、山下純平、渡邊恒史
  • 演出 : 森貴洋(MBS)
  • AP : 米山裕子(よしもとクリエイティブ・エージェンシー
  • プロデューサー : 横田一(MBS)、村田元(MBS)、薮内美賀(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)、仲良平(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
  • 制作協力 : 吉本興業
  • 製作著作 : 毎日放送
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出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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