オリコン(Oricon)は、ヒットチャートをはじめとする
音楽情報サービスなどを提供する
日本の
企業グループ、またはグループの
持株会社である
オリコン株式会社。
代表取締役社長の小池恒は、創業者であった
小池聰行の長男。
商号の由来は
Original
Confidence(絶対的な信頼)の略から。
同社が発表するオリコンチャートは、日本で最も知名度のある音楽ヒットチャートで、日間・週間・月間など異なる集計期間、
ポップス・
演歌・
洋楽など異なるジャンル、また
DVDや
ゲームの売り上げランキングやモニター調査による
CMの好感度も発表する。
沿革
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1999年10月 - 株式会社オリコン(現オリコン・エンタテインメント株式会社)から音楽データベース・着信メロディ部門を分離する形で、株式会社おりこんダイレクトデジタルの社名で創業。
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2000年11月 - 大阪証券取引所ナスダックジャパン市場(現ヘラクレス市場)に上場。
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2001年6月 - オリコン・グローバルエンタテインメント株式会社に社名を変更、同時に株式会社オリコンを子会社化。
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2002年4月 - 着信メロディビジネスを株式会社オリコンに譲渡、株式会社オリコンからヒットチャート事業を譲受。
- 2002年7月 - 現社名に変更。
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2005年10月 - 音楽データベース事業をオリコン・マーケティング・プロモーション株式会社として分割し、オリコン株式会社は持株会社になった。
オリコンチャート
集計方法
オリコンチャートは、原則毎週月曜からの7日間の集計期間中に、
CD・DVD・書籍等の売り上げを集計するものである。日曜日に集計を締め切り、火曜日にはチャートが発表される。(ただし火曜日に閲覧できるのは携帯電話専用サイト(PCでは閲覧不可)であり、閲覧可能者は限られている。無料サイト等でのチャート形式での一般公表日は水曜日)ただし発表される数値は集計サンプルからの推定売上げ枚数である。なお、かつてはゲームソフト・レーザーディスク等の売り上げも集計していたが、2008年4月現在は集計していない。
年間チャートの集計期間
年間チャートの集計期間は11月最終週から12月第1週で、12月に発売される人気作品が翌年の年間チャートの上位に入る傾向が顕著だった(尚、1月第1週から12月第4週を集計期間として集計し直した年間チャートを掲載するメディアもあった)。
2007年からは修正され、前年の12月第3週から12月第4週までが集計期間となる。このため
2006年度の年間チャートは、2005年12月第1週から2006年12月第3週が対象となるため、実質1年1ヶ月間の集計となる。
POSシステム
集計方法は、あらかじめ決められた販売店から売り上げデータを受け取るもの
http://www.oricon.co.jp/rank/index2.html。以前は
FAXなどに頼っていたが、販売店に
POSシステムが普及したこともあり、最近ではPOSの売り上げデータによってデイリーチャートを集計している。2007年3月より、デイリーチャートでは3位まで指数を一般公表している。対象となる販売店は、ここ数年で
Amazon.co.jpなどのオンライン店舗や
アニメイト・
ゲーマーズ・
コミックとらのあななどの大手アニメショップも一部は対象には入っているが、それらに含まれない特殊なルートでの販売しかない楽曲にはオリコンチャートにランクインしないものもある。例としては、
NEWSのデビューシングル『NEWSニッポン』は
セブン-イレブン限定販売だったため、オリコンチャートにランクインしなかった。また、DVDの面では、代表的な例として「
水曜どうでしょうDVD全集」があげられる。これは特殊ルートでの販売のオリコンランクインを認める以前ではオリコン上位にランクインしていたが、
ローソンやオンラインショップのみの販売ルートなので、この方式がとられてから販売されたDVDは週売り上げ1位にもかかわらず、オリコンには掲載されなかった(「幻の1位」としてあげられることが多い)。
累計売り上げ枚数
オリコンチャートによる累計売り上げ枚数と称されるものは、チャート圏内(CDの場合、かつては週間チャート100位以内、
2002年12月以降はシングルは週間チャート200位以内、アルバムは週間チャート300位以内)の売り上げのみを単純に加算したものであり、圏外に落ちてからの売り上げは含まれていない。同業他社の
プラネット・サウンドスキャンジャパン等は一週間に1枚の売り上げでも累計売り上げ枚数に加算される。
赤丸
オリコンチャートでは、初登場や売り上げが伸びている曲を赤字で表記し、「赤丸急上昇」と呼ぶ。これらはチャート順位の浮き沈みで付けられているのではなく、前週よりも多くの枚数を売り上げた作品に付けられるもので、ごく稀にチャート順位が下がっているにもかかわらずこの現象が起きることがある。
左ページ
2004年7月までは、オリコンではCDチャートページにおいて、見開き2ページを用いて、左ページの上から下までに1位~50位を並べ、右ページの上から下までに51位から100位まで並べていたため、音楽業界において「(オリコンの)左ページ」という言葉がオリコンチャート50位以内を指す隠語として使われていた。2004年7月のリニューアルによって、ランキング表の掲載方法が変わったため、この言葉は使用されなくなった。
影響度
音楽チャート業界では、日刊レコード特信、ミュージック・ラボ(休刊)→
電波新聞、ミュージック・リサーチ(休刊)、プラネット、サウンドスキャンジャパンといった同業他社がいる(いた)ものの、オリコンチャートの影響力は大きく、
アメリカの
ビルボード誌と同様、音楽界での評価指標として真っ先に用いられる。ただしアメリカのおけるビルボードチャートの扱いとの違いは枚数以上に順位がマスコミで大きく扱われることである。そのため、オリコン上位を宣伝文句にすることを狙って有力なアーティストのCD発売が少ない週を発売日に選定するという戦略が取られることもある。
また、チャートが火曜日に発表されることから、翌日の水曜日を発売日に選定するレコード会社が多く出現した。これを受けて、
HMVでは水曜日の取得ポイントを倍にするサービスを行っている。
オリコンチャートが権威をもつようになったのは、オリコン創業者の小池聰行の尽力によるところが大きい。小池は多くの音楽メディアにオリコンチャートを掲載するよう依頼し、知名度を高めてきた。
一方1970年代~1980年代前半にかけて、一般視聴者にとってヒット曲の指標といえば一般的に『
ザ・ベストテン』等のテレビ・ラジオの
音楽番組のランキングであった。『
夕やけニャンニャン』において
おニャン子クラブ(ユニット・ソロ含む)をオリコンチャートで煽ったことにより一般視聴者にもオリコンチャートが注目されるようになった(当時オリコンチャートでの煽りに成功した要素の1つにオリコンが『ザ・ベストテン』のレコード売上部門にデータを提供していた会社の1つということもあった)。
集計対象
(正式スタート~終了)
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シングルチャート 1968年1月4日付~現在
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LPチャート 1970年1月5日付~1989年11月27日付
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CTチャート 1974年12月2日付~1995年11月27日付
- カートリッジチャート 1974年12月2日付~1978年4月24日付
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CDチャート 1984年2月6日付~1997年4月21日付
- アルバム(合算)チャート 1987年10月5日付~現在
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MDチャート 1994年頃(枚数非公表)
- ロングヒット・アルバム・カタログチャート 2001年4月2日付~現在
- : 発売から2年を経過したアルバムのみのチャート。但し、ビルボードとは異なり、カタログチャートにランクインされたアルバムが通常のアルバムチャートの集計対象外になることはない。
- カラオケチャート 1994年12月26日付~現在
- トラックスチャート 2004年9月6日付~2008年3月31日付
- : シングル・アルバムの売上やオンエア、着信メロディのダウンロード件数などを総合的に集計し算出した「楽曲」の総合チャート。ビルボードのHOT 100に相当する。
- PC音楽配信チャート 2006年10月~現在
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着うたチャート 2006年10月~現在
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着うたフルチャート 2006年10月~現在
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LDチャート 1984年2月6日付~2000年1月31日付
- セルビデオチャート 1984年2月6日付~2005年5月30日付
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DVDチャート 1999年4月5日付~現在
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VHDチャート 1984年2月6日~1989年11月27日付
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本(書籍総合・コミック・文庫)チャート 1995年2月6日付~2001年3月26日付、2008年4月3日付~現在
- ゲームソフトチャート 1995年2月20日付~2005年11月28日付
- ニューメディア(SACD・DVD-Audio)チャート 2004年1月~2005年頃
- 全ジャンル(CD(シングル・アルバム)・コミック・ビデオ・DVD・ゲーム・LD)のランキング 1999年5月24日付~2001年4月2日付
- ALL MEDIA RANKING BEST30 1999年5月24日付~7月12日付
- CROSS MEDIA RANKING BEST30 1999年7月19日付~2000年2月28日付
- レインボーランキング 30(CROSS MEDIA RANKING BEST)2000年3月13日付~2001年4月2日付
- 全ジャンルのランキングは、オリコン誌が合併号となった場合、ランキングが発表されないこともあった(2000年3月3日付など)。
- 1995年1月16日号では、シングル・アルバムの両方のチャートの掲載がなかった(CD以外のビデオ・LD・視聴率のランキングなどは掲載された)。
- 合併号の翌週号では、シングル・アルバムのチャートは2週分掲載される。
集計方法の変移
- LPチャートについては、販売枚数の減少から1988年12月5日付より50位まで、さらに翌年の1989年6月5日付より20位までの発表となったが、同年の最終週となる1989年11月27日に終了した。CTチャートも同じ理由で1993年1月11日付より50位までの発表となった。LPチャート・CTチャート終了後は、CDチャートにLP・CTの売上が加味されている(例としては1991年9月9日付のCDチャート78位にLPで先行発売された布袋寅泰の『GUITARHYTHM II』がランクインされた)。CDチャートは開始当時は30位まで、1985年4月1日付より50位まで、1986年4月7日付より100位までの発表となった。1995年12月3日付~1997年4月21日付のCDチャートは、合算チャートと全く同一のランキングである。
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2001年5月7日付から同内容で型番が異なる媒体が合算されるようになった。(累計売上ではそれ以前から合算されることも多い)
- 2002年12月2日付からシングルチャート200位、アルバムチャート300位までの売上を集計するようになった。それ以前も101位~200位の順位は発表されていたが、売上枚数は発表されていなかった。
- 2002年12月2日付からシングルチャート、アルバムチャートの集計単位が10枚単位から1枚単位に変更された。なお1984年2月6日付~1987年4月27日付のCDチャートも1枚単位の集計だった。
- 2003年2月10日付からは、シングルチャートにおいて過去に8cm盤で発売されたシングルが12cm盤で再発された場合も、すべて合算されるようになった。適用第1号はB'zの『BE THERE』~『裸足の女神』の再発。
- 2003年12月1日付からアルバムチャートに輸入盤の売上が加算されるようになった。それ以前も通常のアルバムチャートとは別個に外資系ショップチャート(1994年1月10日付~2001年4月23日付)、輸入盤チャート(2001年4月30日付~)が集計されていた。
- 近年になり、音楽配信の普及に伴ってパッケージのチャートのみでは何が本当にヒットしているのかといったことがわかりづらくなったこともあり、2006年10月にダウンロードチャートの集計が開始された。これはオリコンとネットレイティングスとの業務提携により実現したものである。しかし、CDチャートほどの知名度はなく、また各配信サイトのランキングとはかけ離れていることや無料配信音源などが完全に含まれていない、着うたなどはサビのみなどでも同一曲としてランクインされているために実際のDL数とは大幅に異なるなどの問題もある。
オリコンチャートの各種記録
シングル1位獲得曲
2008年
3月10日付までで、1050曲が1位を獲得。
※1 正式スタート以前の実験的なチャートを含めると10週連続1位(1967年11月16日付~。コンフィデンス創刊500号記念特集による)。
※2 年始初週のため第1・2週目(1月6日付~13日付)が合算。
アルバム連続1位獲得年数ランキング
2008年3月31日付け発表による。
CDチャートに関する逸話
1984年~1985年のCDチャートはまだCDが普及していなかった時代であったこともあり(週間売上33枚でランクインされたこともある)、多様なジャンルのCDがランクインしていた。オーディオ装置のチェック用CDである『スーパーオーディオチェックCD』(ソニー)がランクインされたこともある。この時期のCDチャートで累計売上の最高は
ビリー・ジョエルの『ビリー・ザ・ベスト』の37,757枚であり、週間売上の最高は
サザンオールスターズの『
KAMAKURA』の14,902枚である。また最も多くの作品をこの時期のCDチャートにランクインさせたのは
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の15作で、2位は
松田聖子の10作である。
ポータルサイト
従来からホームページにおいてオリコンチャートを中心とした情報を配信していたが、
2004年4月に広範囲な音楽情報を発信するポータルサイト「ORICON STYLE」にリニューアルした。しかし全面的に
Flashを使用した非常に重いページだったため評判が悪く、リニューアルを重ねた。
2006年頃からは意識調査に基づいた様々なランキング(音楽以外も含む)を掲載したり、オリコンチャートやアーティストのインタビューを動画で配信するなどコンテンツを拡充している。
有料情報提供サービス
サイト上で無料で参照できるチャートは一部に限定されている(週間シングル・アルバムチャートが50位までなど)。より詳細なランキングは週刊誌「oricon style」に掲載されるほか、月額999円の有料サイト「you大樹」
http://ranking.oricon.co.jp/では最新チャートの他に過去の膨大なデータベースも参照できる。
音楽配信事業
2005年3月からは
パソコン向けの
音楽配信事業にも参入し、最新ランキングからそのまま楽曲を
ダウンロードできるサービスを開始した。当初はiTunes Music Storeに匹敵する規模を目指すとしていたが、利用者数が低迷し大きな成果を挙げないまま
2006年11月に終了した。
企業グループ
- オリコン・エンタテインメント株式会社
- オリコン・リサーチ株式会社
- オリコンDD株式会社
- 株式会社oricon ME
- 株式会社オリナビ
名誉毀損訴訟
2006年11月、雑誌『
サイゾー』の記事にコメントをしたジャーナリストの
烏賀陽弘道に対して、5000万円の損害賠償を求めて名誉毀損で東京地裁に提訴した。2008年4月22日、東京地裁はオリコンの訴えを認めて烏賀陽に100万円を支払いを命じた。詳細は「
オリコン・烏賀陽裁判」を参照。
情報提供番組
現在
など
過去
など
関連項目
外部リンク
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