つくば市が運行計画し、実際の運行業務は
関東鉄道が行う。
概要
2006年
4月1日から、福祉循環バス「
のりのりバス」・コミュニティバス「
つくつくバス」を廃止した上で運行開始した。
つくば市の公式発表によれば「市内2次交通の利便性向上」のため、運行時間の拡大、ノンステップバスの導入等を行ない、また、
自動車から
バスへの転換を促すことによる交通渋滞の緩和や環境への負荷軽減を目的としている。
案内上「つくバス」(TSUKU-BUS)に名称統一されている。この愛称は公募による。
「のりのりバス」を基本として部分的に経路を修正した13の系統を中心とした全15系統により、市内のほぼ全集落をカバーする。市域の広さのため運行地域が広範囲にわたり、日本のコミュニティバスの中でも有数の運行系統数を持つ。ローカル路線の他、幹線型路線も有している点が特徴である。一部の系統は、既存のバス路線(
茨城観光自動車上郷線、
JRバス関東南筑波線)の事実上の廃止代替となっている。
運賃は均一制と区間制。将来的には独立採算を目指す。
渋滞対策の区間運休、イベント交通規制などの一部臨時運休を除き全路線・全便が年末年始などの例外無く毎日運行する。
略歴
- 2006年4月1日 - 運行開始
- 2007年4月16日 - 「つくば養護学校」停留所(地域循環5コース)を新設
- 2007年6月11日 - 飲酒運転防止策として、北部シャトルの夜間の筑波山口行きの2便を「松見公園北」に停車開始(12月31日までを予定)
- 2007年9月1日 - 運行改定(センター循環を廃止、学園南循環を新設)
運転系統・運賃
現行の運転系統
- 北部シャトル [N]
-
つくばセンター - 大穂庁舎 - 筑波庁舎 - 筑波山口
-
首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス線を市北部に延長する考えに基づいて設定され、つくばセンターでつくば駅発着のつくばエクスプレスの列車と接続している。学園東大通りなどの幹線道路を主に走行し、途中二つの市役所庁舎のみ停車する速達系統である。運賃は乗車区間により、200円・300円・400円のいずれかとなる。
- 地域循環
-
鉄道駅や市役所庁舎などの公共施設を起点とする13の循環系統がある。同じ停留所を二度通る系統がある。各系統にはA回りとB回り、さらに一部系統には通勤・通学の利便にあわせた直線的系統(S回り)を設定している。運賃は200円均一である。
- 学園南循環 [G]
- つくばセンター - つくば国際会議場 - 白畑児童公園 - 筑波宇宙センター - 梅園公園 - 茗渓学園 - 白畑児童公園 - つくば国際会議場 - つくばセンター
- 2007年9月1日開始。研究学園地区主要部の南部(梅園、東、稲荷前、二の宮)を循環するラケット状路線で、白畑児童公園以南は循環区間となり、筑波宇宙センター先回りは「A回り」、茗渓学園先回りは「B回り」となる。一周40分で、一日31便(A回り・B回り合計)運行される。運賃は、つくばセンター・つくば国際会議場の区間内相互間は100円、それ以外は200円均一となる。
廃止された運転系統
- センター循環 [C]
- つくばセンター - 吾妻小学校 - 吾妻三丁目 - つくばセンター - 竹園公園 - つくば国際会議場 - つくばセンター
- 2006年4月1日から2007年8月31日まで運行されていた。つくつくバス「センター地区循環」と同じく、つくばセンターを中心に、筑波研究学園都市センター地区を循環する都心型の路線であった。吾妻小学校先回りの「内回り」と、つくば国際会議場先回りの「外回り」がともに一周22分で一日24便、30分間隔で運転していた(目的地に辿り着けるという点では実質15分間隔)。運賃は100円均一で、一日乗車券(400円)が地域循環と共通利用できた。
使用車両
センター循環はオレンジ色を主体とした塗装の
クセニッツであったが、代車として関東鉄道のノンステップバス(中型車)が使われることも多かった。
運賃割引・乗車券類
- 運賃割引
- 小児の乗車や身体障害者手帳などを提示した場合は半額となる。
- 乗車券類
- 一日乗車券 - 400円(発行当日に限り、学園南循環と地域循環が乗り降り自由)
- 回数乗車券 - 500円(50円券11枚)、1000円(100円券11枚)、2000円(200円券11枚)の3種類
- 定期乗車券 - 通勤定期券、通学定期券、片道通学定期券、持参人式定期券(通勤)の4種類
停留所
- 名称
- 地域循環の停留所名は、基本的に地名を採用しており、のりのりバスの企業名・屋号等を付けた停留所名は継承されていない。例:のりのりバス「志ち乃」→つくバス「桜三丁目」
- 関東鉄道一般路線などと同じ地点のバス停は、のりのりバス停留所名と異なっていたものは一部を除き一般路線に併せている。例:「山崎商店」→「気象台」
- 場所
- 谷田部、桜、大穂、豊里、筑波の各庁舎停留所は庁舎敷地内にある。
- 北部シャトルの停留所は、試験停車(松見公園北)を除き、全て道路上ではない施設敷地内にある。
- バリアフリー
- 車椅子乗降可能な停留所は、つくば市バスマップ(冊子版)に記載されている。
- つくばセンターの乗り場は、北部シャトルは1番乗り場、地域循環は8番乗り場である。これらどの乗り場も、つくば駅エレベーター地上口との間は離れておらず、水平移動が可能である。
- 停留所標識板は一般路線に似た、独自のものを使用している。
- 標識板上部には「つくバス」のロゴマークの他、「つくば市」ではなく「関東鉄道」と小さく記載されている。
利用状況
2008年4月16日付でつくば市都市建設部都市整備課が公表した報道資料によると下記の通り。当初目標を大幅に上回っている。
- 利用者数合計
- 2006年度:453,373人
- 2007年度:581,356人
- 1日平均乗車人数:1588人
- 1便当たり平均乗車人数:6.4人
つくば市バスマップ
つくば市では、つくバスを中心とした市内バス路線の路線図を作成し、自治会・区会(
町内会・集落組織)を通じて各戸配布した。冊子版では、つくバス各系統ごとの路線地図、全停留所の時刻表と車椅子乗降可能停留所を記している。なお、市の庁舎及び
公民館等、つくば駅のつくば市総合案内所で配布している。現行のものは、A5版サイズでオレンジ系の色を基調としたものである。
運行事業者
関東鉄道は運行を請け負うに際して、つくバスの愛称が発表される前の2005年12月頃から、
非正規社員扱いの
運転士を自社
ウェブサイトなどで募集し、事実上の事業拡大であるコミュニティバス事業に対応した。系統により運行する営業所が異なる。
近隣市町村のコミュニティバス等
関連項目
外部リンク
つくはす
つくはす
つくはす
つくはす
----------------------------------------------
出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
ご利用上の注意